2017-11-24 20:27:23 NEW !
テーマ:報道されない真実
知らないと損「業界が仕掛けた冬の陰謀8」!
→ http://tocana.jp/2017/11/post_15144_entry.html
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知らないと損「業界が仕掛けた冬の陰謀8」!
Xマス、防寒着、年賀状…知らずにお金を使わせる冬の策略を徹底解説!
寒い冬は本当は消費も冷え込む季節。そうなると儲からないというわけで、冬にお金を使わせる陰謀が昔から数多く仕掛けられてきたので、どれだけあるか数え上げてみよう。
■1、クリスマス
アメリカ人はクリスマスでやたらとお金を使う。とにかくいろいろな人にプレゼントを贈るのだが、もちろんこれは陰謀で20世紀の初頭にアメリカのデパートが始めた習慣だ。あまりに社会に定着したのでアメリカ人はこの時期に年間の3分の1のお金を消費するようになってしまった。
他人からプレゼントされたものはたいがい趣味に合わないものだ。色のド派手なセーター、じゃらじゃらしたアクセサリー、部屋に置くにはいまひとつの下品な時計。でも心配はいらない。アメリカではプレゼントに必ず返品票が入っている。そのためクリスマスの翌日はどの小売店も返品を求める人の列ができる。
■2、返品で大儲け
返品するとお店が儲からないじゃないかって? 逆である。いらないプレゼントを返品した客は、そのお金で店内で自分にあった商品を買って帰る。これがアフタークリスマスセールで、小売店は12月26日の方が儲かるのである。
■3、お歳暮
この陰謀を日本人がマネしたのがお歳暮だ。もともと年末に本当にお世話になった人の家に“のしあわび”を持って訪問する習慣だったが、それでは儲からないためビールやハムを贈ってもいい習慣に変えた。実際に行けない家には百貨店が代わりに配達するお届け方法も考案した。お中元と並んで一年でめずらしい「定価で飛ぶように商品が売れる」イベントが完成したのだ。
■4、贈答品ばら売り半額セール
ここで売れ残った商品や返品された商品は、箱から取り出してばらして「贈答品ばら売り半額セール」が行われるが、半額になってもディスカウントストアの価格よりも高いという陰謀なので注意が必要だ。
■5、クリスマス・イブと外食
アメリカ人はクリスマスは自宅で家族と過ごす。これは宗教的な決まりごとである。それでは儲からないというので日本ではクリスマスは恋人に高価なディナーをご馳走する習慣がつくられた。
ここで問題になったのが、昭和の日本では恋人が複数人存在していたことである。そこで奥さまや本命の女の子と過ごすクリスマス以外に愛人と過ごすためのクリスマス・イブが発明された。さらに3人目の娘のためのクリスマス・イブイブが発明されたのだが、その際は「クリスマスメニューは高いから、通常メニューで食べられるイブイブを楽しもう」という言い訳もセットで用意された。
■6、年賀状
明治政府が赤字の郵便事業を黒字化するためにたくらんだのが年賀状である。実は郵便事業は今でも全体の赤字を年賀状の黒字で補てんしているらしい。実際はがき代はこの6月に値上げされたが、年賀状の時期だけは昔の52円で配達してくれる。
■7、バレンタインデー
不況に苦しんだチョコレートメーカーが編み出したのがバレンタインデーだ。この時期に年間の3分の2のチョコレートが売り上げが出るということを考えると、この陰謀がなければチョコレート市場は今の3分の1しかなかったわけである。
■8、防寒着
昔から陰謀なしに冬の方が儲かるというのがファッション業界だ。夏よりも冬の方が着る服はコートに上着と2着も多い。だからユニクロの売上も夏の四半期は3000億円だが冬の四半期は5000億円に増える。
しかしユニクロはふと気づいてしまったようだ。
「あと一枚多く着せれば、まだ儲かるじゃないか」と。そこで編み出されたのがヒートテックタイツだ。
昭和の男性が「みっともないから」という理由で履くのをやめた股引(ももひき)を、ヒートテックタイツというネーミングで履いても大丈夫な商品としてよみがえらせた。
これに味をしめて夏に復活したのがステテコである。
冬は本来は消費が冷え込む時期である。しかしざっと数えただけで8つもお金を使わせるための陰謀が世の中にあふれていることがわかった。なぜかお金が減っているのに気づいたら、そこに陰謀があることを疑ったほうがいい。
(文章=王山覚/グローバルコンサルティングファームに勤務するビジネスウォッチャー)
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