スティーヴ・ローサー&ザ・グループ「新しいマトリックス」
2006 年11月15日
〜 新しいマトリックス 〜
再配線するエネルギー・マトリックス
このメッセージは、先月の大きなテーマを扱ったメッセージと繋がっています。 (『再配線』参照 ) ここでザ・グループは、人間の配線がアップグレードすると、沢山のことが起こると言っています。エネルギーマトリックスは決して変わらないと説明しましたが、それは、新しいものが追加され、更新されることが可能のです。これには興奮します。旅を続けることで始まります。
大きな抱擁とそっと後押しをして
スティーヴ・ローサー
ザ・グループのスポークスマン
故郷からのご挨拶
わたしはなぜここにいるの?
皆さんは大変長い旅をしてここに座っています。長い道のりをやって来て魂としてこの場に居合わせたのです。この時空の魔法のような分岐点に。この時、地球上に今までと違う大切なことをもたらそうとしようとしています。しかし、それ以上です。皆さんが多次元の存在となってここに来てやろうとしていることは、皆さんが日常生活で経験することを遥かに超えています。皆さんはこのゲームボードの魔法使いです。以前のことをすべて忘れるためにベールを身につけ、ここにやってきた存在です。さあ、ちょうど今です。「じゃあ、何をしに来たんだ?」。それは大変大きな疑問で、あなた方全員が知りたいことです。
まず、最近お話したことに戻って申し上げましょう。皆さんの一人ひとりに再配線が進行しています。あなた方個々人の体内の結合の仕方が変化しているのです。大脳が事実結合しているのです。私たちの言っていることが正確には何のことかという問い合わせがこの番人(スティーヴ・ローサー)に殺到しているので分かりやすく説明しましょう。例えてお話します。
ベールは大脳の二つの葉の間に被されている
大脳には2つの部位があり、意図的に分けられたのです。そうすることで皆さんがベールを身につけ自分の正体である魂としての自分を見られないようにするためだったのです。自分のことを身体を持つ人間だと思っています。自分はスピリットの目覚めを探してきた人間であると考え続けています。実はその逆で人間を目覚めさせようとしているのはスピリットの方なのです。ここに至って皆さんは何をしにここに来たのかを考えようとしています。この答えを探そうとすると、大脳の二つの葉がそれぞれ違ったやり方と新しい方法でコミュニケーションを開始します。分かり易く言いますと、とても小さな線が大脳の両方にあります。そうイメージしてみて下さい。皆さんは、それをシナプス経路と呼んでいます。この経路でエネルギーが行ったり来たりしてこの大脳の二つの部位に運びます。エネルギーのインパルス(刺激)を送信して肉体にいながらスピリチュアルな存在のバランスを取れるようにするわけです。二つの葉の間で起こるこのエネルギーのやり取りは、魂が肉体の中で答えを見つけ出そうとするのを助けるのです。なかなか答えがつかめず考えあぐねると、肉体は新しいシナプス経路を築き、探す答えを見つけ出そうと活発に作動します。ハイヤーセルフに話しかけてスピリチュアルなコミュニケーションをしようとする時、大脳は新しく形成されたシナプス経路を使って繋がることができます。チャネリングする時は、数多くのシナプス経路が増えるのです。スピリットとうまく会話が出来るような人々は、実際新しいシナプス経路を瞬時に作り上げる能力があるのです。それは、実際には経路の数の問題ではなく、新たなコミュニケーションを開く新しい経路を活性化することにあります。だから、新しい経路を作り出すことは、皆さんができる素晴らしいことのひとつなのです。
アップグレードする光ファイバー
よく質問されました。「チャネリングを始めるにはどうしたらいいのですか?」と。ちょっと変わった答えを申し上げましょう。仕事に行くのに違った道を運転していきなさい。利き手を使わず歯を磨きなさい。右利き、左利きどちらかですが、利き足を使わないようにするのです。意図的にもう一方の足から始めるのです。その時に、シナプス経路が伸び始めるのです。このことは簡単です。シナプス経路を電線だと考えるのです。それで大脳の半球同士の通信が可能になります。そのような例えで言うと、皆さんの光ファイバー(視覚神経)が改良されつつあります。新しい光ファイバーはもっともっと光と情報を運びます。この新しい配線があれば、高次のコミュニケーションをするのに新しいシナプス経路だけしか使えない、ということはないのです。このことは繰り返し何度も皆さんに申し上げてきたことの基本です。今後皆さんが言う、チャネリングやスピリットとのコミュニケーションは当たり前のこととなるでしょう。皆さん誰もが常時そういう能力を身に付けます。しかし、大変少数の人だけが新しいシナプス経路を作って繋がることが出来ました。この新しい光ファイバーで問題ありません。そして誰もがスピリットとの内的な繋がりを発見するでしょう。このことが、私たちが皆さんを「ライトワーカー」と呼ぶ理由の核心です。それでも皆さんは、「光」の本当の意味について理解していません。皆さんは、光は太陽のエネルギーか、フォトンのエネルギーか何かと考えています。光は、本当にそれ以上のものです。光が一体何のことか、科学は表面をほんのかすった程度なのです。人類の再配線が進行している今、思ったより早くそのことが分かるでしょう。
