2015/03/31
17:46
AIIB創立会員国申請締め切り…日本は参加見送り
2015年03月31日15時19分 |中央日報日本語版より
中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創立会員国の申請期限である31日、日本政府が同行の創立メンバーとして参加しない立場を明らかにした。日本メディアが報じた。
NHKなど日本メディアによると、麻生太郎財務相は同日の記者会見で「(日本はAIIB参加に対して)極めて慎重な態度を取らざるをえない」と述べた。
麻生財務相は続けて「加盟国を代表する理事会がきちんと審査や個別案件の承認をし、環境、社会に対する影響への配慮が行われるなど、公平なガバナンスが参加の条件だ」として、中国側の説明が不十分であるとの認識を表明した。
日本政府報道官である菅義偉官房長官も同日の記者会見で、AIIB運営の公正性と透明性確保と関連し、「中国に対して、こうした問題提起をしているが、明確な説明は得られていない」と明らかにした。
菅官房長官は「きょうの時点では、こうしたことが明確になっていないので、日本が参加することはありえない。政府としては、特定の期限にとらわれることなく、引き続き、関係国と連携しながら中国側に働きかけをしていきたい」と伝えた。
また、菅官房長官は木寺昌人・駐中日本大使が日本が数カ月以内にAIIBに合流する可能性があると述べた英フィナンシャル・タイムズの報道については「全く事実と異なる」」と伝えた。 (転載終了)
AIIB 日本は当面参加を見送り
3月31日 5時53分|NHKより
中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行について、日本は組織運営の透明性が確保されるかどうかを確認する必要があるとして当面は参加を見送り、引き続き中国側の出方を見守るなど、慎重に判断していく方針です。
日本は、財務省を中心に国際機関が融資や投資を判断する場合、参加国の利害を調整する理事会の設置が必要だと主張し、融資や投資がどのような審査を経て決定されるのかなど中国に説明を求めてきましたが、明確な回答を得られていないとしています。
またAIIBは中国の強い発言権が予想され、日本とアメリカが中心となって設立したアジア開発銀行や世界銀行など既存の国際機関にとって、支援の枠組みを揺るがすことも懸念されるとしています。
さらに、日本を抜いて世界第2位のGDPまで成長した中国が、経済力を背景に領土問題など外交的な圧力を一層拡大しかねないという懸念もあります。
一方、政府内には、インフラ輸出の推進やAIIBの運営の透明性を確保するためにも、参加する必要があるという指摘が出ているほか、経済界からも参加に期待する声が出ています。
また中国としても、アジア開発銀行の運営などで実績のある日本の参加を望んでいるとみられています。日本は、AIIBが年内に設立されるまで参加は可能とみていて、引き続き中国側の出方を見守るとともに、日本と同様の立場を取るアメリカと緊密に情報を交換しながら、参加についてさらに慎重に判断していく方針です。(⇒ 全文)
習主席「AIIBは従来の国際金融システム破壊せず」(15/03/30)
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/N-oBVX4r3hU" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>
https://youtu.be/N-oBVX4r3hU
AIIB 豪、参加方針を正式表明 40カ国超に
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150330/mca1503300500001-n1.htm
福田元首相「参加反対する理由なくなった」
http://www.news24.jp/articles/2015/03/29/10271934.html
米財務長官、アジア投銀に世銀などと連携要請
2015年03月30日 23時27分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150330-OYT1T50113.html?from=yrank_ycont
アジア投資銀参加、欧州は「人ごと」…恨み節も
2015年03月30日 21時01分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150330-OYT1T50101.html?from=yrank_ycont
英国、ドイツ、フランス、イタリアなど主要国がそろって「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」へ参加を表明した欧州では、2010年に深刻化した債務危機の痛手が残り、経済が完全に回復していない。
主要輸出先である中国との経済関係の強化という「実利優先」で参加を決めたとみられる。
欧州で最初に参加を表明した英国のオズボーン財務相は、「世界の成長市場であるアジアで、英企業が受注や投資の機会を得られるように、つながりを強化する」と目的を説明する。AFP通信によると、経済協力開発機構(OECD)のアンヘル・グリア事務総長は、欧州諸国の参加に関し「経済政策であり外交政策ではない」と述べ、さらに「AIIBの透明性は高まるだろう」と効用を強調する。
AIIBにより中国がアジアで地政学的な影響力を強めようとしているとの懸念があるが、日本の政府関係者からは「(欧州は)域外国なので、人ごとだ」との恨み節が漏れる。(ロンドン 五十棲忠史)
