転載:PFC-JAPAN Official Group
The SSP and Interstellar War
Fade to Black: Jimmy Church with Corey Goode - November 29th 2016
翻訳: Shigeru Mabuchi / PFC-JAPAN Official Group
Jimmy: コーリー、フェード・トゥ・ブラックへようこそ!こんばんは。
Corey: こんばんは。
Jimmy: お元気ですか。すべてうまくいっていますか?感謝祭はどう?
Corey: 感謝祭はとてもよかったですよ。家族と楽しい時間を過ごせました。
■スティーブン・グリアの批判
Jimmy: 今夜は4部構成で聞きたいと思います。第一部はSSPの起源に関する歴史で、第二部は1980年代のSSP拡大で、第三部はあなたとSSPの最初の関わりで、第四部ではいま起きていることと、それに関わっている人や世界情勢など、そしてあなたが私たちに伝えたいことを聞きたいと思います。ところで、今週の放送内容を発表した後、スティーブン・グリアに関連したメールが大量に舞い込んできました。その殆どはスティーブンをこの番組にも登場させて、二人で徹底的に話し合うべきだという内容でした。それで私はスティーブンに連絡してみたのですが、返事は来ませんでした。彼の批判はあなたにだけでなく、トム・デロングまでにも及んだのです。そこでこれを機会に、彼があなたについてコメントしたことに対して、もしおっしゃりたいことがあれば、どうぞ話して下さい。
訳注:このインタビューの時点ではまだ公開されていませんでしたが、12月中旬に入ってからトム・デロングがカバールの部分開示シナリオの宣伝役であることが判明しました。スティーブン・グリアがその策にハマって両者を混同したのかもしれません。当然こうなれば、トム・デロングへの批判に限っていえば正当性を持ちます。もちろん、スティーブン・グリアが脅迫を受けてそういう行動を取った可能性も否定できません。
Corey: 彼が2001年に手がけた開示プロジェクトでやってきたことに敬意を払います。彼が取り上げたこの件ですが、実際に起きていることについて、私たちが真逆の意見を持っているだけにすぎません。ご存じのように、ネガティブなETの存在を語るのは無責任だと彼は考えているようです。でも、私は善良なETにも邪悪なETにも会っているので、自分の経験を語るしかないのです。
Jimmy: そうですよね。彼が返事してくるまでは、このまま放っときましょう。確かに、彼が私たちの意識を次のレベルに引き上げた事実はおっしゃる通りです。私がCE5コンタクトで奇妙な飛行物体を見た現場にはあなたもいて、一緒に見ました。ただ、心を開いていたグリアが心を閉じたことが気になります。でも、その動画での彼の言葉はきつすぎると思いました。観衆の前だったからかもしれませんが、プライベートでも彼がその理由を語ってくれるかどうか。彼の肩を持ちたくないし、あれは言い過ぎだと思います。
Corey: これについてはまた後で話しましょう。彼が返事しなかった件は気にしていませんよ。
Jimmy: そうですね。先へ進みましょう。いまこうして有名になったあなたをみると、実に不思議な一年でしたね。去年のコンシャス・ライフ・エキスポではじめて会ったとき、何千人もあなたを追っかけていました(笑)。あのデービッドウィルコックとの共同プレゼンの後、ガイアTVで脚光を浴びて、動画や公衆の前でも盛んに活動してきて、地に足がついてきましたね。そんな立派になったあなたに、今夜はすでにあなたを知っている視聴者のために突っ込んだ質問をして行きたいと思います。ただ、あなたのことがはじめてという視聴者もいるので、基本もしっかり抑えたいと思います。そこで、年代順を追って話を聞いていきます。最後は皆さんからの質問をぶつけたいと思います。用意はいいですか?
