第1章 ゲーム、コード、そしてマスターナンバー
◎私たちがやることは、あなた方の進化の出発点となれるイメージをつくり出すことだけです。
ゲームマスターは、地球を取り戻し、生命の価値を教えなおすために何らかの方法を考え出さなければなりませんでした。
そこで長い時間をかけて、さまざまな文明をもっと詳細な部分にいたるすべてを想像し,さまざまな星から居住者を連れてきて、これらの文明の種を地球に蒔いたのです。
星の存在の遺伝子を地球の遺伝子に合うように調整したあとでこれが実行されました。
存在とは何かについてあなたが抱いている概念を拡大し、次のように想像してみてください。
ゲームマスターの職業は、さまざまな現実を調整し、それからその現実を生命体としてさまざまな惑星に挿入することであると。
複数のゲームマスターが一緒に集まってやるのですが、それはあなた方が友だちと一緒にトランプをやったり、ラケットボールをやるのと同じようなものです。
ただ違うのは、彼らのゲームは文明の創造とかかわりあっているということだけです。
彼らは、文明のヴァリエーションが彼らがつくっている現実のなかに入るのを許すことによって世界を変えていくのです。
これらの文明は完全に衝動にもとづいて行動していきますが、すべての衝動は青写真によって提供されます。
すべての青写真が前もって作成されています。
それは、光の家族であるあなた方が自分でデザインした計画にしたがって、現在任務についているのと同じことです。
ゲームマスターは実に聡明な存在です。
彼らはゲームを考え出し、文明全体の青写真を、腕のいい職人から乞食にいたるまですべて創造するだけでなく、自分自身をも種としてその文明のなかに蒔くのです。
彼ら自身が文明と融合し、文明のなかに入って同時にその文明を創造するとき、彼らの文明が完成するということを知っているのです。
マヤ族の人々はかつてメキシコと中南米で生活していましたが、これをするのが実に上手な人々でした。
現実を混乱させ、システムからシステムへと移動する名人でした。
彼らはプレアデスの出身でしたが、プレアデスには住まず、自分自身の世界を所有していたのです。
現在マヤの人々は宇宙のあらゆる場で任務についており、数多くの世界を混乱させています。
その際に彼らはマヤ文化をたずさえテイクのですが、まるでマヤ文明は終息したのではなく、ひとつの世界から別な世界に移動したかのようです。
「マヤ」という言葉は、「現実は幻である」ことに言及した言葉です。
マヤの人々は時間の守り手として、きわめて高度な進歩をとげていたため、未来の探求者が彼らの正体を発見しようとしたときに発見に導いたリ、あるいは発見させないようにするために現実を自由に創造することができたのです。
マヤについて語られている物語の多くは、マヤの策略の一部です。
つまり幻の一部です。
あなた方が彼らの現実のなかに入って彼らの世界を旅するまでは、これは理解不可能でしょう。
エジプトの人々もそうでしたが、マヤの人々もまた彼らのやり方においてたくみな人々でした。
エジプトの人々は現実について多くの思考形態を想起し、さまざまなかたちで世界を旅することができました。
それぞれの文化はそれぞれの目的があり、それぞれ相互につながっています。
これらの文明がこの地球に存在した理由は何でしょうか。
それぞれの文明がそれぞれ異なった時代にさかえたのはなぜでしょうか。
このような質問をあなた方に探求してもらいたいと思います。
そうしてこう聞いてみてください。
「このプロセスのなかで私の役目は何だろうか」。
これらの文明は、それぞれがさかえていた次代のさまざまな時点で貿易を通して交流していました。
文明の最盛期には彼らの理想を分かち合ったのです。
これらの文明のなかには何千年と続いたものもありました。
文明がいかに豊かな層をもっているか、これでわかるのではないかと思います。
この考えを概念化するための方法として次の例を考えてみてください。
ひとつの映画が作製され、『ロッキー』のような大成功をおさめたとします。
そして『ロッキー2』、『ロッキー3』、『ロッキー4』がつぎつぎつくられます。
誰かがこれらの映画をつづけて見たとします。
するとまるでそれらの映画は連続しているように思われます。
しかし、実際にはひとつの映画がつくられ、次の映画がつくられるまでには時間のへだたりがありました。
