9/30(土) 20:01配信

インドネシア・バリ島のカランガスムのアグン山近くで、避難させるために鎮静剤で落ち着かせた病気のサルを運ぶNGO職員(2017年9月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アグン山(Mount Agung)の噴火の可能性が高まり十数万人が避難したインドネシアの観光地バリ(Bali)島で、残された多数の動物たちの救助にボランティアが命懸けで当たっている。
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同島の主要観光地クタ(Kuta)から約75キロのアグン山周辺では先月から揺れが観測されており、いつ噴火してもおかしくないとの専門家の警告を受けて、この約1週間で約14万4000人が避難所や親戚宅などに避難している。一方でニワトリ、ブタ、牛などの家畜や犬、野生のサルなどが、噴火が起きた際に火山灰や火山岩、高温のガスなどが降り注ぐ可能性が高い危険区域に取り残されている。
ジャカルタ動物救済ネットワーク(Jakarta Animal Aid Network)をはじめとする動物愛護団体は12人から成る緊急対応部隊を編成し、アグン山の山頂から半径9~12キロに広がる危険区域で動物たちの救出活動を行っている。
救出された動物たちは保護施設で餌を与えられ、世話されている。また飼い主たちに対しては、可能な限り動物たちに会いに来るよう呼び掛けられている。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:9/30(土) 20:04
AFP=時事