時事通信 12/25(日) 20:48配信
【ソウル時事】韓国の週刊誌「時事ジャーナル」(電子版)は、次期大統領選出馬に意欲を見せている国連の潘基文事務総長が2005年と07年に計23万ドル(約2700万円)の裏金を実業家から受け取っていたと疑惑を報じた。
潘氏側は同誌の取材に「一顧の価値もない」と全面否定。実業家も「金を渡したことはない」と主張しているが、最大野党「共に民主党」は25日、徹底究明を要求。大統領選の行方に影響を与える可能性もある。
同誌によると、裏金提供の疑いが浮上したのは朴淵次・元泰光実業会長。潘氏が韓国外交通商相だった05年に20万ドル(約2350万円)、07年の事務総長当時には3万ドル(約350万円)を渡したと伝えた。
朴氏は盧武鉉元大統領の後援者で、08年に不正資金提供事件で検察に逮捕された。盧氏は09年5月、捜査の渦中で自殺。当時、検察は潘氏への資金提供疑惑もつかんだが、事務総長退陣を余儀なくされる恐れがあったため、伏せられたと同誌は報じている。
最終更新:12/25(日) 21:17