2014年1月12日
Part ONE of Gaia’s astrological reading for 2014
1-12-14
http://www.suzanneliephd.blogspot.co.uk/2014/01/part-one-of-gaias-astrological-reading.html
パート1 2014年ガイアの占星術的解釈
ロナルド・コール氏の2014年占星術予想
2014年のエネルギーについて
SL: ロナルド、ようこそおいでくださいました。
RC: ご紹介有難う。今日はお招きくださり、嬉しいです。
SL: では早速始めていただいて、後で質問してもいいですか?
RC: そうですね、スー、昔、数百年前のことですが、古い占星学の公理では元旦の日に惑星がとる角度がその一年の傾向やエネルギーを示す、とありました。
それが100%正しいとは言えませんが、それがしばらくの間確固とした信念体系にあったのです。だとすれば、2014年の元旦は山羊座で新月がありました。つまり太陽と月が重なった状態で、元旦には他にも山羊座に5つの惑星が位置していたのです。
SL: それは良いことではないですか…山羊座が優勢なんですね。山羊座が優勢になるって、どういうことを意味するのでしょう?
RC: 山羊座はとてもよく働くという意味を持つサインです…ビッグ・ビジネス、商業、工業・産業。政治にも関係しますし、権威の地位や権限の向上にも関係しています…その地位に就くためには、時間をかけて向上せねばならないような、そんな地位のことも指します。すぐに獲得できる地位ではなく、何年も時間をかけて到達するような地位のことです。シロイワヤギが山を歩きながら上ってゆき、頂上までジャンプしてゆくイメージです。この山羊座というサインには上昇しようとする運動性がありますから。
ただ、大規模な商業、経済とも大きく関係しています。十二宮の中でも、勤勉に働くことを示すサインなのです。時間が常に連携します。このサインは、「待てば海路の日和あり」と言うのです。ものごとを急いだりはしません。昔のイソップで、ウサギと亀の話がありましたね…最後には亀が競争に勝つという。この亀こそ、山羊座です。ゆっくりではありますが、確実に競走に勝つのです。
今年の元旦は、太陽と月が冥王星に合(コンジャンクション−互いに重なること、角度は0°)でした。太陽・月が山羊座の10度57分で重なり、冥王星は山羊座の11度にあったのです。これはとても興味深いですよ。今年はかなりパワフルで、強烈な1年となります。この山羊座のエネルギーに、冥王星の意味が重なるからです。
SL: 占星術を全く知らない人のために、冥王星の意味というのを教えていただけますか?
RC: 潜んでいたものが表面化します。隔離されていたものが露呈します。冥王星は「暴露する偉大なる者」と呼ばれていて、占星術では有能な捜査員や犯罪現場で働く優秀な人のチャートに目立つ惑星です。いわばシャーロック・ホームズのようなタイプですね。冥王星には、隠されているものを拾い上げてきて、ものごとの核心をダイレクトに掴むエネルギーがあるのです。
ですから、今年は強烈な1年となるであろうということです。強烈、という言葉が根本的にピッタリですね。
SL: 何かが露呈する時が来ていると私は思います。素晴らしい時が来ていますね。2014年はとても大事な1年になるとずっと感じていました。たくさんの秘密が公になるだろうと。ですから、あなたの占星術リーディングでその確証が得られてとても喜ばしいです。
RC: その通り。悪いことではないんです。このエネルギーは、既にエドワード・スノウデンのように国に関する人やあらゆる人々に関することを暴露する人を通して現れて始めています。今年はもっと雪だるま式に増え、さらなる真実が明らかになってゆくでしょう。
山羊座は、権力のある人々を示唆します。ビジネス・リーダーや議会のリーダー達、さらには世界中の大統領や政府リーダー達も含みます。
アメリカ合衆国は今年、とても興味深い惑星配置をとりますよ。1月はブルー・ムーンで、1月の間に新月を2回迎えます。一回目が1月1日の元旦で、2回目は1月30日です。同じ月の間に2度新月を迎えるとき、ブルー・ムーンと言うのです。満月を2回迎える時もブルー・ムーンと言うこともありますが、通常は新月か満月のどちらかを2回迎える時にブルー・ムーンと呼んでいます。
1月30日は中国の元旦でもあります。毎年、中国人は太陽と月が水瓶座で重なる日を元旦とします。それが1月30日の新月、ブルー・ムーンの日です。水瓶座の10度55分の位置です。アメリカのチャートから話題を逸らしたくはないのですが、今年は馬の年なんです。しかし、中国の占星術では、あまりプラスの年ではありません。火の馬(丙午)の年ですからね。
干支にはそれぞれ、火、土、気、水、金があります。中国にはこの5大要素があり、火の馬(丙午)を恐れる人々がいるのです。中国では、火の馬の年には子供を生むことを忌み嫌います。昔の中国の女性は、火の馬の年の間は妊娠を避けるためにできることは何でもやっていたのです。
とはいえ、今年が困難な年になるという意味ではありません。ただ中国の言い伝えによると、東洋の十二宮の全ての干支の組合せの中では最も厳しい年、ということです。
さて、では厳しいというのは何を意味するのでしょうか?恐ろしい1年にしかならない?ものごとが表面化する1年になるということでしょうか?
