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天空を飛翔する町、エノク

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2008/11/17(月) 午前 8:11

天空を飛翔する町エノク

 聖書を読むと、しばしば死せずして天に取り上げられた人々を見つけることができる。彼らはなぜ死を免れたのか?そして、そこにはいったいどんな意味が含まれているのか?不死の聖徒たちは皆神に選ばれた人々であり、死を克服した人々である。彼らの初穂ともいえる聖人が、世に奇人として知られるエノク、その人である。エノクはアダムから数えて七代目の子孫であり、その行いと信仰が義と認められたため、生きたまま天に召されたとされる。
 
 エノクは三百六十五年生きた。エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった(創5:23-24)。――これだけを読むと、まるでエノクが忽然と神隠しにあったかのように感じるが、そうではない。エノクは天空を飛翔し、神の御許にまで取り上げられたのだ。信仰によって、エノクは死を経験しないように、天に移されました。神が彼を移されたので、見えなくなったのです(ヘブ11:5)。――案外知られていないが、エノクが天に召されたのには理由があった。天界の構造と宇宙の真理、そして何よりもカッバーラの奥義を授かるために天に昇ったのである。
 
 カッバーラとはユダヤ密教、すなわち一般のユダヤ教徒たちには、その神聖さゆえに開示を禁止された深遠の教義である。伝説によれば、人類史上最初の預言者アダムから次代の預言者たちへ、連綿と口伝のみで継承されていったという。だが、エノクが得た教義は預言者のカッバーラを遥かに越えた、まさに絶対神自体が保持する深奥部分のカッバーラであった。それゆえエノクは地上での生活を許されず、そのまま神の書記となったと伝えられる。エノクは天界で得た叡智を数百冊もの書物に書き記し、後の人類に知恵を与えるため、それらの多くを地上のある場所に隠した。

ヘルメス・トリスメギストスが遺した叡智の建造物エメラルドタブレット。
ヘルメス・トリスメギストスの正体は預言者エノクであり、
彼の残したエメラルド・タブレットの正体は現在ギザに屹立する大ピラミッドに他ならない。

 また、彼は巨大な神殿であるピラミッドを建設し、カッバーラの奥義を構造で伝えるさまざまな仕掛けを施したとされる。すなわち、現在ギザの丘にそびえる三大ピラミッドは、クフ王の墓などではなく、ノアの大洪水以前にエノクが建てた絶対神ヤハウェの神殿なのである(詳しいことは、別の機会に)。大ピラミッド内部にも多くの聖典が隠されたと推測されるが、おそらくは預言者ノアが箱舟内部に持ち去ったと考えられる。聖書には、よく知られた表の正典とは別に、『聖書外典』『聖書偽典』なるものがある。一般に、外典・偽典を総称して、ギリシア語では『アポクリファ』と呼ぶ。
 
 エノクは絶対神との会見後、身を変えられることになる。これは彼が肉体的な死を克服し、ミカエルやガブリエルなどの大天使と同じ、光の更新体を与えられたことを意味する。すなわち、エノクは生きながらにして天使に召命され、つねに絶対神の御前に仕えることになったのだ。主はミカエルに言われた。『エノクを連れて、地上の衣服をぬがせ、よき香油を塗り、栄光の衣服を着せなさい』(「エノク第2書」第9章)。――栄光の衣服とは勝利者に与えられる光の衣のことであり、伝説によれば知恵の木の実を食べ、楽園を追放される以前のアダムとエバが着ていた衣であるという。しかし、これはあくまでも象徴であり、実際には衣ではなく、絶対神から与えられた不死の体(永遠の領域での永遠の命)を意味する。
 
 更新体は、いわば肉体と復活体の中間に位置する身体であろう。それは肉ではなく霊によって生かされる身体であるため、霊性が高まると体の一部もしくは全体から光が発せられる。また、更新体はこの世の肉体的な苦痛(死や病、負傷など)を一切受けない状態に造られている。するとミカエルはわたしの衣服をぬがせ、わたしによき油を塗った。その油は見たところ偉大な光をしのぎ、油の質はよき露のようで、その香りは没薬の香りのようで、その光は太陽のようである。わたしは自分自信を眺めた。すると栄光の天使と同じようであって、外見の違いはなかった。(「エノク第2書」第9章)

小ヤハウェの異名を持つ大天使メタトロン。メタトロンの正体は変容した預言者エノクだ。

 天使と同じ肉体が与えられたからといって、別に翼が生えたわけではない。そもそも、翼は天地を行き来する仲介者としての象徴で、天使には翼などないのだ。このことの詳しいことは別の機会に説明したい。ミカエルが塗った油とは、象徴であり、実際の油ではない。実際、聖霊も心に注ぐ油として象徴されることがあり、ここでいう油とは神の霊である特殊な光(=プラズマ)であると考えられる。すなわち、光の衣を着せる=不死の体を与えることを意味しているのだ。
 
 その後、エノクは天界のあらゆる秘密とカッバーラの奥義を授けられる。そして、神の意志により、一度地上に帰還することを命ぜられるのである。それはメトセラやノアをはじめとした子孫に、天界で得た知識を伝授するためでもあるが、なによりも大洪水後の世界に知識の書を残し、巨大なピラミッドを建設するために地上に降ったのである。そのため、エノクは後世、神の叡智を極めた者として崇められることになり、西欧神秘主義ではヘルメス、もしくはエジプトの知恵の神トートと同一視されることになる。

◆天空の城ラピュタは実在した!