Corey: どうぞ。
■秘密宇宙プログラムの始まり
Jimmy: 公式版の秘密宇宙プログラム(SSP)が登場したのはいつでしたか。
Corey: 公式版ね。秘密宇宙プログラムと見なされるものはいくつかあります。早いものになると、1930年代や1940年代のドイツまで遡ります。のちに我々は様々な秘密組織と取引して、彼らのお下がりの技術や墜落の回収品に触れるようになりました。それから我々は自前の秘密宇宙プログラムを立ち上げて、50~60年代にはアメリカの施設で実際の取り組みが始まりました。
Jimmy: あなたがこうして話している情報はどこから来たのでしょうか。例のガラス・パッドですか。それとも地球外の誰かから聞いた情報でしょうか。
Corey: 宇宙プログラムの仕組みを理解するのに長い時間がかかりました。すべてがあまりにも区画化されているため、会話ではなかなか情報が得られませんでした。私の場合、業務の合間の待ち時間が長く、スマートガラスパッドを読む時間がたくさんありました。ですから、ガラスパッドから得た情報が多いです。
Jimmy: その中にナチスがはじめて宇宙に進出した情報はありますか。
Corey: 彼らが最初に宇宙探査の技術に取りかかったのはおそらく1930年代頃だと思います。
Jimmy: ナチスの情報はそのガラスパッドにも入っているのですか。
Corey: ええ。主にガラスパッドから得た情報ですが、時には実験室の設置の合間に、一緒にいた科学者や技術者と休憩時間に情報交換をしたりします。
■スマート・ガラスパッドとは?
Jimmy: 初めての方のために、ガラスパッドとは何か、教えてあげて下さい。
Corey: スマートガラスパッドというのは、起動されていない時はアクリル樹脂の板みたいなものです。それを五本指の上に載せて、自分の意識で念じて起動すると、透明な樹脂は不透明になり、その上に自分が主に使っている言語の文字または映像が現れます。画面からはみ出すような立体映像で、向きを変えたりできて、様々な情報が要約として表示されます。下の方には脚注があり、より科学的な考察を見ることが出来ます。
Jimmy: うらやましい!そういうことを聞きたかったのです。ところで、1930年代にナチスが始めたということですが、その時の取引相手はドラコでしたか、それともヴリル協会が始めたのでしょうか。
Corey: 彼らは自力で一定の成果を上げました。一部の科学者はエレクトログラビティ(反重力)推進につながる研究でかなりいいところまで行き着きました。そこで、テレパシーによる間接支援や、コンタクトによる直接支援が与えられました。テレパシーによる遠隔操作や指導はその後の宇宙プログラムでずっと続けられました。
Jimmy: その相手はドラコでしたか?ここは知りたいところです。
Corey: 最終的にはドラコが彼らの相手になりました。それまで、彼らは技術的な回路図を探し求めて、チベットなどを探索して、古代の写本を探していました。
Jimmy: 宇宙へ行けるようになって、彼らはすぐ月へ行けたでしょうか。
Corey: ええ、彼らは月や火星だけでなく、近くの星系へも一回調査隊を送りましたが、うまくいきませんでした。最初は殆ど何をやってもダメでした。墜落や故障でかなりの人員を失いました。
Jimmy: ヒットラーはどこまで知っていたのでしょうか。ドラコとの共同研究はヒットラーに内密でしたか。
Corey: ヒットラーはかなり知っていたようです。でも、ヒットラーの知らないいろんなところで、彼の部下は牛耳始めて物事を動かしていました。ヒットラーは南極や南米での基地や地下洞窟網については知っていたはずです。かなり知っていると思います。一部の基地は共有基地であり、基地を作る場所はドラコに指示されていました。
Jimmy: 空飛ぶ円盤に兵器を搭載して、ワシントンDCの真上まで行ってやっつけてしまえばよかったのに、なぜそれをやらなかったのでしょうか。ドラコが許さなかったのでしょうか。それとも、ヒットラーはそれができることを知らなかったのでしょうか。
Corey: 彼は知っていました。でも、空飛ぶ円盤に攻撃用の兵器を搭載するのは彼らの予想よりも難しかったのです。動力系の兵器を使うと、撃つことが出来ても、(反動で)目標を外したり、円盤を再び安定させるのに多くの問題に直面しました。エネルギタイプの(レーザー)兵器が必要でしたが、その開発を待たずに枢軸国が負けてしまいました。
Jimmy: なるほど。たとえば宇宙船に大砲を積み込んで発射すると、宇宙船のバランスが崩れるということですね。
Corey: そうです。
■月の基地
Jimmy: それなら納得できますね。ナチスが月に基地を作ったのはいつでしたか。基地の大きさは?
