転載:misaのブログ
2016-11-10 06:00:04
「早く夢のリニア新幹線に乗りたいなあ。」そんな風に思っているあなたにこそ、今日の記事は読んで頂きたいです。。
JR東海のリニア中央新幹線は、モーターをマイナス269度まで冷却し、そこに電流を流して超伝導状態にし、側壁の磁石との間に生じる強力な磁力により、車体を地表から10センチ浮上させて走行します。
2027年には東京から名古屋まで、2045年には東京から大阪までが開通する予定になっています。
品川を出発すると、神奈川県相模原市、山梨県甲府市、長野県飯田市、岐阜県中津川市という中間駅を経て名古屋に到着します。
所要時間は、品川ー名古屋間をノンストップで最速約40分、すべての中間駅に停車すると72分かかる想定です。
一方、東海道新幹線「のぞみ」では、品川ー名古屋間は、最速約90分となります。
「おお!やっぱりリニアは速いなあ」と思ったあなた。ちょっとお待ち下さい。
品川駅のリニア新幹線のホームは地下約40メートル、名古屋駅も地下約30メートルの所に作られる為、エスカレーターを使って地上に出る場合、所要時間は5~10分もかかるそうです。
ここで、「のぞみ」と「リニア」の名古屋から東京までの所要時間を比べてみました。
「東海道新幹線のぞみ」は、名古屋ー東京間の所要時間は約100分です。
一方、「リニア中央新幹線」の方は、名古屋ー品川間ノンストップで約40分。
さらに品川駅では、それぞれのホームがとても離れている為、乗り換えに約20分ほど必要になるそうです。
さらに山手線で東京駅まで約11分。
そして、地下までの昇降時間は、名古屋と品川合わせて約20分。
あれ?「リニア」と「のぞみ」、大して変わらないじゃん。。
それに重たい荷物を抱えて、こんなに移動するのは面倒ですよね。乗り換えの電車がなかなか来なかったりするかも。
新大阪駅から東京に行く人も、いちいち途中の名古屋でリニアに乗り換えるより、誰もがそのまま「のぞみ」にゆったり座って行く方を選ぶと思います。
何しろ「リニア新幹線」の方は、料金もすごく高くなりそうですから。
それに、トンネルばかりで真っ暗な「リニア」より、窓から景色を眺められる普通の新幹線の方がどれほどいいか。
さ、ここまでは一般的な比較でしたが、これから「リニア新幹線」に隠されたとんでもない素顔を暴いていきます。
① 莫大な工事費
都市部の地下は、地下鉄網が錯綜している為、地下40メートル以上の大深度トンネルとなります。
博多の道路陥没みたいになったら、と考えると恐ろしいですね。
さらに南アルプスの山並みを貫くには、氣が遠くなるほどの長いトンネルを、延々と掘り進めなければなりません。
当初5兆円だった予算は、10兆円になりましたが、さらに膨張して行くでしょう。
なぜなら、アルプス山脈に幾重にも重なる破砕帯は、一筋縄ではいかないからです。
映画「黒部の太陽」で描かれたように、黒部第4ダム建設では破砕帯との戦いで、異常出水が続出する難工事となりました。
100名以上の犠牲者を出し、工費は猛烈に膨れ上がる一方だったそうです。
今回のリニアも、見積もりの甘さが誰の目にも明らかです。
工事費が膨らんで喜ぶのは、工事を請け負うゼネコン業者だけなのです。
そして、膨らんだ工事費は、運賃となって跳ね返ってくるのです。
さらに、長大なトンネルの掘削によって排出される途方もない量の土砂を、どこに処分するのかも問題になっています。
工事の為、のどかな村道にダンプカーがひっきりなしに通る事にもなります。
実際、長野県大鹿村では、ボーリング調査の騒音に耐えられず、住民が移住しなければならなくなったそうです。
② 河川が枯れる
すでに山梨実験線の延伸工事によって、山梨県笛吹市御坂町では、地下水脈が枯渇し、水源が無くなる異変が起こっています。
トンネル掘削工事の現場周辺では、井戸水や河川の渇水・減水が相次いでおり、少なくても3箇所の近隣集落の水源が枯れたと言います。
南アルプスを横断するという事は、富士川・大井川・天竜川という三河川の下を一本のトンネルで貫くことになります。
現在、水枯れについて最も心配されているのが大井川だそうです。
トンネルの掘削中に地中の水脈にぶつかり、トンネル内部に地下水が染み出すことが河川の水量が減る原因です。
いったん枯れてしまった河川を元に戻す事は出来ません。
静岡のお茶の栽培にも影響が出るでしょう。
③ 大きな電力消費ー原発再稼動へ
リニアの平均電力消費量は、新幹線の3倍でも、ピーク時の電力は、新幹線の40倍だと言います。
リニアは、原発利権に群がる人々にとってはたまらなく美味しいものなんです。
柏崎刈羽原発は、大月変電所まで超高圧送電線を建設し、その時にむけて、着々と準備を進めているようです。
大量な電力消費は、ひいては原発再稼動に繋がっていくのでしょう。
④ 電磁波が乗客を襲う
国土交通省は「乗客は、リニアの座席位置で1万ミリガウス被曝する。」と公式に認めています。
電磁波は浴びないに越した事はありませんが、それでも人体に影響がないくらいの電磁波は、電気製品で1ミリガウスだそうです。
それが、3〜4ミリガウスに増えただけでも、子供のガン発症が増えるそうです。
それが、リニアでは1万ミリガウス!
