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世界はソフトランディング

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2016年2月6日

新しい世界は、緩やかに着陸

昨日今日だけでも、桜島の噴火や台湾の地震がありましたが、大地も人も、形あるものは皆それぞれの因果の清算を行い、省みる時それは確かにあり得べき返照です。歴史の節目は、鼎(かなえ)で捧げものをフツフツと煮込むように、良いも悪いも程よく中和し、万人が好むよい味に変わってほしいという願いが込められます。

今年の世界経済の見通しとして、世界の金融・経済の安定のため「通貨切り上げ」を一つの節目と考えたいと思います。年初めに11月には重要なことがおこると言う幾つかのメッセージがありました。2月5日のマイク・クインシーのメッセージによると“多くの人の期待は「通貨切り上げ」を今年中と見ている”そうです。

 ※「通貨の切り上げ」とは、経済の変動によって一定の相場を維持することが難しくなった場合、人為的に為替レートを上げる政策のことです。

もう一つ、新しい統治に向けてミヤンマーのアウンサン・スーチーさんの政権奪取が予定通りに流れ始め、これによって中国の政治の民主化(共産党一党独裁から多党政局に入ること)を実行する目安になったように感じます。政党の民主化と、民族の自治権がどのように纏まるか、その進捗がアジアの融和の大きな山場になりそうです。

また、アメリカも予備選挙も、ヒラリーさんトランプさんにしても、国民の常識とモラルがどう判断するかは明らかで、バーニー・サンダースさんのような社会主義者といわれる候補者の背景や政策に中国やロシアとの協調に関係あるのだろうかなどと憶測しています。それは国際金融政策上で、衰退するアメリカに変わって金本位制の新しい世界経済の中核に中国やロシア(金の保有量が莫大)になると言うニュースがあるからです。

 

バーニー・サンダースさん

重要なニュースで溢れ返っていますが、大切なことは、今まで闇に支配されていた通貨が、常識ある経済社会の基軸通貨に替わり、それが何らかの新しい評価基準で再生する準備ができていることです。それぞれの国の政治・経済、国際的協調に与える影響を考えると驚ろくほど全てが変わると言う印象です。

まさに、ソフトランディングのビッグ・ポイントです。そして、これから秋まで政治・経済に様々な混乱が起こります。その混乱に乗じるのは、目先の権力や利益に群がる人たちで、彼らは多くの問題を提起する役割をします。ソフトランディングの「通貨切り上げ」をしなければ世界経済が崩壊するという現実をつくり出し、世界革命でその崩壊を避けることができると言う宣伝をします。この考え方の特徴は「市民のみなさんをこのような優遇をします」と言う考え方です。世界の国々はこれらを古い仕組みは老朽化したことを証明する機会として活かします。

つまり、ソフトランディングの一つの目標を達成するには、すべての動きを生かすと言う考え方で、通過点の最高の結果をだす役割を持っています。

何が起ころうと、今年は見えざる実務レベルで、世界の金融・経済の安定のため、世界のすべての国が合意する「通貨切り上げ」が実現することに期待します。そしてこれは新しい金融経済のまだ始まりにしか過ぎないと言います。この始めの段階でさえ、地球市民の生活意識は著しく改善されることになります。

 


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