仮想現実の概念を科学的に解明しようとする試みは「永遠の命」の課題とも相まって、どの文化・文明にとっても、宗教・哲学・思想、科学そして包括的宇宙観とその歴史における現実の課題であり続けています。
この課題、すなわち「世界が仮想現実」という切り口から人間存在の目的を探るそういう時代が訪れたとも言いえます。
わずか近年3千年のなかでも、宗教の形態をとった伝承或いは経典が伝える教えの真髄は全て・・・例えば仏教の般若心経の主旨は「仮想現実(万華鏡を観るような)を超える意味、その方法、その時期、その心構え・・・などが唱えられています。
もちろんそのほかの道教・儒教・キリスト教・イスラム教・・・全てみなおなじ主旨で物語が構成されています。
古来はそのための「真理」を求めることが人の究極の道筋でした。
今日、この「道すなわち真理」を遠ざけて久しく科学一辺倒の風潮の中であっても、その新しい畑に新しい芽が生えてくることこそ摩訶不思議な奇跡と言えます。
これによってはるか彼方の異郷の地にあっても故里に帰る道の灯を見つけ出すきっかけを創造しています。
科学では決して解き明かし証明することは出来ませんが、身体を得て地上に生をうけた人間が全宇宙で最も尊い存在と言われてきました。あなた自身がそうであり、あなたがその機会を得ることができるわけです。そして崇高な人の存在があなた自身によって証明されるのです。
この世界が仮想現実であることを示す証明式