安全基準の10,000倍です。
電磁波被曝による小児ガン発生を精査した疫学調査では、わずか5ミリガウスを超えただけで、
・小児白血病ー6倍
・脳腫瘍ー6倍
・悪性リンパ腫ー5倍
・小児ガンー5.6倍
と激増しているのです。
こんな恐ろしい量の電磁波にさらされながら、1時間もリニアに乗っているなんて、考えただけでも身ぶるいします。
車内で知らないうちに、MRIを何度も撮っている事になるのです。
精神に異常をきたす人も出てくる事でしょうし、電磁波過敏症になってしまう人もあるでしょう。
「リニアに乗ったら病気になる」
この事実を知ったら、リニアに乗る事が出来るでしょうか?
誰も乗らなくなってしまうと思います。
しかし、電磁波被曝の事を決してマスコミは公表しません。
なぜなら、JR東海はスポンサーだからです。
原発事故以前の東電とマスコミとの関係と同じなのです。
⑤ リニアには運転手がいない
中央指令室で遠隔操作をするそうです。
地中深部の暗闇で時速500キロで走る乗り物を遠隔操作だなんて、何かあった時はどうするのでしょう。
電気が遮断されるような想定外の事が起こったら、500キロで走る鉄の塊は、ひとたまりもないと思います。
電気に頼っていると、どんな危険性が潜んでいるか分かりません。
その点、東海道新幹線はこれまでほとんど事故がなく、最も安全安心な乗り物だと言えるでしょう。
⑥リニア破綻ーJR東海が「第二のJAL」に
海外でも、長距離リニア鉄道が実用化された例はないのです。
コスト高の割には需要が少なく、不便さもつきまとうからです。
さらに、自然破壊で失うものが多過ぎます。
そして極めつけは、電磁波被曝。
人口も減り、電磁波の被害が知れ渡り、リニアに乗る人がいなくなれば、巨額の富を投じたリニアは、粗大ゴミそのものになってしまうでしょう。
しかし、経営破綻となっても、JR東海はつぶせないのです。
第二のJAL化は必至です。
結局は、我々国民の血税が使われるのです。
船瀬俊介さんの動画がこれらの事を分かりやすく解説して下さっています↓
破綻への超特急 リニアモーターカーの大愚行 船瀬俊介
船瀬さんは、リニア推進の裏にアメリカの存在があると言います。
原発同様、無駄な公共事業に国費と我々の税金をつぎ込んで、国力をそいで、コントロール下に置こうとするのが目的だと。
彼らのやり方に騙されてはいけません。
従来の新幹線や飛行機で充分ではありませんか!
これ以上、便利さを求める必要はないと思います。
地球に穴をあけて、大切な川の水を奪い、処理しきれないほどの残土を出し、不必要な大量の電力を使い、私たちの健康をも奪う。。
自然は破壊されたら、もう元には戻せません。
そして、何らかのしっぺ返しが来るでしょう。
そうなった時には遅いのです。
それでもあなたは「リニア新幹線」に乗りたいですか?
ご理解いただけた方は、どうかリニア新幹線が廃止になるように、ご協力をお願いします。
リニアが危険な乗り物である事を、ひとりでも多くの方にお伝え下さい。
よろしくお願い致します。