11/9(木) 8:54配信
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金融庁が、業績が悪化している複数の地方銀行を対象に、立ち入り検査を行っていることが8日、明らかになった。
低金利や人口減を背景に、地銀の経営環境は厳しくなりつつある。検査により、再編を含めた抜本的な経営改革を促し、将来にわたって財務の健全性を確保させる狙いがある。
月内に発表される「金融行政方針」で、検査の具体的な方針を説明する。
関係者によると、金融庁は先月から、数行の地銀に対する検査に着手した。いずれの地銀も、自己資本は十分で、財務上の問題はないものの、他行との競争激化などにより、融資などの本業で利益を上げられなくなっている。
金融庁の検査官が常駐し、役職員への聞き取りを行っているほか、地域の経済状況や財務書類の分析を進めている。人口減などで地域経済が縮小し、単独で生き残ることが難しいと判断すれば、他行と経営統合することも促すとみられる。
最終更新:11/9(木) 10:16
読売新聞