映画をつくるには時間がかかるのですから当然です。
文明についても同じことがいえるのです。
文明の種が蒔かれ、そして次の文明をゲームマスターがつくって、つまりパート2とかパート3、パート300など作って同じ地域に挿入するまで時間がかかります。
私たちがここでいっていることは、地球のいたるところに文明が折り重なるようにあって、それがすべてつながっているということです。
この概念はいくつかの新しい考えを試してみるきっかけとなるのではないでしょうか。
私たちプレアデス人はゲームマスターのひとつの実験なのです。
ゲームマスターにはこれというかたちはありませんが、さまざまなかたちに自分をかさね合わせたり、自分を注ぎこんだりすることができるのです。
『映画の2001年宇宙の旅』や『2010年』は、ある生命形態を背後で操作している勢力があることを描き、ゲームマスターに近いものを見せてくれました。
あれはなかなか適切なたとえでしたが、しかしそれで完全というわけでは在りませんから、そのまま鵜呑みにしてはいけません。
ゲームマスターは何ものにも制限されることのない、形のない、どんなかたちにもなれる存在です。
自分が望むどんなかたちにもなることができます。
というのは、彼らは音と幾何学模様のあいだを動き、さらに音と幾何学模様を超越していくからです。
ゲームマスターは心のなかに文化のすべての青写真を思い描き、それからポータルを開けて、文字通りその文明を地球に挿入します。
それからこれらの文化が発達し成長するのにまかせ、さらにその文化が別の文化の種を蒔き、別の文化に影響をおよぼすことを許すのです。
現在の地球上には、もはや失われてしまって二度と接触することは不可能と思われている聖地や文化があります。
意識の偉大な覚醒と転換が生じるとき、これらの文化は息を吹き返し、同時にすべてが活動を開始するでしょう。
というのは、開きつつある多次元の局面に、これらの文明の青写真が再び磁力で呼び出されるからです。
ゲームマスターたちは文明の青写真をつくるのですが、さて、ここにややこしい問題があります。
ゲームマスターがひとつの文明の青写真をつくるとき、その文明にはいくつものヴァージョンがあり、それだ数多くの現実で表現されます。
ゲームマスターの仕事の一部は、これらの現実のすべてを同時にお手玉のように扱って、青写真のすべてのヴァージョンから学ぶことにあります。
それはマントをつくるのと似ています。
洋服やがひとつのマントを作り、その跡であらゆる人のニューズにこたえ、かつマントとしての本質を満たしながら、何百というマントのヴァリエーションをつくるというアイデアを思いつきます。
ゲームマスターはそういう感じで仕事をするのです。
したがって、ゲームマスターが青写真と、ひとつの言語、それを地球に移転するための方法をつくるとき、その青写真はひとつの局面だけに固定されるのではありません。
数多くの現実局面に固定されるのです。
これらの文明は、ときによってはあなた方の考古学者が考えるよりもずっと長いあいだ、あるいはそれよりも短い期間だけ継続します。
場合によっては何百年も継続しているように見えながら、実はある日の午後存在しただけ、というようなこともあり得るのです。
こうした考えは、世界拡大の旅をしているあなた方の意識でも、現在の時点ではあまりにも広大であるか、あまりにも異質すぎて理解できないかもしれません。
しかし、いつか私たちはあなた方の圧力をかけて制限の枠組みをとび越えさせる日がくるでしょう。
その結果、あなた方も「現実」というのは実際はまったく柔軟なものであることを理解するようになるでしょう。
あなた方がもっている自己存在についての境界線を押しひろげたいと思っています。
あなた方は現実であると信じているものを混乱させたいと思っています。
なぜなら、そうすればあなた方のハイヤーセルフからの情報が、次元の壁を貫いて伝わってくるのを感じることでしょうから。
私たちが地球にやってきてあなた方と話をする目的は、あなた方に存在のためのまったく新しい青写真を提供して、「ここに釘がありますよ。ツーバイフォーの角材はここですよ。こう建てればいいんですよ。それでいいんです」なんて教えるためではありません。
私たちは、あなた方の世界を再定義するためにきているのではありません。
