1/3(水) 20:08配信
日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で臨時の評議員会を開き、理事会から提案された貴乃花親方(元横綱)の理事解任について決議する。出席者の過半数が賛成すれば解任が決まる。
貴乃花親方は統率者の巡業部長でありながら、秋巡業中の昨年10月下旬に起きた元横綱日馬富士の暴行問題を相撲協会へ報告することを怠るなど、理事としての忠実義務に反するとして責任を問われており、解任は避けられない見通し。
公益財団法人の相撲協会では、理事解任の権限は評議員会にある。貴乃花親方は協会の危機管理委員会から再三要請された被害者で弟子の貴ノ岩の聞き取り調査への協力を拒み続け、騒動を長期化、深刻化させたことも問題視されており、先月28日の臨時理事会で理事解任を評議員会に提案することが全会一致で決まった。過去に協会理事が解任された例はない。
貴乃花親方は理事を解任された場合、役員待遇委員へと降格する。初場所(14日初日、両国国技館)後に予定されている年寄会による理事候補選挙には立候補できる。
最終更新:1/3(水) 20:59
時事通信