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愛知ソニア〜アースシップ

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2014年02月27日

アースシップ

現在、夫と次男は昨年11月に大災害に襲われたフィリピンのタクロバンで復興活動のボランティア活動に参加しています。彼らが所属しているのは、「アースシップ」というグループで、いろんなエコ関連グループが現地に集まり、大規模なエコビレッジを建設するという運びらしいです。また襲ってくるかもしれない災害に対して負けない建物を世界中のブレインが集まり、実際に再建をスタートしたところです。

アメリカで現在建てられている「アースシップ」ホームの写真をいくつかと、そのコンセプトを紹介します。

「アースシップ」が素晴らしい理由

1.原始的なサステイナブル(維持可能)建築ではない。
  
  電磁場に影響されないオフグリッドを意識した建て方。 一般的にアースシップは、リサイクル素材を利用して作るので、コストがあまりかかりませんが、一見とてもゴージャスです。
  基礎は、砂や土をパンパンに詰め込んだ使い捨てタイヤを積み上げていきます。これで耐震効果と耐熱効果が抜群となります。

2.自給自足ホーム

  一年中を通して室内で収穫できる食物を育てます。これが「アースシップ」の基本です。
  現地の気候に左右されず、「アースシップ」の環境によって収穫ができます。何かあった時のためにちゃんと各自の宇宙船内で食べ物を確保できているわけです。

3.洗練された水リサイクルシステム

  どんなに厳しい気象条件でもちゃんと雨水を蓄えて、一戸がリサイクルして十分に水が供給できる最新のシステムが導入されています。「アースシップ」の屋根全体が雨水を受け取るじょうごになっていて、それが必要なときにキッチンやシャワーなどに水回りにポンプで配給できます。トイレも流した後、その水が外の植物に浸透した後、再びトイレを流すきれいな水に戻ります。完全リサイクルできる理想的な仕組みとなっています。

4.暖房冷房は不要

  「アースシップ」の素晴らしさは、なんといっても一年中22度という快適な温度が保たれることです。これは砂や土を詰めたタイヤを積み上げることで、自然にその効果が出ます。
   
5.エネルギー
  
  ソーラーパネルが各「アースシップ」に取り付けられます。
  
6.フリー

  毎月請求される電熱費、水道代から解放されます。

7.建築は至って簡単です。

  最近、カナダトロントで、三階建ての「アースシップ」を建築した夫婦は、二人だけで三か月かけて完成したといっています。

8.建築費用が安い

  シンプルなもので$7000 ぐらいで、ゴージャスなもので$70000ぐらいかかるそうです。

9.リサイクル素材を使用して建てる

  「アースシップ」を建築するのにほとんどがリサイクル素材が使われます。現在木材は世界中でも入手がだんだんと困難で、高価になってきているので、木材危機はそこまできているので、このような面でも未来は「アースシップ」の時代となるでしょう。

10.今までとはちがう考え方

  「アースシップ」を創って、オフグリッドの家に住み、リサイクルと自足自給の生活になじんでくると、当然私たちの物事の考え方も環境優先など、様々な変化が現れるでしょう。未来の人類のあり方を先取りしているのが「アースシップ」です。まずは住処といういちばん私たちにとって重要なところから変えてしまうという発想です。

日本の被災地も従来の考え方にあまり執着せずに「アースシップ」をはじめとする、近年の新しいコンセプトをもっと取り入れて、もっと安く復興活動がすすんでいけばよいのにと思います。

                               Posted by 愛知 ソニア at 13:17環境

 


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