SL: ええ。
RC: アメリカの出生図、1776年7月4日のチャートでとても重要な角度が形成されます。我が国のこれまでの237年の間にかつて起こったことのない何かが起こるとチャートに現れています。どういうことかというと、アメリカの出生図の太陽に対し、冥王星が衝(オポジション-180°の角度になる)を形成しつつあります。実際に今年、冥王星が太陽に衝の角度をとるのです。
2014年3月13日、そして2014年5月18日も−冥王星はアメリカの出生図で太陽に対し正確に180°をとります。太陽は蟹座13度19分で、この2日とも冥王星は山羊座で13度19分に来るのです。
私は、2〜3日前にこのことをフェイスブックに投稿しました。「みんな、これは何を意味すると思う?」とだけ書いてね。するとたくさんのコメントが寄せられました。冥王星は暴露する偉大なる者、故意に隠蔽されてきたことが表沙汰になり、権力を乱用していた人々は失脚するだろう、と。人々は、真実の全容に直面せねばならなくなるでしょう。
SL: それが実現するとしたら、これ以上素晴らしいことはありませんね。
RC: ええ。私もすごいことだと思います。
SL: 真実が露呈するのは素晴らしいことですし、真実に向き合う時が来ていると思います。
RC: 来年、2015年には3つのトランシット(推移)があります。冥王星が2015年1月5日と8月18日、そして11月1日にもう一度衝(オポジション)をとり、これが最後です。ですから、アメリカの太陽にきっちりと冥王星のエネルギーが180°になるのは5回ですね。
考えてみてください、冥王星の象徴は転換だけではありません。変成を象徴します。芋虫が変態し、蝶々になる、あのエネルギーです。同じ細胞、同じ粒子パターンを保持し、新しい粒子を作りだしはしません。粒子を再配列し直し、結果として全く異なった生き物を生みだすのです。芋虫が蛹になるようにね。
ですから、冥王星は暴露するだけではなく、偉大なるトランスフォーマー(変圧器)でもあるのです。現状維持したい、変化を受け入れたくないという人々、「私は大丈夫だから」といった態度のまま変わりたくない人々にとっては…今年は大変な年となるでしょう。万物が変化のエネルギーの中にいる時に、根を張ったまま動かないでいようとするのですからね。
SL: つまり、周りは変化しているのに、世界が変わっていることを認めたくない、そんな状態にいなければいけないから?
RC: まさしく。 唯一、認めない、という態度でのみ、自分の殻、自分の世界に閉じこもることができますからね。それは健全とはいえません。惑星がこのような移行をしているのは、それなりの理由があるからです。面白いことに、237年前、ほぼ238年前ということになりますが、我が国が設立された1776年7月4日には、その出生図にこの今の時期の角度も組み込まれていたのです…つまり、2014年と2015年には、冥王星が太陽に対して180°になる、ということが含まれていました。
その頃、冥王星はまだ発見されていませんでした。1776年には誰も知らなかったのです。ですから、このエネルギーは何か新たに現れてきたもののような感じがします。太陽と月が冥王星に重なって新年が始まったということは、2014年全般について冥王星の影響がくるタイミングを影で覆っているエネルギーを示しています。アメリカだけではありません、惑星全体にとってこの新年はそうだということです。
SL: ええ、そうですね。アメリカについて、質問があります。
1) 芋虫が蝶々へと変態する過程にたとえてお話されましたが、アメリカという国で考えた時、このたとえは何を意味しますか?
2) それは、アメリカがきっかけとなって、惑星全体に変容プロセスが広がってゆく、ということになるのでしょうか?
RC: それはとても良い見方ですね。なぜなら、1月1日の新月は惑星全体で起きましたが、アメリカだけ太陽に冥王星が衝(180°)になっているからです。アメリカという個体のチャート上で、太陽に冥王星が180°を形成するというとてもパワフルで強烈な座相が現れているのです。ですから、アメリカが変化や何かを起動させる先駆け、きっかけとなるのかもしれません。
SL: では惑星はどのように蝶々に変身するのでしょう?
