イギリスで、ホームレスの子供が60%増加
公式統計によりますと、イギリスで保守党が政権についてから6年で、ホームレスの子供が60%増加したということです。
イギリスの新聞「インディペンデント」は、公式統計により、イギリスでホームレスの世帯数が70%増加したと伝えています。
2015年、イギリスで1万9千人以上がホームレスの登録を行いました。この数は2010年にはおよそ1万2千人でした。
イギリス労働党はホームレスの数の増加は、福祉への予算削減に基づく保守派政権の政策から生じたものだと述べています。
イギリスの一部地域、とくに住宅不足に直面している首都ロンドンでは、住宅に関する法の改正により、低所得者の住宅入手の可能性が制限されています。
アメリカ・ロサンゼルスでホームレスが増加
アメリカ・ロサンゼルスのホームレス・サービス局の報告によりますと、この町のホームレスの数が増加しているということです。
フランス通信が5日木曜、伝えたところによりますと、ロサンゼルス・ホームレス・サービス局は、報告の中で、「今年、ロサンゼルスのホームレスの数は、昨年に比べておよそ6%増加し、4万6874人に達した」としました。
この報告では、「このうちの大部分、つまりおよそ3万4527人が完全な路上生活者だ」とされています。
ロサンゼルスのガルセッティ市長は、「ロサンゼルスは前例のない住宅不足に直面しており、それが市民の精神の健康に影響し、毎日、ホームレスの数が増加している」と語りました。
都市問題の専門家らは、「ホームレスへの対策は取られているが、住宅不足という根本的な問題は解消されていない」としています。