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日銀のマイナス金利に見る金融経済の現状

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2016年2月2日

日銀が発表したマイナス金利は、一般市民には直接関係が無く、金融機関が日銀に資金を預ける場合で、この政策によって銀行が日銀に預けなくなる分、資金が市場に出回るようになるデフレ対策、と言った説明が加えられていますが、スイスでは実際にはその効果が無かったと言われています。

“スライブ”を見ると、もうこのような子供だましの金融政策を行っているような国際情勢ではなく、20年以上前にすでに世界のトップ25の銀行は国際司法などの監視下にあって、それまで中央銀行システムの支配の下で行ってきた多くの違法業務が改善され、今はもう新しい金融システムに切り替えられる直前の段階にあります。日銀はむしろ既得権を維持しようとして抵抗を続けてきた筆頭で日銀総裁が巷に金融マフィアと言われるゆえんです。

ドル支配組織を解体に追い込み、アメリカ経済の衰退を演出し、その背後にいる最後の抵抗勢力によって世界の経済の混乱を乗り切る戦略が見えてきます。その抵抗勢力とは、ねじれた歴史とその曖昧さの中で生きようとするリバイヤサン【カナン伝説(聖地)と同じ起源を持つ七つの頭をもつ海の怪獣、英国ではリヴァイアサン(曖昧さ回避)という】、七つの頭を持つ最大のそして最後の海の怪獣が、西洋社会が最も恐れる隠された日本の一面です。

※ リヴァイアサン: 出典ウィキペィデア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%B3

歴史的に日本の財務省と日銀の確執は度々問題になりましたが、ある時期から財務省が角を矯めた背景には、世界の金融経済の過激な覇権争いが政権や政策に色濃く影を落としていた時期がありその余韻が続いています。

保守政治の選挙の大勝と経済の再生を強引に演出したのも、牙城の崩壊を防ごうとする苦渋の策に見えますが、目が見えない政治家・学者・評論家・マスコミなどどんな守旧勢力の子飼いがこれを守ろうとしても、時代の流れに逆らえるものではなく正義は次第に実行性を高めています。

マイナス金利は、日銀と銀行の関係を清算する段階に入ったことを意味しています。金融財政の健全化を図るために世界の中央銀行システム(FRB)の一貫であった日銀の影響力、むしろ実際はFRBをコントロールしていた日銀を世界の金融経済システムから切り離しが始まったように思います。このところのヨーロッパの経済再生の中でスイスの革新にその前例を見ることができます。また、中国に設けられたAIIB《アジアインフラ投資銀行》やSwiftに変わるFintechと言う新しい金融システムも設置されていることも拍車をかけています。

この間、日本の企業・団体・個人と言わず運用などの名目で多くの余剰金が海外に持ち出され、銀行は国民の資産の取り込みに余念がありません。一体何が起こっているのでしょうか。これはつい数年前までサブプライムをはさんで、アメリカ・ヨーロッパ・そして韓国などで起こっていた経済破綻に似ています。

歴史的に不正を整理する段階で、権力の混乱を引き起こす金銀財宝や資源など隠匿物資をいかに回収・整理するかが管財側の主な戦いでした。放漫経営の会社のように瓦解する古い組織を洗い直して、必要の無い悪質なものを摘出てゆくには、彼らの組織を維持するための経済力を削ぐ手段が有効です。歴史的な貸借関係の詐欺・略奪・隠蔽など不正の清算が主要な流れになっています。

悪質な輩は、あらゆる手段を使って返済金を用意しなければ厳しい闇の管理者の制裁を受けることになります。そのため支配下の蛸足を食い尽くしても身の安全を確保しなければなりません。例え相手が国家であろうが企業であろうが奪えるものは奪って帳尻を合わせようとしてきました。

このため数字の上の資金は十分にあっても、使用可能(国際的に承認されているもの)な年金基金などの余剰現金は、日本から海外に持ち出されています。これらの資金は当然法的に日本のそれぞれの管理者・所有者に帰属するものですから、暴力的な犯罪集団が一掃されたあかつきには、あらかじめ計画されている新しい金融経済の仕組みの中で価値ある資源として活かされることになります。

マイナス金利は、闇の金融組織が解体され消滅してゆく兆候です。しかし、法に基づく自由裁量を得た金融機関が、あるいは政府機関がこの変化にどう対応するか、今まで何十年も遅遅として進まなかった内部改革が、常に外部要因で改革されてきた、その曖昧な保身が思わぬ油断に繋がり、闇の執拗なしがみつきと、これから始まる政治の集合離散の眼くらましと無関心な市民の叫びに翻弄されないよう、個々の意識の高まりがそのまま社会で行われていると言う確信を堅持してゆきたいと思います。

 

スライヴ (THRIVE Japanese)

 


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