10/7(土) 19:51配信
第48回衆院選の公示が10日に迫った。時事通信の7日午後5時現在の集計で、選挙区、比例代表を合わせ1089人が立候補の準備を進めている。各党とも比例でさらに上積みする予定で、候補者数は最終的に前回の1191人に近づきそうだ。
3極を構成する「自民党・公明党」「希望の党・日本維新の会」「共産党・立憲民主党・社民党」のうち、自公両党は推薦候補を含め全289選挙区に擁立。他の2極は、選挙区にそれぞれ計245人、計288人を立てている。
立候補予定者の内訳は、小選挙区935人、比例単独154人。政党別では、自民294人、希望202人、公明53人、共産244人、維新52人、立憲62人、社民21人、日本のこころ2人、諸派83人、無所属76人となっている。
自民、公明両党は選挙区での競合を避け、それぞれ277人、9人を立てた。また、自民党は同党系候補が複数出馬する3選挙区で公認を見送り、選挙区支部長の前職にのみ推薦を出す形を取った。公明党は9選挙区で前職全員の当選に全力を挙げる方針で、各候補とも自民党から推薦を得た。
希望は選挙区に198人を擁立。比例単独候補を増やす考えで、新たな定数の過半数である233人以上の擁立を目指す。維新とは、それぞれ地盤とする東京都(25選挙区)と大阪府(19選挙区)ですみ分ける。
希望への合流を拒否した民進党出身者が結成した立憲民主党は、選挙区にのみ62人を立てており、比例単独で上積みを図る。共産党は多くの選挙区で野党共闘を優先して候補を取り下げ、立憲民主候補や無所属で出馬する民進系候補に譲った。社民党は19選挙区に候補を立てる。
民進党と自由党は公認候補を立てず、ともに希望、立憲民主、無所属に3分割される形となった。
比例では、地域政党「新党大地」が2ブロックに擁立。政治団体「幸福実現党」は全ブロックに候補を立てる。政治団体「支持政党なし」も東京ブロックでの候補者擁立を検討している。
今回の衆院選は、定数削減により戦後最少の定数465で争われる。小選挙区は6減の289、比例代表は4減で176。
◇各党の立候補予定者数
合計 選挙区 比例
自民 294 277 17
希望 202 198 4
公明 53 9 44
共産 244 207 37
維新 52 47 5
立憲 62 62 0
社民 21 19 2
日こ 2 0 2
諸派 83 40 43
無所属 76 76 ―
計 1089 935 154
(注)7日午後5時現在。比例は比例代表の単独候補。
最終更新:10/7(土) 20:01
時事通信