 エノクが人々に語っていたときに、主は地上に闇をおくられた。そして闇となり、闇はエノクと共に立っていた人々をもおおった。すると天使たちが急ぎ来て、エノクを連れ去り、上の天に上げた(「エノク第2書)第18章)。闇とは宇宙の99.9999%を占めるプラズマのことを指す。ただし、可視光線を出す光プラズマではなく、逆に吸収する暗黒プラズマである。この記述は、エノクと聖徒たちが大規模なプラズマに包まれるや、聖なる都が地面ごと天空に引き上げられたことを示しているのだ。プラズマによる物体移動は、アメリカが密かに開発しているプラズマ兵器実験によっても証明されている。プラズマで物体を包み、電磁波の交差ポイントを移動させることで、遠隔操作する研究をしているのだ。
 
 プラズマ発生装置を機体に搭載すれば、地球製UFOの開発も可能となる。(実際、アメリカ製UFOはすでに完成している。)まだ、物理学的には否定されているが、プラズマに包まれた空間は完全な慣性系が保たれることが判明している。すなわち、内部空間は加速度や重力などの物理的な影響が一切かからないばかりか、急加速や急停止、直角ターンしても、立てた鉛筆一本倒れない完全な静止空間が保たれるのだ。エノク書の次ぎの記述を読むと、光プラズマと暗黒プラズマが時間差こそあれ表裏一体として出現していたことが判明する。
 
 エノクの町の昇天は、時期的には約5000年前であると考えられる。NASAの研究者たちは、太陽の活動に大規模な異変が起こり、史上最大の磁場拡大が引き起こされたのが原因であると推測している。実際、太陽のプラズマ大気圏は少なくとも木星までの宇宙空間を満たしており、地球は太陽のプラズマ空間にスッポリと包まれているのである。その日、地球は強烈なプラズマ流の直撃を受け、太陽と地球の地磁気が交差した結果、凄まじい磁気嵐が発生した。そして、光と闇の雲がエノクの町を包みこむや、両天体をつなぐ巨大なプラズマ・トンネル通過し、そのまま太陽に向けて飛翔させたのだ。
 まさしく、宮崎駿監督が大ヒットさせた劇場版アニメ『天空の城ラピュタ』そのままである。

エノクの町は、現在でも太陽大気圏内の亜空間領域を浮揚しており、衛星のごとく太陽の周りを公転している。町の住民は皆不死の体を与えられており、末日におけるイエス・キリストの再臨時に多くの聖徒たちと共に地球に舞い戻ってくるという。
 
 天空にはエノクの町の住民だけではなく、失われたイスラエルの10支族(黙9:1‐5)や肉体を更新された天使たち(マコ8:38;ニテサ1:7etc...)、復活体を与えられた二人の預言者やその他の聖人(黙11:11‐12)、地上の災害を免れた数多くの聖徒たちが(マタ24:40;一テサ4:17)一同に集まることになる――。しかし、神は義人たちとだけは和らぎ、選ばれた者たちは護り、彼らには慈悲を垂れ、彼らはみな神に属する者となり、繁栄し、恵まれ、神の光を浴びることであろう(「エノク第1書」第1章8節)。



神が大洪水を引き起こして邪悪な人類を滅ぼそうとした時、唯一敬虔な信仰を保持していたノアと七人の家族を救うため、神はノアに箱舟を建造するよう命令した。ノアの箱舟は一種のシオンであり、エノクの町と同様、選ばれた生物にとっての救いの集合地としての役割を果たしている。エノクの町は悪徳に蝕まれた世界から聖徒たちを救い上げたが、箱舟は未曾有の大洪水からノアの家族と選ばれた動物たちを救い上げた。
 
 洪水は四十日のあいだ地上にあった。水が増して箱舟を浮かべたので、箱舟は地から高く上がった。(創7:17)
 
 エノクの町は火(プラズマ)により天に上げられたが、ノアの箱舟は水により天に上げられた。両者の違いはただそれだけなのである。

 聖地そのものとしての救済が存在すれば、逆に堕落した町には町ごとの審判が下る。旧約聖書に記されたソドムとゴモラは、悪徳が蔓延しサタンに支配された邪悪な町と化したため、神の意図により町ごと焼き払われた。

http://blogs.yahoo.co.jp/horisusumu8/archive/2008/11/17


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