Corey: 月の基地は段階的に作られました。一部の映画で描かれたような大きさではありませんでした。地面に現れる部分はせいぜい港でよく見かけるコンテナほどの大きさしかありませんでした。それが複数つながっていて卍のような形をなしていました。
Jimmy: 卍の形になっていたのは本当なんですね。
Corey: ええ。彼らは最初、大きな円盤型宇宙船で基地に適した場所を探していました。すぐに、許可がなければ、歓迎されない場所が月にあることを思い知らされました。彼らは失敗しながらも、いろんな発見をして、最終的にはいくつかの古代施設を見つけて、空気を送り込んで、自分たちの基地が出来るまでそこに滞在しました。
Jimmy: つまり、最初はコンテナで作られた卍型の基地ということですね。
Corey: そんな感じです。はい。
Jimmy: 了解です。では、彼らが火星に進出したのはいつでしたか?1940年代?第二次世界大戦中でしたよね。
Corey: ええ、彼らが火星に進出して、調査隊を送り込み始めたのは39年後半から40年代の初期ころでした。彼らは近くの星系にも行こうとしましたが、結局乗組員を失ったようです。
Jimmy: 面白いですね。その火星の基地建造は月と同じように、現地の土を使ったと言っていましたよね。サンドバッグのようなバッグに土を入れて、それを積んで壁を作って塗装したという作り方でしょ?
Corey: 地表の小さな基地はそのように作られました。でも、基地の大部分は地下で作られました。数十人程度の前哨基地を作る場合は2メートルほどの大きいサンドバッグに火星の土を入れて作りました。
Jimmy: ほほぅ。
Corey: それで壁を作って塗装すると、トラック荷台面のコーティングのようになります。
Jimmy: なるほど。
Corey: それを内外でやって、内側には壁やパイプを作り、キャンピングカーのようにして、電気系統を設置します。
Jimmy: イーロン・マスクはこれを見習うべきですね、でしょ?(笑)合理的です。
Corey: そうですね。
Jimmy: こういう建て方もあるんですね。実に面白いです。
Corey: (イーロンマスクの火星探索で、火星到達後)しばらくの間はブリキ缶の中で暮らすことになりますが、環境を利用すればいろいろなものが作れるので、いろいろ試します。竹を持ってきて繁殖させて、材料にすることができるかも知れません。すでにいろんな実験が行われましたが、出来ることが多いです。
Jimmy: まったくその通りです。彼(イーロン・マスク)は火星をどの程度知っているのでしょうか。かなり詳しいと思っているようですが。もし彼が(火星で)何かを作り始めたら、それは火星既存の施設から離れて独自の場所で作りますよね?