私たちは、あなた方がこれまでそのなかで生きてきた青写真を焼き捨てるのを手伝い、新しい家を建てるうえでのきわめて一般的な法則について提案するためにきているのです。
全体を貫いている考えは、あなたが考えられることはなんでも創造できるということです。
それが私たちの目的の本質です。
あなた方がみずからを解放してこの壮大な概念を体験することによって、やがてあなた方の脳のすべての機能を回復させるというのが私たちの意図です。
本来のあなたに開かれつつあるこの素晴らしい自由が与えられるとき、あなた方はやがて自分自身の内部に偉大なコードを解放することになるでしょう。
これらのコードは、多くの存在が探し求めている現実に貴重なデータなのです。
あなた方の惑星には黄金や古代の芸術品を探し回っている宝物のハンターがいます。
私たちもまた、いうなれば宝物のハンターで、時間の回廊のなかでゲームをしているのです。
私たちが探しているコードとマスターナンバー〔すべての錠をあけられるナンバー〕は、人間の内部に貯蔵されている幾何学の公式と知性の組み合わせです。
もちろん、人間はこの生きた図書館のデザインの欠かせない一部です。
生きた図書館におけるあらゆる生命体にはそれぞれの目的があり、膨大な量のデータがその内部に貯蔵されています。
人間の肉体の内部には、宇宙全体に存在する知的な生命体を複製するための公式が入っています。
これを感じてみてください。
進化した12の束からなる人間の内部には、この宇宙の人間以外の生命体をつくるための公式が入っているのです。
他の知的生命体は地球をデザインしたとき、地球創造の理由を理解することができました。
彼らはいつか自分たちの文明がすべて破壊されてしまうかもしれないということを理解し、それをすべて失いたくないと思ったのです。
そこですべての存在のための図書館がつくられ、どの図書館もそれぞれのデータで満たされました。
図書館をつくった知的な生命体はみな自分という存在を尊重し、彼らの文明を大切なものと見なしていました。
彼らは自分たちの文明がどのように構成されているかを理解していました。
そして生命を尊重していました。
特定の波動をもったコードを出すことができる人の数が臨界点に達すると、マスターナンバーが完成します。
マスターナンバーによって時間の鍵をそれぞれの文明にかけることができ、それによって破壊的なエネルギーに対する免疫性ができるのです。
しかし、破壊的なエネルギーは、この全体のプロセスを創造するためにはそもそも必要なものです。
それでゲームができるのですから。
この宇宙においては、2元性と2極性は、自由意思を最大限の可能性まで高めるため欠かせないものです。
2元性のそれぞれの部分が原動力になって、それぞれの姿を相手に映し出し、その結果、2極に分かれていたものがやがて統合されることになるのです。
現実はさまざまな層から出来上がっており、常に新しいヴァージョンを生み出しているため、瞬間ごとに変ってゆきます。
あなた方の宇宙の鼓動は大きな変化を体験しつつあります。
現在、癒しを創造して、地球をある波動の周波数に合うように回復させようとする動きがあります。
さまざまな存在が地球に戻り、地球に住み、彼らの星の意識を地球にもたらすようなると、やがて地球はこれまでとは非常に異なったコロニーとして、ふたたびしっかりと確立されるでしょう。
地球は非常な喜び、調和、協力、統一の気分に満ち溢れ、すべての存在にとってより大きな機会が創造されるでしょう。
同じことが宇宙全体のレベルでも起きつつあります。
地球はこの銀河系と宇宙におけるきわめて重要な図書館のひとつで、そのために、展開されるドラマも大きな規模になります。
地球が大きな変質をとげていくとき、地球の住民の霊的な総和が地球の大変化のプロセスのメッセージを伝え、波動となって宇宙全体に波及していき、この宇宙の2極性に参加しているすべての世界に、大きな転換をつくり出すでしょう。
あなた方はプレアデスやその他の星からきている存在であるという、より大きな展望を持って欲しいと思います。
あなた方が責任感を強くもち、勇敢で、楽しさを愛する人間になるようにインスピレーションを与えたいと私たちは意図しています。
あなた方とプレアデスとのかかわりは、現在あなた方が思っているよりもずっと壮大で、複雑で、包括的なものです。
あなた方が自分の系譜を思い出し、はるか古代にまでさかのぼる真理を発見してほしいと思います。
続く・・・