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愛知ソニア〜イナンヌが語るアヌ一族の物語ー17

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2013年02月25日

 

アカデの港

さて、ニビル星人であり、アークチュール星人のヒーラーの血をひくニンマー
いったいどんなアヌンナキなんでしょうか?
地球に向けて出港していった神々
「アカデの港」から旅立って行きました。


art by Mara Berendt Friedman

シェム:空を飛ぶ乗り物でニビル星人の交通手段。自家用ロケットからUFOタイプまでバラエティに富んだ種類があり、やがて「マカバ」ともよばれるようになる彼らのUFO

アカデの港:アンツの宮殿が立つ丘から少し降りたところにある港。大小のシェムが地球--ニビル間を往復する賑やかなニビル星の港であり、虹のはしごの場所にも近い

デルムンの丘:「純粋な土地」という意味のニンマーの地球初の病院がある場所。エンキの協力によってニンマーが地球到着後すぐに建設した



エンキと、アヌの妃アンツから生まれたエンリル、そしてアヌとアークチュール星人との間に誕生したニンマーは、アヌの命令で相次いで(28シャルの間隔で)ニビルを去り、地球に向けて出発した。

彼らにはそれぞれの夢があった。

タイムジャンパーとしても、つまり次元空間を自由に行き来できる能力の、アヌの血をしっかり引いている三兄弟の神々が地球に下りた。

彼らにとって地球への旅は、もちろんニビルと地球という最初から異次元に存在している二つのロケーションを誰よりも早く任務についた。

下手すれば永久に、宇宙のどこかに投げ飛ばされ、あるいはどこかに封じ込められてしまう危険性は、たとえ彼らが全能の神々であってもきびしいわけである。危険きわまるその旅と冒険を、各々が各自もつテクノロジーを駆して無事地球に降りたということは明らかである。

ニンマーは、エンリルが地球に降り立つと、そのあとにアヌの勧めによって地球行きを決心した。彼女はエンキやエンリルのような好奇心や野心を地球行きに託していたわけではなかったが、彼女はただその不思議な惑星地球の生態圏を研究したいだけだった。

ニンマーは地球行きを決断したころはというと、エンキとエンリルの地球ミッションがはじまったおかげで、地球に関する興味深いデータが沢山上がっている時代であり、ちょうど地球の未来が彼らによって方向づけされようとする段階を迎えていた。

ちょうどそのころになると地球に金を採掘に来たアヌンナキたちのニーズを満たすためにニンマーは、アヌによって地球に派遣された。

のちに「すべての母」という称号を受けたアヌンナキの女神は、その母の系統を受け継いだヒーラーだった。

彼女はその母に似て、アークチュール星人のすべてを覆い込むようなみごとな、天使なみの大きな白い翼をもっていた。ときにして彼女はアヌンナキたちをその白い羽で覆うような姿で患者を治療したといわれており、
ニンマーは、アヌンナキの健康を管理する医学として、またニビルを誇る、最高位の遺伝子工学博士として、
さらには純粋なアヌの血を引鋳ている彼女をなによりも先にアヌは地球に送った。

当時ニビルでは「シェム」と呼ばれる、彼らの乗り物が地球に向けて出港する港が生まれ、そこから彼らは
荷物を積み込み、飛びたっていった。そこは「アガデの港」とよばれた。そこから地球に向けて、忙しく出港するシェムの数が増えていくうちにアカデの港は賑わい、栄えた。アカデの港はニビル星人が集う、賑やかなスポットとなって繁栄していった。

 さまざまなニビルのテクノロジーを駆使た道具や装置を積んだ大小シェムがその港から出港し、また戻ってくる。

 地球という新しい環境で生存できるとわかった彼らは、その新しい星に移り住みたいアヌンナキ志願者を毎回50名ほど乗せては地球に向けて旅立った。

アガデの港は、実はこれも女神アンツの宮殿の一部に位置し、彼女の目の届く距離にあった。その辺一帯が
煌びやかなエネルギーに包まれているのを、アンツは自分の宮廷のバルコニーから、いつもうれしそうに笑顔をうかべて見ていた。

 アカデの港は洗練されたニビルのポートタウンと発展し、アンツ自ら自身もアカデの港をよく訪れ、その港から出港していくシェムを祝福し、見守り、見送る姿も見ることができた。

アガデの港を出港していったのは、男のアヌンナキばかりではなかく、ニンマーが女神軍団を連れて地球に到着した。つまり彼女は、ニビル初の女神派遣団なのである。

ニンマーは、大勢のニビルの女性看護婦たちを連れて地球に降りたった。そのときニンマーといっしょに
地球に移住した別のアヌンナキの女神たちも、地球で自分たちが役立つように、治療や救助の仕方など、
多くの知識をアンツやニンマーから十分に訓練を受け、知識を得て派遣された。

ニビルの王アヌの娘であるニンマーは、アンツに次ぐ偉大なる女神として、地球に移住したアヌンナキたちからも崇拝される存在となった。

彼女は地球に降りたつや否や、勇敢にも初めての星である地球を探索し、その場所に病院を建てた。むろん、兄エンキの協力を得て建設されたが、そこをニンマーは「デルムン(純粋な土地)の丘」とよんだ。彼女は早速、そこでアヌンナキの治療に専念することにした。



次回は「アラルの死」


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