2015年03月30日 21時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
豪とデンマーク、中国AIIBへの参加を申請
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150329-OYT1T50076.html?from=ycont_latest
転載元:日刊ゲンダイさんより
加と豪も「中国投資銀」参加へ 稚拙すぎる安倍外交で日本孤立
とうとう、カナダと豪州まで参加を検討しはじめた。中国政府が中心となって設立する「アジアインフラ投資銀行」への参加表明が相次いでいる。すでに、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ニュージーランド、韓国と36カ国が参加を決定。いまや、参加を拒否しているのは、アメリカと日本くらいだ。
それにしても、安倍首相の“中国包囲網外交”とは一体、何だったのか。「価値観外交だ」「地球儀を俯瞰する外交だ」などと一人前のことを口にし、50カ国以上を訪問してきたが、包囲どころか、世界中がなびいている。むしろ、日本の方が孤立している始末だ。
「安倍首相の外交は、幼稚というか稚拙すぎます。もし、中国を包囲するなら、相手が警戒しないように潜行しながら手を打ち、中国が気づいた時には包囲網を完成させている、というのが当たり前。それが外交のイロハです。なのに、安倍外交は“包囲する”と最初に宣言しているのだから話にならない。その結果、安倍首相が外国を訪問しても、その後すぐに中国が足を運び、包囲網を断ち切っている。安倍首相は外交の基本を理解できていません」(元レバノン大使の天木直人氏)
■このままでは人民元が主要通貨に
主要国が雪崩を打って「アジアインフラ投資銀行」に参加することで、この先、日本が中国に差をつけられるのは必至だ。いずれ「中国人民元」が国際主要通貨になる可能性も高い。「アジアインフラ投資銀行」が、ベトナムやカンボジアなどへの融資を、ドルではなく人民元で行えば、人民元の影響力はどんどん大きくなっていく。インフラ事業を落札した先進国の企業も、対価を人民元で受け取るようになるだろう。
「将来、ドル、ユーロ、人民元が世界の主要通貨になる可能性は高いと思います。中国政府も人民元を基軸通貨にするつもりでしょう。1990年代、かつて日本もドル、ユーロ、円を主要通貨にしようとしたが、アメリカから一喝されて腰砕けになってしまった。自主外交の中国と、対米追従外交の日本との差がハッキリ出た形です」(天木直人氏)
安倍首相は二度とエラソーに外交を口にしない方がいい。
(転載終了)
[北京3/22ロイター]
IMFとアジア開銀、アジアインフラ銀への協力姿勢を表明
AIIB創立会員国申請締め切り…日本は参加見送り
2015年03月31日15時19分 |中央日報日本語版より
中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創立会員国の申請期限である31日、日本政府が同行の創立メンバーとして参加しない立場を明らかにした。日本メディアが報じた。
NHKなど日本メディアによると、麻生太郎財務相は同日の記者会見で「(日本はAIIB参加に対して)極めて慎重な態度を取らざるをえない」と述べた。
麻生財務相は続けて「加盟国を代表する理事会がきちんと審査や個別案件の承認をし、環境、社会に対する影響への配慮が行われるなど、公平なガバナンスが参加の条件だ」として、中国側の説明が不十分であるとの認識を表明した。
日本政府報道官である菅義偉官房長官も同日の記者会見で、AIIB運営の公正性と透明性確保と関連し、「中国に対して、こうした問題提起をしているが、明確な説明は得られていない」と明らかにした。
菅官房長官は「きょうの時点では、こうしたことが明確になっていないので、日本が参加することはありえない。政府としては、特定の期限にとらわれることなく、引き続き、関係国と連携しながら中国側に働きかけをしていきたい」と伝えた。
また、菅官房長官は木寺昌人・駐中日本大使が日本が数カ月以内にAIIBに合流する可能性があると述べた英フィナンシャル・タイムズの報道については「全く事実と異なる」」と伝えた。 (転載終了)
AIIB 日本は当面参加を見送り
3月31日 5時53分|NHKより
中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行について、日本は組織運営の透明性が確保されるかどうかを確認する必要があるとして当面は参加を見送り、引き続き中国側の出方を見守るなど、慎重に判断していく方針です。
日本は、財務省を中心に国際機関が融資や投資を判断する場合、参加国の利害を調整する理事会の設置が必要だと主張し、融資や投資がどのような審査を経て決定されるのかなど中国に説明を求めてきましたが、明確な回答を得られていないとしています。
またAIIBは中国の強い発言権が予想され、日本とアメリカが中心となって設立したアジア開発銀行や世界銀行など既存の国際機関にとって、支援の枠組みを揺るがすことも懸念されるとしています。
さらに、日本を抜いて世界第2位のGDPまで成長した中国が、経済力を背景に領土問題など外交的な圧力を一層拡大しかねないという懸念もあります。
一方、政府内には、インフラ輸出の推進やAIIBの運営の透明性を確保するためにも、参加する必要があるという指摘が出ているほか、経済界からも参加に期待する声が出ています。