(訳注)フォトン:光の量子(光子)。量子は物理量の最小単位。光子は物理量と電荷がゼロの素粒子。マックス・プランクが発見しアインシュタインらが発展させた。量子の発見は20世紀物理学に革命的な発展をもたらしたとされる。
百匹目の猿
この再配線のプロセスが続いていく時、それが皆さん一人ひとりに起きる時の、実際の効果についてお話しましょう。それは地球規模のシフト(移行)です。それはまるで、臨界質量に達し、百匹目の猿という説が現実になり始めたかのようです。大変近いうちに人間はどこにいても同じような反応を経験し始めます。勿論、意図的に行く手の波動を先導しようとする皆さんは、他の人よりもっとこの経験をしていきます。皆さんは最初にそこに居合わせることを決意し、他の人がついて来れるようエネルギーを設定したのです。したがって、すべてのパラダイム(考え方)を変えているあなた方は矢の先端にいるわけですから、一番その熱を浴びるのです。あなた方は孤独ではありません、親愛なる皆さん。そして皆さんのすることは知ってる以上に栄誉なことなのです。パラダイムはその先端にいる皆さん無しでは決して変化することはないのです。
そのような道を先導する勇敢な魂なのですよ、皆さんは。あなた方は光の働き手なのです。今後に来るものの先駆者なのです。あなた方は自信を持って立ち上がり、そのことを知るのです。たとえどんなに疲れていようと、時にどんなに疲れ果てていると感じようと、自分の身体を引きずりまわしているかのように身体が重く感じられようと、そのことを知るのです。事実皆さんは正しい時に、ここでなすべきことをしているのです。だからまず、大事なことをしている、そのことを知ってください。
エネルギー・マトリックス
前に申し上げたことを再度おさらいしてみよう思います。番人が『スピリチュアル・サイコロジー(スピリチュアル心理学)』を発行したとき、エネルギー・マトリックス(原盤)とエネルギー・スタンプ(瘢痕)の違いを説明しました。その二つが、魂が学ぶための主要な人生課題を持ち込んでいるのです。エネルギー・スタンプは、あなたに起こる出来事、または何らかのものが、あなたのエネルギーに刻印されたものです。刻印された時からずっとそれを持ち続けます。ポジティブかネガティブになりますが、そのことは問題ではありません。皆さんが経験することが人生の課題の遂行を可能にするのです。エネルギー・マトリックスは、皆さんが配線される仕組みを指します。それは、エネルギーが皆さんの場(フィールド)に入る際に最初に組み込まれる方法です。
例を挙げて説明しましょう。
番人は大変大変親しい魂の持ち主を友人にもっています。その友人の彼は、たとえ食品加工の工場で働いていなくとも、彼はいつも食べ物のことを考えています。彼の所に行って「1988年の感謝祭に家族が集まったときのこと覚えている?」と言うと、彼は「そのときは七面鳥とハムを食べたよ」と言うのです。彼はいつも食べることについて考えているのです。彼はそんなふうに配線されるのです。食べ物のエキスパートとして配線されているのです。皆さん一人ひとりは、何かしら違った風に配線されています。個人一人ひとりのエネルギー・マトリックスは雪片のように、同じものが二つとないのです。それはユニークです。しかし、似た雪片が時々あります。皆さんはグループとして集まる傾向があり、自分と似た他の雪片を引き付ける傾向があります。皆さんは自分のマトリックスとよく似た配線の人達を周りに惹きつけます。
エネルギー・マトリックスは決して変化しません。決して。マトリックスがそうであってもエネルギー・スタンプは、治癒されることもあります。しかし、エネルギー・マトリックスによって人生の課題(ライフレッスン)をマスターするよう経験することになったとしたら、エネルギー・マトリックスは、癒される(消える)ことはありません。なぜなら、マトリックスに悪いものはないのです。ただ、それをマスターするのみです。そのエネルギーを最も有効に使うことを学ばねばならないのです。
マトリックスの本質