Corey: 火星でちょっとした植民地を作るにも、当然事前の許可が必要でしょう。でなければ驚きです。
Jimmy: 面白くなりそうです。宇宙の民間利用はとても楽しみです。なにしろ、いままでずっと締め出されていたので、(イーロン・マスクの進出で)どんな展開になるのかワクワクします。
Corey: ええ、いままではこっぴどく邪魔されたからね。(笑)
■ハイジャンプ作戦~南極での米軍敗北
Jimmy: (笑)そうなんですよ。さて、第二次世界大戦の後にハイジャンプ作戦が行われました。その作戦で何が見つかり、実際に何が起きたのでしょうか。
訳注:この先の会話は余談ばかりで知らない人には分かりにくいので、簡単に説明します。Wikiでは、ハイジャンプ作戦は1946年から1947年にかけて、アメリカ海軍が行った大規模な南極観測プロジェクトとなっていますが、実際は潜水艦で南極に逃れたナチスを殲滅するために送られた大艦隊でした。結果は空飛ぶ円盤の反撃を食らって米海軍が惨敗し、余儀なく撤退しました。ナチスはアメリカの資金とインフラが欲しいため、後にワシントンDC上空でUFOの編隊飛行デモンストレーションを行い、アメリカとの共同宇宙開発を迫って公式SSPができたというのが本当の歴史でした。
Corey: 戦後、彼らは多くの情報を手に入れましたが、その多くはにわかに信じがたいものでした。ウィリアム・トンプキンスの著書にも書かれていていますが、どうやら私がガラスパッドで入手した情報は、ウィリアムが聞かされた情報と同じようです。
Jimmy: ほほぅ。
Corey: 尋常ではないですよ。
Jimmy: そこでドラコの存在が明るみに出たでしょ?ドラコはナチスに南極の基地を見せたのでしょうか。ドラコは先着していたはずです。その後はどうなりましたか。
Corey: ええ、結局ドラコはナチスを南極の地下に案内して、地下洞窟を見せました。そこで、ナチスは持っていた技術と製造能力でかなり広い基地システムを築き上げました。
Jimmy: これらの洞窟はどのように出来たのでしょうか。
Corey: その多くは火山活動や地殻活動で形成されました。そこには、引き裂かれたプレートによってできた巨大な断層構造があって、水に埋もれたものもあれば、水の入っていないものもあります。その多くは地下深くにある溶岩洞の集まりです。知らない人も多いですが、地球内部は蜂の巣状になっているのです。洞窟とトンネル網があります。自然につながったものだけでなく、古代文明によって切り出されたものも多いです。その古代文明の正体は分かっていませんが。
Jimmy: どのくらいの大きさですか。氷の下で見かけましたよね。
Corey: 氷の下でもっとも広い場所は造船所でした。多くの船が出入りしていました。そこには建造中の巨大な電磁気式潜水艦があり、上部が空いていて、部品を降ろす巨大なクレーンがいくつもありました。実際にこれらの潜水艦が断層群の中で南極の北西端から南米・中米を経由してアメリカの西海岸まで潜行したのを見かけました。
Jimmy: なぜドラコはナチスを南極の地下まで案内したのでしょうか。ナチスの悪い面に気付いていないのでしょうか。なぜ同盟を結んだのでしょうか。
Corey: そうね、この両者は実質同じ価値観、同じ目標をもっているからです。どちらも超神秘主義で世界征服の計画を持っているし、よく似たもの同士でした。
Jimmy: ドラコはナチスの素性を知っていたのでしょうか。
Corey: ドラコは元々ネガティブな種族なので、ナチスが善だろうが悪だろうがどうでもいいのです。その時、人類と接触し始めたほかの地球外存在がいました。その中にノルディック(北欧人)似のグループもいました。彼らはナチスとも、ポジティブ指向のマリア・オルシックのグループ(ヴリル協会)とも接触していました。
Jimmy: ドラコがナチスを支配したのか、それともナチスがドラコを支配したのでしょうか。
Corey: 基本的に同盟関係で、彼らは助け合っていました。究極の目標は、大量の宇宙船を作って、ドラコとともに太陽系を出て他の星系を征服することでした。ただ、表面上は協力関係でしたが、おそらくドラコは何かの企みを持っていたと思います。
Jimmy: そうでしょうね。つまり互恵関係とも言えないのですね。
Corey: ですね。
■ペーパークリップ作戦~ミイラ取りがミイラになった
Jimmy: 今度はペーパークリップ作戦について聞きましょう。ペーパークリップ作戦でアメリカに連れてきたドイツの科学者たちが、ドラコと彼らの技術を私たちに紹介してくれたのでしょうか。それとも、アメリカはすでにドラコやその活動について何らかの情報を持っていたのでしょうか。
訳注: ペーパークリップ作戦とは、戦勝国のアメリカが敗戦国のドイツの科学者人材を大挙アメリカに連れ帰る作戦のことです。
Corey: ペーパークリップ作戦の時、アメリカはすでに地球に3~4種類のET種族がいることを把握していました。アメリカが気付かなかったのは、ペーパークリップ作戦で連れてきた科学者たちはいまだにアルゼンチンや南極に移動したナチス党に献身的であり続けたことでした。
Jimmy: そういうことですね。
Corey: そのため、この科学者たちはアメリカに戦時中から潜伏していたスパイを通じて、南極やアルゼンチンの上司と連絡を取り続けていました。上司から命令を受けて情報をもらったり流したりしました。必要あらば、アメリカの技術開発を妨害していました。実験を失敗させたり、技術をダメにしました。つまり最初の頃、彼らはアメリカと敵対していたのです。そして、1952年頃だと思いますが、ハイジャンプ作戦で南極に赴いた米軍が技術的にも軍事的にも敵に太刀打ちできないこと気づくと、何もかもが一変しました。その後、ナチスの円盤がワシントンDC上空に飛来して示威行動を行ったことで、アメリカは彼らとの交渉に応じざるを得なくなりました。
Jimmy: ドラコは兵器技術を与えてくれましたか。反重力・空飛ぶ円盤・宇宙船などの地球外技術は明らかに与えてくれましたが、兵器は?
