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シンプル・ライフ~悪習慣を観極める (前半)

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2015年12月31日

悪習慣というのは、それがどのようなもので、どう正すべきかと考えはじめますと、たちまち迷路に入ってしまいます。

正しい念、正しい意を保ち良き習慣を為すには、次のような時にどう意識するかで決まります。

人間の根本的な欲望を凌駕することがすべてに通じます。

まず、空腹時に空腹を思わない。

空腹の痛みは飢餓の仕業です。その証に多食は腹痛を伴います。

目で食べ、舌で食べ、念で食べることを日常としています。

これがまさに悪習慣です。

目で食べ、舌で食べ、念で食べることを日常としています。

この欲が生ずるのは、まさに「飢餓(きが)の魔(魔性の別人格)」によるものです。

目、耳、舌を正しく用いることは正しい念にあります。

悪習は、自分の敵手にして大敵です。

引き下がって懈怠(おこたる)すれば、それはもう自暴自棄の兆しとなります。

一刹那(瞬間)に怎麼(そもそもの意)の結果を生じます。

もし退縮すれば、数多の六賊を忽ちに生じて、錯誤、妄動の原因を為すことは明白です。

※六賊~眼・耳・鼻・舌・身・意の(六の感覚器官)を賊に喩えたもの。六根は色・声・香・味・触・法の外賊をいざない、貧・瞋・痴のの内賊を働かせる媒介となるところからいう。

飴一粒、菓子一片、茶水一杯を侮るのは、餓鬼の謀り事です。

天下を揺るがすほどの一穴です。

微細に観極めて、正意を決して断ずるべきです。

悪習慣を改める極意は瞬間にあります。

一刹那(瞬間)に怎麼(そもそもの意)の結果を生じます。

Deshi A  

 Blog   より転載

 

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