2013年7月8日
土地私有の歴史は新しく日本と米国において100年ほど前から始まりました。
(そのほかの国は国王など歴史的支配者が国に信託し、国民は使用権の配分を受ける形態)
その土地を管理する国家もバチカンで承認されて成立する伝統は、ローマ法に由来する専制的な支配構造の上に都合よく神との契約として位置付けられていました。この違法性についてはOPPTですでに裏づけられていますので、「土地はすべての人類が自由に利用できるもの」となることは総合的な改革の進行状況の中で十分可能です。しかし、人類の意識がさらに上昇し、地球は宇宙での偉大な役割を果たすための人類と共存の関係にある偉大な生命体であることが理解できるようになった場合、これを人類が所有などするという低い次元の考え方は成立しなくなります。
また競争・略奪する今までの国家機能と概念が変わると、さらに部族・民族と言う概念も超え、古代から受け継がれている白色同胞団の原理そのもののように、宇宙から地球に移住してきた5色人種同胞すべての生命体が平和的に融合する時期をむかえられたことを人類が自ら覚知できた場合、進化のための偉大な地球との共存関係は、新たな相互関係と形態を生み出すようになります。また時期がくると宇宙の存在から提供される想像を絶する新技術がもたらされ、衣・食・住すべてがまったく変わってしまいます。すべてにおいて「所有」が不必要な環境になることが再三メッセージで伝えられています。
日本の農業コミュ二ティの重要性と、このような宇宙との関連による展望の関連性をご説明いたします。
おそらく多くの人は100年かあるいはもっと先に起きる社会の変化と説明したほうがわかりやすいかもしれませんが、まず時間の観念をはずして考える必要があります。
「今できることをすぐやる」そういう域に達したときに飢餓や殺戮などによる人類の犠牲を最小限にする大事な責任をはたすことができます。
社会のすべての仕組みは急速に終焉に向かっています。そのことを確実に理解しなければなりません。たとえば政治体制、民主主義にしても共産主義にしても思想や哲学による社会の秩序の維持はもう限界です。天の意志から長い間遊離した今の支配体制を人類はもう受け容れなくなりつつあります。地底や宇宙から派遣された多くのマスターが人類を指導してくださるようになれば、おのずと思想や哲学を超えた崇高な神意識の世界が顕現します。今までのように生まれてから死ぬまで民主主義・共産主義・社会主義などと人間の尊厳と大きく矛盾する呪文を唱える必要はなくなります。
もうすでに経済は、人間を奴隷化するためのからくりであることが明らかになりました。多くの戦争や経済犯罪者が逮捕されています。これからもこの波状は拡大し一層深部へと浄化が進むことでしょう。一人当たりの命の担保価値が仮に今までが1000万円に決められ、それでは足りず生涯巨額の借金を背負わせられていたとします。(国が何千兆円という赤字を抱えているというのは国民一人当たりと読み直すことができます。)しかし実際は逆に100億円の資産を保有しているのが正当である、というのが奴隷化の現状なのです。1000万円を担保に超高利のお金を借りることをその意志がないのに知らぬ間に強制されたようなものです。この金額はたとえ話ですが、本来正当に人類が受ける受益との間には、実際は驚くばかりの大きな開きがあります。
またご承知のように医療も教育も福祉も燦燦たる有様です。
恐怖感にさいなまれた人類は、成人病と枠組みされ、蛭やダニのように生き血を吸われても盲目的に命をゆだねています。国の医療制度も金融的にコントロールされ、医者のモラルは極度に低下し、金儲けの手先として目先の利益に魂を奪われロボット化してしまいました。
教育も宇宙の真理の探究から遠く離れ、よりよい収入を得るためと称し、企業の奴隷として終生働かされる軌道を教育に置き換えられています。古来戦争の兵士を養成するための機能が教育の裏面にまだまだ色濃く残っています。勿論教師は恐怖に怯え、教育機会の中で逃避を繰り返しています。
身障者・老人・子供など弱者への福祉は、まるで家畜並みの扱いでたらいまわしです。そうは思わない異常な社会の対処を福祉という美名に置き換えています。内容もさながら、国は本来すべて無償で対処できる経済力を十分備えているにもかかわらず、そうできないことが当たり前のように思い込んでいます。
現在のすべての社会システムは崩壊します。そのことを、どこが問題か何故そうなるのか、人類は徐々に体験しながら見守ってゆくことになります。そしてその過程でニューエルサレムの生活を創造する能力を体現してゆくようになります。
農業コミュ二ティが何故大切か、もう一度あらためてご説明します。農業も勿論たくさんの弊害があり問題だらけです。人類は今の農業を捨てなければなりません。捨て去ることが大前提です。環境問題、土地の所有権の問題も、国の統治の枠組みも解決の方向に向かいますが、それは継続される解決策ではなく崩壊する過程に過ぎません。現在のすべての社会システムは崩壊します。
これから世界は驚くようなことが次々デイスクローズされる一方、ほとんどの人は今の生活基盤から離れることが難しいと言う意識で、そこから収入を得ながら新しい時代の到来に対処してゆこうとします。そこでは様々な混乱が生じ、一つ一つの変化に一つ一つの問題が起きます。はじめは経済的な問題が中心のように思います。NESARAに期待されているように経済が第一のように安易に考えてしまいます。競争や搾取の企業活動の一員から相互扶助の共済活動に少しずつ転化してゆくにしても、精神的に多くの混乱が引き出されます。カウンセラーや霊的な指導体制を伴わなければ調和の取れた回復はなされません。
この状態は非暴力ながらちょうど国家が戦乱に巻き込まれ、生活のすべてを破壊された難民が避難する状況と同じです。不適格な企業はリーダーの意識改革が進み閉鎖されあるいは体質の改善が進みます。利益目的の団体組織は消滅してゆきます。
国家も統治体制に大幅な変革が行われます。国家の存在目的は相互扶助の本体となり相互扶助を実践する各コミュにティの補完業務が主目的になります。しかしそれもすべて一時的なことでやがて地球規模の協議会の一機関になり、地球が宇宙の一員になったときは、地球上のすべてが公的意識の個人の叡智で運営され、元の地域のものものしい自治体制は管理者として存在する価値がなくなります。
こうした変化の過程で経済的・精神的な多くの変革による難民が受け皿のない社会に流出します。セーフティネットが機能しない社会、問題をたらいまわしにする法律、自分だけよければいいという心の病などによって多くの停滞が始まります。そういう苦難を人類は歴史的にいやと言うほど経験して来ています。今現在も世界には多くの難民が困難な生活を余儀なくされています。
公的な援助を必要とする弱者に対し、国際機関や国もできなかったこと、財団やNGOなども解決できなかった問題をこの農業コミュにティによって根本的な解決の道が開かれてゆきます。
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