Corey: ドラコは技術をドイツに提供しただけです。ドイツはその理解不能な技術について研究・開発し、持っていた製造技術と組み合わせて、欲しいものを作り出し、さらに大量生産して実戦に配備できる形にしなければなりませんでした。
Jimmy: 第二次世界大戦の終戦時には、まだ与えられた技術を開発出来ていなかったのですね。
Corey: ええ。
Jimmy: 開発できていたら歴史は変わっていたでしょうね。あとどれくらいの段階でしたか。
Corey: かなり近づいていました。南極の地下に居たグループの協力によって完成しました。そして、侵略してきた大船団を撃退できたのです。
Jimmy: 国民はドラコのことを知っていましたか。ドイツやアメリカ以外の国は知っていたのでしょうか。
Corey: 遠い昔から、ドイツ人はオカルトの儀式を通じて、ドラコを様々な違う名前で知っていました。多くのドイツ人が古代儀式で呼び出したのは、実はレプティリアンでした。魔法や儀式によるアクセスがしばらく続いた後に技術の飛躍が起きて、スピリチュアルだけでなく、技術的にも関わるようになりました。
Jimmy: いくつか質問があります。まず、アメリカは月や火星の基地を知っていたでしょうか。二つ目は、その時に関わったのはドラコだけでしたか?ノルディックは関わりましたか?三つ目は、ノルディックはドラコと世界の同盟関係に関わっていましたか。
Corey: 一つずつでいきましょう。
Jimmy: そうですね。ドラコと世界の関係ができたとき、ノルディックは関わったでしょうか。
Corey: ええ、ノルディックはドラコとアメリカの取引関係について警告しましたが、聞いてもらえませんでした。アメリカはノルディックに対して先進的な兵器を求めていましたが、当時私たちが持っていた技術に対してスピリチュアル的に遅れていたため、断られました。その時、彼らは状況を把握していたし、私たちともやり取りしていました。人々は先にドラコが来て、後からノルディックが来たと考えがちですが、実際は同時にアプローチを受けていたのです。
Jimmy: それで、アメリカは月の基地と火星で起きていたことを知っていたのでしょうか。
Corey: 建てられたばかりの新生基地について、情報は持っていたと思います。でも、50年代になって南米の離脱ナチス集団と一緒に仕事しはじめるまでは基地の全容を知らなかったです。
Jimmy: つまり、月や火星の出来事をペーパークリップの科学者たちは知っていたのに、私たちには知らされていなかったのですね。
Corey: そうです。彼らは最初から計画の一部でした。ナチスは技術を持っていて、アメリカの強大な工業力を求めてアメリカと一緒に開発したかったのです。彼らが戦車を一台作っている間に、私たちは5台も10台も作っていたのです。彼らは私たちの産業基盤を利用して、外宇宙でさらに大きいインフラを作りたかったのです。そのために私たちの社会に潜入しました。私たちがこのナチスの離脱集団と取引を始めた頃は、彼らの組織に潜入して乗っ取るつもりでした。でも彼らは私たちの何歩も先を行っていたのです。
Jimmy: フォン・ブラウンが1969年までに私たちを月に行かせなかったのには、何か理由があったのでしょうか。月にはすでに基地がありましたよね。宇宙プログラムの公開版に対する故意の妨害でもあったのですか。
Corey: すべては区画化されていたので、フォン・ブラウンが私たちの開発していた宇宙プログラムをどこまで知っていたのか分かりませんが、私たちはアポロ計画の前からすでに月に行っていたからね。
Jimmy: そうですね。
Corey: 何もかも区画化されていましたからね。NSA、DIA や空軍諜報部から構成された軍産複合体は640~800km上空の地球軌道上にいくつかの宇宙ステーションと、それを維持管理するための相当数の三角形の最新宇宙船を持っていました。ステーションについて説明を受けたとしても、月や火星基地は一切知らされません。担当者はみな自分はトップだと言い聞かされて、その思い込みから乖離したどんな情報も受け入れようとしなくなっていました。
Jimmy: その頃、ドラコは自由に地球を離れることは出来ましたか。彼らは太陽系を繰り返し出入りしていたのでしょうか。
Corey: その頃はね。
Jimmy: 1950年代?
