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中世時代の宇宙人からのメッセージ??~愛知ソニア

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2015年08月19日

知人だった故テレンス・マッケナ氏が、「これは世界七不思議のひとつだよ」と生前に教えてくれた謎の本があります。12~14世紀に書かれた本で、誰が記したか、今でも解明できません。アンドロメダ宇宙や地球にはない植物のイラストがあったりする不思議な謎の暗号で書かれた内容とイラストが載っているこの本は、長い間イエズス会によって秘密の解明研究が行なわれていました。

以下はこの不可解な本についてのhttp://nabataea.net/vintro.htmlの内容です。

誰も知らない場所で、誰も知らない時に、誰も知らない文字で書かれた書物を想像してみて欲しい。ここに誰も知らない日付で、誰も知らない場所で、誰にも知られない文字で書かれた一冊の書物がある。これは決して空想の書ではない。「ヴォイニッチ手稿(VionichManuscript)」と呼ばれる中世のいつかに何者かによって書かれたこの謎の書物は、これまで長年に渡って科学者や歴史家達を悩ませてきたのである。このヴォイニッチ手稿は1912年、イタリアのローマに程近いモンドラゴーネ寺院書庫にてアメリカの古書収集家Wilfrid M. Voynich(書物の名前は彼の名前に由来する)が発見、彼はその原稿の異常さと潜在的価値を見込んですぐにその「読めない書物」を購入したのである。彼はアメリカに持ち帰るなり、すぐにコピーを取り、古文書学者、暗号学者、歴史家、言語学者、哲学者、更には天文学者から植物学者といった様々な人々にそのコピーの解読を求め、送りつけたのである。その後ヴォイニッチ手稿は彼らの膨大な知識を動員して解読を試みたにも関わらず、その書物は"未だに読まれていない書物"のままなのである。

その手稿は少なくとも116枚のページから成っていると推測されており、現存するのはそのうち104枚である。ページのサイズは6"×9"(約15cm×約23cm)で、その内何枚かは2重もしくは3重に折りたたまれているページもあり、一番大きいページは18" × 18"(70cm × 70cm)のものもある。また中に描かれた挿絵と文字は非常に独特で、前述の通り、文字は未だに解読されていないために、挿絵がその内容の推測を助けるのみである。また、それら挿絵を見る限りこの書物はおそらく自然科学(とりわけイラストは空想と未知の植物についてが多い)について書かれた本であると推測でき、更に細かく以下のセクションに分かれているという。

1 . 天文学(占星術のシンボル挿絵入り)
2 . 生物学(幾つかの疑似解剖図と人体図のドローイング入り)
3 . 宇宙学(難解な幾何学図形入り)
4 . 薬学 (瓶と植物の部分挿絵入り)
5 . レシピ(ほとんど簡単な文章のみ)

あなたはこの書物の奇妙な文字と、ユニークな挿絵から一体何を想像できるだろうか。


文字について

文字は数種類の絵文字から構成されており、それらは一連の数種類の基本的なシンボルの組み合わせから構成されている(シンボルの数は凡そ24~36)。そして全書中で5000以上の異なる絵文字が使われているが、現在の研究ではそれらの構成が単語を形成していると見なされているという。また中には書中1度から2度しか使われない文字もあるが、単に文字の筆写ミスという見方も出来るため、それらの意味する所は定かではない。

書中で使われている単語群の分析によれば、それらは自然言語の一般的な分布に従っているものの、ラテン語、英語などの単語の平均的な長さよりも文字数が少なく、またそこから推測するにこれらの文字が省略文字で書かれた非常に古い言語で書かれた可能性を示唆している。更にそれらをハッシュ暗号、もしくは古いハミングコードとして解読を試みる事も出来るが、その場合は元になるハッシュ表が現存しなければまず解読は不可能になる。

また文章は全て異なる2種類の言語で書かれており、最初のパートは言語A、そしてここでは8AMという単語が頻繁に現れる。そして最後のセクションは同じ文字で描かれているものの、単語の分配は異なっており、そこでは8AMという単語は余り登場しなくなる。この事実は文章の主題もしくは書き方、言語あるいは暗号の強度が変化したという事と、同時にこの暗号が順応性のあるものではなく、ストリーミング暗号でも置き換え式の暗号でも無い事を指し示していると考えられるのである。

もう一つの重要な問いとして、この文章に違う言語で書かれた原本は存在するのか?という事がある。そもそも我々が見ているのは言語なのだろうか?誰かが個人的な代理文字で著した文章なのだろうか?あるいはこれはラテン語、ギリシャ語、イタリア語、ドイツ語、英語、サンスクリット語、ヘブライ語、、いずれかの言語を暗号化したものなのだろうか?誰に知る由もない。

そして更にもう一つ明らかでないのは、その文法である。単語の配列順序、単語の出現率、いずれもまだ謎が多く、明らかではないが、ひとつには、我々が知っているのは8AMが2度連続して現れることである。これはおそらく接続詞として使われていると推測できる。

平均的な単語の長さは英語やラテン語のそれより短いという事は既に述べた。これは同時にフランス語やイタリア語、ドイツ語よりも短いことを示している。しかしながら、ヘブライ語に関しては多少の可能性が考察できるだろう。初期のヘブライ語は母音を持たないというユニークな特徴があるからである。こうした特徴は単語を凡そ20%から30%短くする事が可能にする。この手稿の著者がユダヤ人、もしくはカバラかトラー(共にユダヤの神秘学)を学ぶ者だったとすれば、ヘブライ語を使うは可能だったと推測できる。またこの事から元の言語が母音を持っていない可能性は十分に推測可能である。あるいはまた、部分的に母音を抜かれたラテン語、イタリア語、フランス語、英語(あるいはその他の言語)を元にした可能性も示唆しているが、ドイツ語に関してはドイツ語の単語は大抵英語のそれよりも30%程度長いので、可能性は低いと言えるだろう。

しかし母音の省略に関していくつか注意すべき点がある。何故なら多くの西欧言語の場合、ある文字から母音を抜いた場合、残るのが一文字になる単語も多いために、意味が不明瞭になるからである。一方、セム系の言語(ユダヤ系の言語)では一般的に単語や動詞の中に発音や前置詞を組み込むために、意味は消失しないのである。また手稿の特徴(ドットの使用、単語の区切り、文書構造の欠落)からこの手稿が西暦1600年よりも古い事が推測されるという。ある研究者はこの手稿を西暦1350年前後に英国のフランシス・ベーコンの仕事であると結論付けたが、未だもって真相は明らかではない。 



 
Posted by 愛知 ソニア at 10:18 │ミステリー

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