第4章 地球はあなたの家です
Ф地球を理解し、地球の内部に横たわっている秘密を理解するためには、あなた自身のなかにある謎を解くことが必要です。とくに、あなたの潜在意識における自我の根底にある謎を解く必要があります。
責任ある生き方を促すための教訓の実演は、人生劇場においてますます加速され、あなた方が開始したカルマを完了するためのドラマが演じられるでしょう。
もしもあなたが現在住んでいる場所がすきでなかったなら、すべてを見つめ直すつもりで、真心をこめて地球に語りかけてください。
貴方という存在の細胞と話をし、光をあなたのなかに入れテ、地球に向かってこういってみてください。
「私の人生において、私の力でできるかぎりあなたを体験することが私の意図することであり、喜びです。偉大な地球であるあなたにお願いします。私にとってのなぐさめと喜びと安全と、冒険のある場所を見つけるのをどうぞ手伝ってください。本来の私を発見し、家としてのあなたをよりよく知ることができる場所を探したいのです」。
地球はあなたがだれであるかを知っています。
ですから彼女に語りかけ、彼女を承認することはよいことです。
あなた方の多くは、たくさんの人たちが殺すことを選択し、戦争にいくという選択をしつづけていることに心を痛めています。
思い出してほしいのですが、このような体験の重要性を信じている人たちは、それをつくり出し、探求しつづけるでしょう。
あなた方はこれと並行した現実に存在し、かつ、このような体験を自分に引きつけないことということは可能なのです。
大掃除が進行中です。
あなた方にはそれを止めることはできません。
地球のエネルギーは加速されつつあります。
それによって存在の核心で振動するエネルギーを、また祖先の系譜に見出す真実を、あなたは現実かしていくでしょう。
今という時代はきびしい時代です。
家族や文明を代表しているシステムが崩壊して、ばらばらになっていくように見えるのですから。
うまく機能しないシステムは確かに崩壊しています。
そして、あなた方は存在の核心をぐらつかされた結果、本当に機能し、地球を尊重する何かを発見することになるでしょう。
あなたがもしも自分の家を面倒みることが出来ないのであれば、家をもつに値しないのかもしれません。
あなたの世界には、他人の世話をすることをサポートするシステムがたくさんあります。
世話をするというのはたしかに高貴なプロセスです。
しかし、多くの場合、あなたが他人のためにいつも魚をとってあげていると、彼らはあなたが魚をとってくれることに依存するようになります。
ですから他の人世話をしつづける人たちは、与えるという役割にはまってしまって、それが自分の存在価値であり目的であると思ってしまうことがよくあります。
あなた方の祖先でもある神々も、ある程度この罠にはまってしまいました。
彼らの被造物に崇められたために、このゲームによって力づけられ、非造物のために存在することにしたのです。
しかし、やがてこの神々も自分たちが罠にはまって、それ以上前進できない状態にあることに気づきました。
あなたが発見することは、地球の環境を高めて人間家族を前進させるために分かち合うのが最善です。
私たちは地球は家であるといいました。
つまり、あなたがコミットしなければならない場所であるといいました。
思い出してほしいのですが、地球は数多くの存在にとっての家でもあるのです。
あなた方はまだ会ったこともないかたちの生命体と、あなた方の現実を分かち合っているのです。
これは地球があなた方に見せてくれるであろうことのひとつです。
あなた方のいる同じ空間に、いくつかの並行次元が存在しているのでしょうか。
これらの次元を移動できるエネルギーないしは存在とは、だれなのでしょうか。
証拠がないという理由で相手にされない神話や伝説の多くは、あなた方の家についての本当の物語なのです。
地球はかけがえのない宝石です。
そして、あなた方はこの宝石にとって不可欠の鍵であると見なされています。
しかし、誤った方向に導かれた目的意識のなかで、あなた方は生命を探求する舞台である地球を尊重することなく、エゴだけをほめそやそうとしてきました。
今日、何が一番重要なのかについて、一般の人々の意識には相剋があります。
数多くの人々が、これからの数年間に家を失ったり、家を捨てたりすることになるでしょう。
それによってあなた方はより緊密な人間関係をもつようになり、人類はひとつの家族なのだと実感するようになるでしょう。
おそらくはきびしい状況に直面してあなた方が団結するとき、あなたの家族以外の人たちのことも理解できるようになるでしょう。
ほかの形態をもった生命体、さまざまな次元が開かれるなかで地球の仲間として統合されるのを待っているわけですが、やがて現実の無限の創造性と多様性を明らかにしてくれるでしょう。
地球の教えがいまあなた方にたいして開かれようとしています。
というのは、あなた方はいまそれを理解できる、きわめて重要な段階にきているからです。
あなた方は自分の家である地球を見直しつつあり、地球はそれを感じとっているのです。
地球は、「私がもっているものを求めている人間がいる」ということが解っていて、それで彼女のコードや物語を解放するのです。
あなたがほしいものについて考えてください。
地球はあなたの考えを読み取ります。
地球は生きた生物的存在です。
彼女はいきているのです。
あなたの身体のなかに住んでいて、あなたの意識的な指示を受けずにさまざまな機能を果たしている、何十億というバクテリアはあなたを必要としているのと同じように、地球はあなた方を必要としています。
ひとつの微生物は単独ではきわめて有毒であることもあります。
しかしそれが他の微生物と一緒になると、彼らは何をすべきかわかっているのです。
彼らはあなたを毒殺したりすることはありません。
すべての有毒なものを食べて、あなたが死なないようにしてくれるのです。
もしも彼らがあなた方の体内にいなかったとしたら、あなたが摂取する食べ物はあなたの身体を通過することはできません。
あなた方は、いうなれば有害な存在があなた方の身体のなかで生活することを許しているわけですが、実際のことを言えば、あなた方は彼らなしでは生きられないのです。
これと同じように、地球はあなた方およびその他のすべての生命体がいなければ生存できません。
まさにこの地球において生命がつくられています。
この太陽系においては、地球は生命の家なのです。
すなわち生命が創造される壮大な実験室です。
どうぞ地球を愛することの目的を理解してください。
あなた方が彼女に愛情を示せば、それに対して地球はあなた方が知る必要のあるものすべてを解放してくれるでしょう。
地球が威厳を持った美しさを回復した状態を想像してみてください。
深く澄みきった青空に、堂々たる樹木がブラシをかけるようになびき、雲が波のように押し寄せて巨大な頂をつり出します。
島の歌声があたり一面にひびきわたり、まるで交響曲のようです。
それぞれの音楽がただその瞬間のために演奏されます。
生き生きと感じるあり方をマスターしてください。
潜在意識の自我としまい込まれてある自分を探求しながら、あなたの生命の意味を発見してください。
あなたの存在の根っこを、まるで大蛇のように地球の記録のなかにすべりこませ、この場所の正当な住民であるあなたの家、荘厳な地球をあなたの記憶に呼び戻してください。
第4章終わり
バーバラ・マーシニアック著書
1994年 プレアデス+かく語りき