皆さんはこの生涯で人生が変わる経験をしたのです。これがエネルギー・スタンプで人生課題を克服する方法です。エネルギー・マトリックスは前世から持ち越した単なるエネルギー・スタンプであることもあります。人生と人生の間(死んでから生まれるまでの間)で次の人生の7つのステージを完成させるプランニングの時があります。人生の第7ステージは、死んだ後故郷に帰ってから発生します。その人生で起きたことすべてを振り返るのです。自分を審判しない限りそこには判定はありません。何を今後持っていくかを決め、次の人生で何が人生の課題として役立つかを決めるのです。可笑しいところは、皆さんが「よい経験だけをするようにしよう」と考えることです。しかし故郷に帰ってきたとき、好い悪いという極性は跡形もなくなっているのです。そこでは、肯定的な経験からよりはむしろ否定的な経験からのほうがもっと学べるようだと理解するのです。だから、あなた方の多くがまだ否定的な経験を部分的に配線をして人生に持ち込むのです。このような魂の選択が、次の転生時の「エネルギー・マトリックス」を決めるのです。もう一度申し上げます。このような選択に間違ったことは何もないのです。何も治癒されることはないのです。何も変える(修正)必要がないのです。ただ、その課題をマスター(完了)するだけなのです。それは、あなたが選ぶ課題を最大限有効に活用するためです。だから、エネルギー・マトリックスは、他の人生から持ち越された数々のエネルギー・スタンプから出来ているとも言えます。
(訳注)人生の第7ステージ:故郷に帰ってから次の人生を設計する段階が人生の第1のステージ。第2のステージは魂として入り込む妊娠期間に相当します。順次人として経験し、死んだ後のステージが第7ステージです。
マトリックスの上書き
今申し上げたことに付け足しておきます。今後再配線が進むことによって、たとえエネルギー・マトリックスに変更を加えることが出来なくても、マトリックスに付け加えたり、上書き(更新)したりすることは可能なのです。皆さんは多次元的な存在に進化するために先ずこのことを行います。そして多次元の時空で他の人生を経験し始めます。それが、進化の次の段階です。番人ががっかりすることの一つが、一つの次元だけで生きている人に多次元について説明することだと経験で知っています。ひとつの魂が地球で実際に12人のあなたがいて、12の経験していると理解するのはとても難しいことです。皆さんは、別の自分を見ることはありません。別の自分は少し異なった波動で違った選択をし、しかも違う生き方をしているからです。皆さんが多次元的になり、新しい子供たちがこのような性質を備えてやって来始めると、何が起こるか分かります。まだ知らない残りのプロセスが分かります。一つの魂がこの地球でいろいろな経験をしている次元を移動する機会があるでしょう。
情熱のマトリックス
このような特質によって皆さんはここに何をしにやってきたかが分かり、どういう目的でやって来たのかをもっと簡単に分かるようになります。情熱が、新しいパラダイム(考え方)になります。知っていますよね。宇宙に対して最も気高い貢献をしていく時、その時が重要な地点にいるのです。皆さんが微笑んだり、大笑いしたり、この部屋の空気や、周りを変える時がその時なのです。それでも皆さんの殆どの方はそれが何かを知りません。情熱を持って経験しようとしてもすぐに、「情熱が何だか知っている、それでどう生活していくんだ?」と考えます。そうなる人もいれば、ならない人もいます。ここで理解してほしいことは、情熱を見つけ経験すること、そのことです。それで生活が出来れば素晴らしい。出来なくても、他の形で生活が出来ていきます。情熱を見つけ経験を積む時、残りのマトリックスが活性化し始めるのです。どうか、エネルギー・マトリックスは変化するものではない、そのことを理解してください。決して変化しないのです。しかし、あなた方のDNAが結合し始めていますが、以前にはそんなことすら知らなかったのですが、それと同じで、皆さんは、マトリックスを建て増ししたり、追加したりできるのです。
「ヒーラー、汝自身を癒す」謎
これらのことが動き出すと、自分自身に新しいことを期待し始めます。何が出来るのかを知るようになります。皆さんの殆どの方がヒーラーです。大人になって、殆どの方がこんなことを聞いています。「ヒーラー、汝自身を癒す」と。それは謎です。親愛なる皆さん。もしあなたがヒーラーならば、常に自分自身を癒すことが可能だ、そういう意味だと受取ったのです。その意味は、「説くことを実践しなさい」ということです。他の人の成長を導き癒そうとするなら、そのときに、自分自身の成長を願い、自分を癒すのです。私たちは、人生の課題を学習できるよう、皆さんにそのようにして魂を内に探すよう求めますが、本当のヒーラーは、通常、他の人を導くと同時に自分自身を癒している過程にある、ということを申し上げます。また、皆さんの多くの方が怖れの種を幾分か持ったままヒーリングをしているということを知っておいてください。