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アセンションに共通した体験は、自分が完了したと知っていること

2015年4月8日


アダマス・セント・ジャーメインからのメッセージ

  あなたは神性と人間意識が交差するXゾーンにいます。
   そうした女性性と男性性のような、二元性のあらゆる部分が統合し始めているのをあなたは知っています。ここで重要なことは、自分自身への”信頼”です。それもやみくもな信頼ではなく、健全な信頼です。

   あなたがとても適切で自然なプロセスでくぐり抜けていることに、健全な信頼を持っていてください。「あなたもまた神である」ことを信頼してください。それを本当に、あなたの人間の意識に感じさせてください。ですがあなたにとってそれは正しいことだと感じられるでしょうか? 自らを神性へと開くことを正しいことと感じられるでしょうか? それとも行き詰まり、あるいは無限の深淵を覗き込んでいるような感じがするのでしょうか? 

   もしそうであれば深呼吸をしてください。急ぐことはありません。
   信頼はリアルなものでなければなりません。自らの神性に対する信頼は真実である必要があります。信頼を装ったり、操作することはできません。信頼とは、あなたがこれまで知っていたような外にある信念体系や、あなたがしがみつく感情的な信念などではありません。

   このすべてが、神聖な恩寵の中にあることを信頼してください。
   (上の方を指差して)、彼に、あるいは彼女にではなく、守護霊でもなくグルでもなく、あなたが信頼を置くところは”自分自身だけなのです! それはきれいな数珠でもなければ、マントラのようなものでもありません。信頼とはリアルでなければなりません。

思いやりとは、自分のあらゆる部分を受け入れること

   もう一つの要素は”思いやり”です。
   それは自分自身への思いやりです。思いやりとは、あなたのあらゆる部分を”受け入れる”ことです。あなたがこれまで投げ捨て、暗闇に追いやってきた多くの断片と部分が今あなたに戻って来ますが、彼らはあなたの思いやりを感じて受け入れられる必要があります。彼らを「お帰りなさい」と歓迎してください。信頼と同じく、それは正直でリアルなものでなければなりません。

   思いやりはまた、大きなチャレンジを伴うものです。
   あなたが自分に対して思いやりを持つようになると、自分がいかに思いやりを持ってこなかったかという、あらゆる課題が浮上してきます。それは自らに思いやりを持って対処してこなかった、あらゆるものが表面化するのです。あらゆる傷やさまざまな壊れた暗い状況が、あなたの中に浮上します。なぜかといえば結局、そういうアスペクト(座相)場面はあなたの思いやりを求めているからです。

   思いやりとは、あなたの人生に起きた最悪の出来事を見て、まったく違う見方ができる能力のことです。私の言っていることは、偽りの美点をそこに見出すということではありません。それは本当に感じること、本当に理解することを指しています。理詰めで考えず、その出来事では本当は何が起きていたのかを理解することです。実際、何がそこで起きていたのでしょうか? 

   あなたはただ一つの観点、視点からしか見てはいませんでした。
   思いやりを持つためには感情を込めて、フィーリングで見るためには観察者として、あらゆる角度から眺めて見てください。

   (キリスト教信者に向けて)あなたは長い間、十字架を携えてきましたが、本来十字架は苦しみを意味するものではありません。十字架とは神性と人間性がまさに地球で交差することを表しているのです。「X」あるいは十字架を本来の新しい視点から見てください。

   集合意識や闇の勢力、そうしたものにそそのかされた世間全体が、あなたに陰謀を企てているように感じているかもしれません。しかし実際にはそうではなく、それはあなたがあなた自身に陰謀を企てているだけなのです。それだけのことであり、問題はありません。私も自らに10万年の間、陰謀を企ててきました。

   神性は実にシンプルで美しく、純粋ですが、あなた方は神性を複雑にし、ずっと遠くに追いやり、そこに達するためには仲介者や指導者を必要とするという、商業的、宗教的な取り組みが行なわれてきました。

   目覚めると何が起こるのでしょうか? 
   あなたは再び感じ始め、フィーリングを持ち、すべての物事に対する知覚と認識を、さまざまな次元でこの「いま」に持つようになります。

   目覚めとは何でしょうか?
   それはすべてが完璧な状態であると信頼していることです。物事が不完全だという概念は間違いですが、しかしあなた方の誰もがそれを認めており黙認しています。創造とは、たとえあなたが完璧な仕方で選択しなかったとしても完璧なものなのです。

アセンションに共通した体験は、自分が完了したと知っていること

   目覚めのプロセスを引き起こすものは何でしょうか?
   書店でたまたま棚から落ちてきた本かもしれません。あるいはたまたま見た映画に刺激され、人生をまったく異なる視点で見るようになったのかもしれません。あるいは愛する人の死に直面したことが、生と死についての考えるきっかけかもしれません。

   交通事故のトラウマにより、これまでの快適な環境から抜け出ることになったのかもしれません。不意に大きな好奇心を覚えるかもしれません。このようなものはいくつもの転生にわたり、多くの生涯において醸成されてきたものですが、あなたはついにそこに繋がりました。

   次元上昇(アセンション)したマスターたちの目覚めに共通している体験は、一つには自分が完了したと知っていることです。「もう地球での経験はいい。もう繰り返し生涯を重ねるのは終わりだ。もうこれまでのようなやり方で、人と繋がりを持たなくてもいい。ディナーやパーティの席に着くのはもういい。森の中を散歩するのももう終わりだ。セックスはもういい」

   アセンションしたどのマスターたちにも、引き返してあと数回の生涯を送りたいという、非常に強烈な欲求を感じる地点があるものです。つまりこの地球という宇宙船から下船するのは、立派で聞こえはいいのですが、いざ現実にぶち当たるとなかなかそうはいかないのです。あなた方の中には、今回が最後の転生になる人々がいますが、地球には何かとても美しいものがあり、何だかんだと言っても、生きるということは喜びになり得るのです。

   すべてがうまくいく、あるいはうまくいったと分かっているところを想像できるでしょうか? 自分が望むものは本当に、何でも創造できると分かっている状態を想像できますか? 健康の心配も、死ぬことを心配しなくてもよいと想像できるでしょうか?

   この惑星はすごいところなのです。
   宇宙には多くの生命体が存在していますが、人間という生命体に及ぶものはありません。しかもアセンションの入り口になっている惑星は他にはないのです。いつかは誰もが目覚めていき、人によってはずっと後になるかもしれません。

   このようにして、あなたはスピリチュアル系のものなら何でも読み、宗教書を読み、哲学書を読みます。あらゆるチャネリングの本を読み、そしてあなたはスピリチュアルな人になります。私はもうスピリチュアルな存在だと言いますが、それがどういう意味なのかあまりよくわかっていません。でもとても良い気分で、それは名誉の印であり、自分の拠り所であり、あなたが旅の途上にあることを思い出させてくれます。この段階は数年続きます。

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book
『神性を生きる』 ジェフリー・ホップ、リンダ・ホップ著
                                ナチュラルスピリット

                            抜粋 


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