Corey: ええ。地球と太陽系を出入りしていました。
■ブレイン・ドレイン~国家レベルの人材誘拐
Jimmy: では少し先を進めましょう。ブレイン・ドレイン(頭脳流出)というのは?
Corey: ナチスが西側へ十分に潜入すると、宇宙でのインフラを築き始めました。その作業には人材が必要でした。それも最も優秀な人材と技術者です。そこで彼らは「まもなく小惑星が地球に衝突する。人類存続のための火星移住計画が立ち上がっていて、火星で植民地や工業施設を作る特別なチームに優秀な人材が必要なので加わって欲しい」といって、狙った人材に近づきました。
Jimmy: ブレイン・ドレインに騙された志願者が抜け出すチャンスはありますか。それとも、一度入ったら誘拐同然で奴隷みたいになるのでしょうか。
Corey: 一度入ったら、もう抜けられなくなります。彼らはエリートが避難時に利用する秘密軍事基地のパンフレットや写真を見せて、ここは火星だと偽っていろんな人を騙しました。被害者は近未来のガラス張りのエレベーターなどを見せられて、宇宙家族ジェットソン(米国のSFアニメ)みたいに暮らせると言われて、家族を連れて火星に着いたら、奴隷にされてしまったことに気付くのです。
Jimmy: 被害者数はどのくらいですか。南米からも沢山連れて行かれましたよね。
Corey: ええ、南米・アメリカ・ヨーロッパ・アジア、ありとあらゆる所から拉致しました。
Jimmy: 人数を推定するとしたらどのくらいですか。
Corey: これが数十年間も続いていて、何百万人にもなったでしょう。最初は一気に5万人連れて行かれ、その後も人数を維持するために新しい人が次々と連れて行かれ、さらに基地で生まれた子供も相当数います。
Jimmy: それは完全な片道切符なんですね。
Corey: ええ。
Jimmy: 誰も戻ってこられません。
Corey: 戻って来られないですね。
Jimmy: それだけ物騒なら、過去の失踪事件を遡って調べれば分かるかも知れませんね。それにしても、彼らはどうやってこれだけのことを隠し通してきたのでしょうか。
Corey: 失踪者が戻ってこなければ、誰もその秘密を話せません。デービッドウィルコックはこんな手口を聞いたそうです。外国での仕事を受けたというハガキを大量に書いてそれぞれの家族に送りつけるんです。そのハガキは徐々に来なくなり、全く別の人生を歩み出したと思わせたのです。そうやって人々は忘れ去られていきます。
■ソーラー・ウォーデン~太陽系防衛軍
Jimmy: 今度はソーラー・ウォーデンができた1980年代に移りましょう。何があったのですか。
訳注: ソーラーウォーデンは地球や太陽系を防衛するためのSSP内の宇宙艦隊です。
Corey: ええ、ソーラー・ウォーデンが作られました。最初に出来た乗り物は見た目だけでは非常に巨大な潜水艦でしたが、電磁気トーションエンジンを搭載していました。最初の電源はありふれた原子力発電装置でした。のちにそれがトリウム原子炉に移行して、さらに90年代後半には、それまでの巨大な発電装置から小型の零点モジュールに置き換わりました。
Jimmy: これだけ巨大な宇宙船はどこで建造したのでしょうか。
Corey: それは組み立て式で、ユタ州で作られたそうです。私が配属された宇宙船の外殻は二つのパーツで構成されていて、内装はすべてモジュール式でスライドして船内に運び込まれました。
Jimmy: 最初は一隻だけ作ったと言いましたね。
