国連で核兵器禁止条約交渉 広島市長も出席
日本テレビ系(NNN) 6/16(金) 10:45配信
核兵器を法的に禁止する条約の制定を目指す2回目の交渉が15日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で始まった。会議には広島市の松井市長が出席し、禁止条約が核廃絶につながることに期待感を示した。
3月に続き2回目となる核兵器禁止条約の交渉には、80か国以上が参加する一方、アメリカなど全ての核保有国や日本などは「現実的な核廃絶につながらない」などとして今回も参加していない。
条約の草案では、「被爆者の苦しみを心に留める」とした上で、いかなる状況でも核兵器の「開発」「実験」「使用」などを禁じている。
会議初日には広島市の松井市長が参加し、条約が核廃絶につながることへ期待感を示した。
広島市・松井市長「被爆者は生きている間に核兵器の禁止を見届けたいという強い思いを持っています」
松井市長はさらに、「条約の草案が被爆者の苦しみや願いを受け止めていることを歓迎する」と述べた。
参加国は来月7日までに条約の採択を目指すが、核保有国が不参加の中で核軍縮に向けた道筋を示せるかは不透明。
最終更新:6/16(金) 11:18