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愛知ソニア〜イナンヌが語るアヌ一族の物語ー13

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2013年02月20日

ニンマー その3



あらゆることが実はアヌンナキが蒔いた種であると、こういうこともいえるのですが、しかし私たちが地球に運んできた種は、あしきことも含めて、ポジティブなこともたくさんあります。

これを今、人間たちは、すべて神々の計画として理解するときがやってきました。それがさしずめ、今この地球でいちばん求められていることなのでしょう。

イナンナは語る


アヌ一族には、もめごとが多い、というのも、やはり、神々それぞれの個性の豊かさがゆえにである。

彼は競い合いながら、出来るだけアヌンナキの血を濃く受け継ぐ女神たちと結ばれようとした。このように、血族関係を巡る醜い争い、というのも、人間だけではなく、彼ら宇宙人もそうなのであり、地球にそれを刻印したのは彼らなのである。やがてそれが、地球に大混乱を引きおこすことになる。しかしながら一つたしかなのは、彼らはそれを予期していなかったということである。

彼らは感情体においては、肉体次元においては人間より三から四倍大柄である。とはいっても、彼らの肉体次元は三次元のとは異なることはたしかであり、地球に降り立った彼らは時にして、水たまりができるような大粒の涙を流すこともあった。

ニビル星の王であるアヌ自身は、エンキとエンリル、そしてニンマーの三人の主となるニビルの神々をもうけている。

そして、長男の水の神エンキよりも後に生まれたエンリルが、アヌ一族の王位継承者となった。そしてその子がナンナールで、彼の世継ぎとして、ウツの双子のかたわれである「イナンナ」が生まれた。よってアヌがイナンナの大祖父であり、その関係性は深く、彼はイナンナを常に丁重に扱い、女神として深く愛した。



ニンマーは後に「ニンフルサグ」と呼ばれるようになったが、この名前には“偉大なる母女神”とか、“命の母”、“山の母”といったような意味が込められている。彼女は、エジプト時代には、「ハトホル」と呼ばれた。

ハトホル神は、牛の頭を持つ女神の姿で大抵は表現されているが、これは、エンリル家のシンボルである雄牛を象徴しているともいわれている。

古代エジプトの時代にはまた、ハトホルは、癒しを司る女神として崇拝された。これが実はアンダーグラウンド的な女神信仰として発展し、後に聖母マリア信仰へと形を変えて広く受け入れられるようになる。こうして、女神的イコンは、いつの時代でも必要とされてきたのである。

ニンマー(ニンフルサグ)は、アヌンナキからも人間からも崇拝され、愛された女神であるが、イナンナは、大叔母にあたるニンマーから特別に愛され、多くの知識を授かった。

ニンフルサグは、アヌンナキを代表する遺伝子工学の一任者であり、彼女の医学的知識も豊かだった。遺伝子工学の分野においては、彼女の右に出るのは、きっと兄のエンキぐらいのものだろう。アヌは、この優秀な娘に大きな信頼をおき、ニビル星最高位のアヌンナキの地位を彼女に与えた。そしてニンフルサグも、やがて二人の兄たちと同じように地球に派遣されることになる。

アークチュール星人の母を持つニンマーは、アンツとは異なり、ニビル星人特有の派手さは無く、どちらかというと、勤勉で学者肌の存在である。アークチュール星では、もちろん彼女の母もそうだが、すべての存在たちがヒーラーであり、医者なので、あえて病人もいなければ、医者も必要ない。彼らは天使界の者たちと同様に、大きくて、白く輝く翼をもっている。ニビル星よりも高い次元にあるアークチュール星では、病や死さえが、克服されているといわれている。そんなアークチュール星人の血を引く、ニビル星人とのハイブリッドがニンマーで、ニビル星で誕生した彼女は、異次元の研究に没頭した。けれどもそんなニンマーで会っても、地球に辿り着くと、やはりアヌンナキの女神として自分の正式な後継者を残しておこうとした。

地球に移住したニンマーは、後にエンキと共に地球上で偉大なる遺伝子研究の功績を残すことになる。が園一方彼女は地球で、自らのヒーリング能力を生かし、金の発掘現場でケガをしたアヌンナキの労働者たちに手厚い看護を施した。そして、人類に命の息吹をふきかけたのも彼女だった。

次回は「エンキとエンリル」です。


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