この怖れの世界に踏み込むと、転生の度に持っていた、エネルギー・マトリックスの中にある古いエネルギー・スタンプが幾つか活性化します。かつて自分が火あぶりにかけられたことが分かるかもしれません。人々があなたの知識に恐れおののいたことが分かるかもしれません。人々はあなたのヒーリングを受けて良くなったけれどもそのことを頭では理解出来ずに恐れおののいた、そういうことが分かるかもしれません。人間は理解できないことだけを怖れます。理解すれば、怖がることはありません。それは、言わずと知れた闇と光のダンスです。闇を見ても間違いがないことに気づきます。光に至る機会なのです。同じように、闇―怖れは光がない状態で、知識がないのです。知る機会を逃した知の空間に怖れの種子を埋め込んで手放してください。自分の任務に踏み込むと、殆どの方がある程度恐怖の種を経験します。それは、光が欠如した幻想なのです。知識がないこと自体が問題になるのです。だから、知っていることを怖れるのは無理な話しですよね。分かりますか? 踏み出してください。そうすれば怖れの種は最早あなた方をブロックすることはありません。たとえ怖れの種を感じても、それが何か知らずにいても、それが何か理解していなくても、それに光を当てて自分のパワーの中に入り込むのです。それがあなた方がここに来てすべきことなのです。だからここにいるのです。
新しい地球市民
皆さんは地球上の人達と共に働くためにここにいます。お互いに教え合うためにここにいるのです。癒し癒されるためにここにいるのです。ここにいて無条件の愛を交し合うためにいるのです。皆さんは合衆国市民ではないのです。イラク市民でもありません。トルコ市民でも、サイプレスの町の市民でもありません。地球市民なのです。いろんな場所で育ち、違った衣服を身につけ違った言語を話します。全く違った信念を持って育ち、それでも皆さん全員は人間です。同じ質問には同じ解答を求めている人たちなのです。そのことを理解すれば、全ての暗闇は消えうせます。そこが今皆さんのいる段階です。皆さんは個人的にこの再配線のプロセスを怖れず進められるようにします。全人類が怖れれないで次のステージを経験するのを手助けできるのです。それはなんとも美しいことです。今こそ自分のパワーと運命の中に踏出す時です。皆さんは新しいエネルギー・マトリックスを生み出しています。自分の任務をマトリックスに上書きしているのです。それが他のレベルへと移行するのに役立つのです。多くの方が、イエス、仏陀、モーゼ、モハメッド、その他あらゆるマスターと呼ばれる存在たちを尊敬して来ました。彼らの殆どが部分的にベールを動かし、自分のエネルギー・マトリックスを目一杯見ることが出来ました。あなた方がこの再配線でしていることが、このことなのです。旅を楽しんでください。楽しんでください。地に足を着けることを忘れないでください。どんな生活のことでも間違うことなくバランスをとって行ってください。抱き合うことがそれです。他の人に触れることです。身体を感じることの意味です。自分の魂を感じることです。時間をかけて周りのものの美しさに関心を持ってください。普段はそれを見ても平気で通り過ぎていくのですから。皆さん、笑うのを忘れないでください。人生を深刻に受取りすぎているのを見たら、私たちは皆さんの背中をくすぐりに来ますよ。そして、これはゲームに過ぎないんだよ、と思い出してあげます。鏡をのぞき何度も自分にこの質問をしてみてください。「私の情熱は何か。何をしにここに来たのか。私の聖なる契約はなんだろうか?」。答えを受取るのを期待して、しかし、あなたの肩越しから素晴らしい笑いだけを聞いてください。それが私たちです。それが天使の言葉です。どうかそのことを分かち合ってください。完璧なタイミングでここにいるのです、だからそのことを知ってください。
私たちは皆さんが理解できないほど光栄に思っています。皆さんは惑星地球だけではなく全ての時空の全次元をも変えるという立派なことをしているのです。そんな皆さんを光栄に思います。あなた方はゲームボードのマスターです。あなた方の新しいマトリックスはすぐそこです。皆さんがやってきた故郷からまたご挨拶できて大変光栄に思います。
3つの小さな心覚えを申し上げこの場を下がります。お互いに敬意をもって接しましょう。事ある毎にお互いに育み合ってください。事ある毎にエンパワーメントの要素(E–Factor)を使ってください。これはゲームであることを覚えておいてください。よく演じ合ってください。
(訳注) エンパワーメントの要素:力を取り戻し自立して波動を高めるための要素。人の長所を探し自分が誰であるか発見する手助けをしたり、励ましたり自信をつけられるよう助けること。人のパワーを奪うのではなく自分のパワーに気づけるよう支援すること。
Espavo
The group