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愛知ソニア〜イナンヌが語るアヌ一族の物語ー8

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2013年02月11日

ニビル星人の肌の色と寿命



誰も私のことを束縛できません。私の暮らしは、あなた方からすれば、まるで楽園にでもいるかのような暮らしかもしれません。そう、その頃のアヌ一族は、何にも束縛されず、自由と愛を楽しんで暮らしていたのです

イナンナは語る


美しい女神、イナンナは濃いブルーの肌の色をしている。彼女の肌の色は、床に敷かれた濃紺のラピスラズリと映えて、宮殿では皆の視線を一手に集めていた。イナンナはその視線を楽しみ、自分の美しさに陶酔した。もちろん、彼女は美しいだけでなく、自由に生きる崇高の女神として、厚い尊敬の念も受けていた。

ニビル星人の姿は人間よりもかなり大柄で、身体の作りはほとんど同じだった。肌の色はブルー系統が基本であったが、地球人の肌も微妙に色が違うように様々なブルーの色のスペクトルから成っていた。その神秘に満ちたブルーの肌は、決して絵の具の青のようなフラットなブルーではなく、内側から輝くようなトルコ色の海を感じさせる透明感がある深いブルーだった。

地球にも太古の昔からブルーの存在たちの伝説は残されている。地球人は彼らのようなブルーの肌をもつ異星人とずっと昔から遭遇していたのだ。例えば、インド神話に登場するクリシュナ神の肌の色はブルーである。クリシュナもニビル星人と同じように、そのルーツがプレアデスにあるからだ。なぜ彼らがブルーの肌を持っているかというと、体内の銅成分を増加させ、銀河の中心から降り注ぐ宇宙線から身を守るためだった。彼らの身体には、人間でいえば経絡のエネルギーのようにブルーのエネルギーが流れているのだった。

 アヌの血を受け継ぐ生粋のニビル星人の寿命は、人間からすると気が遠くなるほど長い。そもそもニビルの1年である1シャルは、地球年では3600年に相当し、ニビル星人は、ざらに100シャルは生きることができる。特にアヌとアンツのような純粋なプレアデスの血を引く者はインモータルズ(不死身の存在)に近い命が与えられている。彼らの純粋な血を引き継いだイナンナの寿命も人間には測り知れないほど長いが、人間たちの方は、そんな永久に近い命を持つ生命体が存在することを気づかれないように、短い寿命で終わるようにプログラムされていた。ニビル星人は、永遠に愛の営みを楽しみ、愛し愛されることに命を賭けていた。

次回 「アヌンナキの誕生」


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