8/23(水) 19:55配信

民防空退避訓練が行われた23日午後、ソウル・明洞で公務員らが「民防」の旗を持ち、一時退避を呼びかけるが、動じない市民ら(東亜日報提供)
米韓合同軍事演習が行われている韓国で23日午後、北朝鮮のミサイル攻撃などを想定して年に数回行われている民防空退避訓練が行われた。北朝鮮が金正恩(キムジョンウン)体制下で50発以上の弾道ミサイルを発射し、その脅威に慣れっこになった市民の間では地下道などへの避難を嫌がる人々が続出した。
【写真】23日午後、民防空退避訓練で車の流れが止まったソウル・光化門の交差点(東亜日報提供)
ソウル中心部の官庁街、光化門(クァンファムン)では午後2時、空襲警報を告げるサイレンが鳴り響いた。警官らが車を路肩に寄せて停止させる一方、市職員が通行人らに地下道に設けた退避所に向かうよう促した。
だが、市職員の呼びかけを無視したり手で制したりする市民の姿が目立った。市民は15分間、退避所にとどまるルールだが、10分で外に出ることを認めた退避所もあった。繁華街の明洞(ミョンドン)など、雑踏の人々を統制できない場所もあった。
朝日新聞社
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