Corey: 最初は製造グループを一つだけ作り、そのグループで航空母艦を作りました。メンテナンス用に使われる小型宇宙船もありますが、母艦はは葉巻型の大型宇宙船です。
Jimmy: 宇宙船を作る船員は建造中に宇宙船に住み込みですか。
Corey: エンジニアのグループは主に船上で暮らしています。完成して船を離れるまでの間に宇宙船のシステムを勉強できますからね。
Jimmy: その宇宙船はLOCに行くのでしょ?どうやって人目に触れずに地球を離れるのでしょうか。
Corey: かなり目撃されていますよ。
Jimmy: そうなんですか。
Corey: もちろん目撃される可能性の低い時間帯に離陸しています。地表から外周軌道に乗ると、この一帯の航空管制をしている月の運営司令部に連絡して、赴任地の指示を受けます。
Jimmy: あの頃、ロシア・中国・オーストラリアやイギリスなどのレーダーはかなり広範囲をカバーしていたはずですが、月と地球を行き来したこれらの宇宙船を探知したのでしょうか。
Corey: それぞれの宇宙プログラムが発展すると彼らは気づき始めました。それで、ロシアは操作性や信頼性の高い球形宇宙船を開発し始めました。冷戦時のロシアは結局アメリカとかなり緊密な連携を取るようになりました。いわゆる「冷戦」は茶番だったと思います。
Jimmy: 最初にできたドイツの基地がそのままLOCになりましたが、なぜ新たに作り直さなかったのでしょうか。
Corey: 月では多くの宇宙人グループがそれぞれ住み分けているため、土地を手に入れるのは大変なんです。南極大陸でも各国がそれぞれの領土を支配しているように、月にいる各グループはそれぞれの領土を持っていて侵入を許さないのです。
Jimmy: 最初のドイツ基地だけは使うのを許されたということでしょうか。
Corey: ええ、それはドラコが要求を通してドイツに割り当ててもらった土地でした。
Jimmy: 1986年にあなたが 20-and-back プログラムに入った時にはすでにLOCは存在したのですね。
Corey: ええ。
■20-and-back プログラム
Jimmy: LOCは大体1981~82年でした。ところで、1986年の 20-and-back プログラムはなんでしたか。
Corey: 通常は軍関係者に与えられたプログラムでしたが、民間人のスペシャリストも必要でした。そのプログラムで、あなたは20年間宇宙に送り込まれてそこで働いた後、記憶を消されて地球に戻されます。人間が消えるわけです(笑)。帰すときに彼らはなんらかの薬剤で年齢退行を施して、連れてきた時代に送り返すのです。
Jimmy: これはもっともよく聞かれる質問だと思いますが、なぜ年齢を退行させる必要があるのでしょうか。そのままの年齢で送り返せば良かったのでは?
Corey, なんらかの取り決めがあったのです。このような方法で私のような人材を引き抜いた場合、元の時代に同じ年齢と精神状態で戻さなくてはいけないようです。理由は分かりませんが、これらのシンジケートとノルディックのグループの技術交換と関係あると思います。結果的にそれが秘密宇宙プログラムを生み出しました。
Jimmy: その時代にこの20-and-backプログラムに関わった人数は?全員が年齢退行を受けたのでしょうか。
Corey: ええ、軍関係者を含めて全員が退行を受けました。正規の兵役中に20-and-backに引き抜かれた人も記憶を消されて元居た時代に戻されました。
以下に続く