RC: 何か新しいものが形を成すためには、何かが全滅しなければなりません。全滅というと恐がる人がいますね、暴力や物理的な死を連想しますから。しかし、変態について考えてみたら、芋虫という形や存在は全滅しますが、死んではいないのです。不死鳥のように、姿を変えて再び出現します…それが蝶々です。ですから古いやり方、昔からの政治的腐敗、古い対処法、古くからの隠蔽、影で物事を進めるという古いやり方は、全滅せねばなりません。新たな情報の開示を進めるためにね。
SL: 私はいつも、山羊座は冬のサインととらえています。冬がきて死んだものを手放すという。そうすることで、春には新しい成長ができますから。みな、薔薇や木の枯れ枝を切り戻す時ですよね。目的を果たしたものを全て手放している。そして春が来たら、真新しいものが全く新しい、健全な形で生まれいずることができます。
RC: それは素晴らしいとらえ方ですね。とても面白い。というのも、新しい春の生を生きるためには、まさに今言われた通りの段階を踏む必要があるのです。来たる年の新しい春の成長、新しい春のエネルギーを迎え入れるのですから。 実際、本来の新年の始まりは1月1日ではなかったことをご存知ですか?本来は3月21日、太陽がおひつじ座に入る日だったんです。この日、私達は春の到来と共に新しいサイクルを始めていたんですよ。
面白いことに、今日に至るまで占星術に精通している世界中の人々が、3月21日を国際占星術の日と決めています。12宮の初めの度数…つまりおひつじ座の始めの度数を指しますから。最後の宮のうお座の最後の度数が終わり、一番始めのおひつじ座が始まる度数です。
SL: ええ。それに、うお座の時代も終わりつつありますから、良いことです。あの全ての苦痛を解放できるんですから。殉教も、犠牲者も、迫害ももうお終い。大いなる主導権、新しいパワーがあるおひつじ座に移行しましょう。
RC: 3月を第一の月とすると、9月(sept−フランス語で7)は3月から数えて7つ目の月ですね。10月(oct−8を意味する)は8つ目。11月は9つ目。イタリア語でNovaは9ですし、12月のdecはフランス語の10から由来しています。9月以降の月は、全て7、8、9、10の数字に基づいて名付けられているのです。ですから、今は1月なので1年の11カ月目にいることになります。
SL: グレゴリオ暦が制定されて時間が台無しになりましたね。あの時に変わったのでしょうか?グレゴリオ暦は、本来の時間に基づいたものではありませんでしたからね。
RC: ええ、ユリウス歴からグレゴリオ暦に切り替えられ、いつを新年の始まりとするかについても、全て改定されたのです。その結果、3月ではなく1月が始まりとなりました…3月のMarchというのは、12宮では第一の月であるサイン、Mars(火星−おひつじ座の支配星)とおひつじ座(Aries)から来ています。ものごとの移り変わりを見ると、面白いですね。私達の現在の月々の呼び方にすら、古いシステムの名残を残しているのですから。
SL: 昔のシステムは自然に由来しているでしょう。自然なサイクルなんです、冬にはみんな眠りにつく。どの植物も、あらゆる動物も冬眠をし、春には出てくる。多分、一番大きな変化が起きるとしたら、私達がまた自然の大地とよりを戻すことではないですか。
ほんの200年前のアメリカはまだ手つかずの純粋な、美しいニルヴァーナ(極楽)でした。それが、あっという間に私達はなんてことをしたんでしょう。自然との関係をすっかり断ってしまったんです。
RC: まさにそうです。あなたがその話をし出すとは興味深いですね。私もちょうど今日、同じことを考えていたのです。いったい私達はいくつの地域を汚染し、汚してきたのだろう。いったいいくつの森林地帯を場所を傷つけ、破壊してきたのだろうと… こんな短期間にね。
SL: そう。本当にあっという間ですよ。人間の時間ではなく、惑星の時間という観点から見てみると…1秒です。これだけの破壊行為を、1秒にも満たない間に行ってきた。昨夜瞑想していて、あまりにも大量の悲しみに飲みこまれてしまいました。そして内で聞こえました。それはガイアの悲しみで、彼女は悲しみを癒してほしくて人々に呼びかけているのだと。私達が惑星に行ってきた全ての恐ろしいことを、彼女はとても悲しんでいるのです。
RC: 興味深いですね。瞑想中に耳を傾け、世界をヒーリングする人々にとっては大きな焦点となるところですね。戦争があったりおぞましいことが起きた地域、何度も汚染されたりダメージを与えてしまったとわかっている地域をスポット・ヒーリング(その地域に焦点をあててヒーリングする)するためにね。 そうすることで世界全体も癒されていきます。エネルギーに焦点を向けることです。私達皆で集中してやっていけば、マインド・パワーは結集し、人類は一体化してゆきます。そして変容プロセスの起動力が高まってゆくでしょう。
SL: 全くその通り。 それに、私達の変容を冥王星が応援してくれていますから!
翻訳:Rieko