また中国としても、アジア開発銀行の運営などで実績のある日本の参加を望んでいるとみられています。日本は、AIIBが年内に設立されるまで参加は可能とみていて、引き続き中国側の出方を見守るとともに、日本と同様の立場を取るアメリカと緊密に情報を交換しながら、参加についてさらに慎重に判断していく方針です。(⇒ 全文)
習主席「AIIBは従来の国際金融システム破壊せず」(15/03/30)
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/N-oBVX4r3hU" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>
https://youtu.be/N-oBVX4r3hU
AIIB 豪、参加方針を正式表明 40カ国超に
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150330/mca1503300500001-n1.htm
福田元首相「参加反対する理由なくなった」
http://www.news24.jp/articles/2015/03/29/10271934.html
米財務長官、アジア投銀に世銀などと連携要請
2015年03月30日 23時27分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150330-OYT1T50113.html?from=yrank_ycont
アジア投資銀参加、欧州は「人ごと」…恨み節も
2015年03月30日 21時01分
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150330-OYT1T50101.html?from=yrank_ycont
英国、ドイツ、フランス、イタリアなど主要国がそろって「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」へ参加を表明した欧州では、2010年に深刻化した債務危機の痛手が残り、経済が完全に回復していない。
主要輸出先である中国との経済関係の強化という「実利優先」で参加を決めたとみられる。
欧州で最初に参加を表明した英国のオズボーン財務相は、「世界の成長市場であるアジアで、英企業が受注や投資の機会を得られるように、つながりを強化する」と目的を説明する。AFP通信によると、経済協力開発機構(OECD)のアンヘル・グリア事務総長は、欧州諸国の参加に関し「経済政策であり外交政策ではない」と述べ、さらに「AIIBの透明性は高まるだろう」と効用を強調する。
AIIBにより中国がアジアで地政学的な影響力を強めようとしているとの懸念があるが、日本の政府関係者からは「(欧州は)域外国なので、人ごとだ」との恨み節が漏れる。(ロンドン 五十棲忠史)
2015年03月30日 21時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
豪とデンマーク、中国AIIBへの参加を申請
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150329-OYT1T50076.html?from=ycont_latest
転載元:日刊ゲンダイさんより
加と豪も「中国投資銀」参加へ 稚拙すぎる安倍外交で日本孤立
とうとう、カナダと豪州まで参加を検討しはじめた。中国政府が中心となって設立する「アジアインフラ投資銀行」への参加表明が相次いでいる。すでに、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ニュージーランド、韓国と36カ国が参加を決定。いまや、参加を拒否しているのは、アメリカと日本くらいだ。
それにしても、安倍首相の“中国包囲網外交”とは一体、何だったのか。「価値観外交だ」「地球儀を俯瞰する外交だ」などと一人前のことを口にし、50カ国以上を訪問してきたが、包囲どころか、世界中がなびいている。むしろ、日本の方が孤立している始末だ。
「安倍首相の外交は、幼稚というか稚拙すぎます。もし、中国を包囲するなら、相手が警戒しないように潜行しながら手を打ち、中国が気づいた時には包囲網を完成させている、というのが当たり前。それが外交のイロハです。なのに、安倍外交は“包囲する”と最初に宣言しているのだから話にならない。その結果、安倍首相が外国を訪問しても、その後すぐに中国が足を運び、包囲網を断ち切っている。安倍首相は外交の基本を理解できていません」(元レバノン大使の天木直人氏)
■このままでは人民元が主要通貨に
主要国が雪崩を打って「アジアインフラ投資銀行」に参加することで、この先、日本が中国に差をつけられるのは必至だ。いずれ「中国人民元」が国際主要通貨になる可能性も高い。「アジアインフラ投資銀行」が、ベトナムやカンボジアなどへの融資を、ドルではなく人民元で行えば、人民元の影響力はどんどん大きくなっていく。インフラ事業を落札した先進国の企業も、対価を人民元で受け取るようになるだろう。
「将来、ドル、ユーロ、人民元が世界の主要通貨になる可能性は高いと思います。中国政府も人民元を基軸通貨にするつもりでしょう。1990年代、かつて日本もドル、ユーロ、円を主要通貨にしようとしたが、アメリカから一喝されて腰砕けになってしまった。自主外交の中国と、対米追従外交の日本との差がハッキリ出た形です」(天木直人氏)
安倍首相は二度とエラソーに外交を口にしない方がいい。
(転載終了)