アダムス・セント・ジャーメイン パリ銃撃事件 Geoffrey Hoppe 2015-11-14
アダムス:I Am that I Am、私はアダムス・ソブリン・ドメインです。パリ爆撃事件について話してほしいということですが、先ず、私がセント・ジャーメイン伯爵だった前回の人生(1710–1784)の時は、長年フランスで過ごしました。フランスは地球で最も楽しい所の一つで、今は人間ではありませんが、今でも楽しい所です。私は今は、いわゆるアセンデッド・マスターですが、いまだにフランスの人々には深い愛を抱き、その土地に愛着を持っています。しかし、また、今回の事件は、フランスやヨーロッパに留まらない、地球規模の問題であることは知っています。
今日はその問題について話します。でも、私は一方の側に偏ったりあっちかこっちか的見方はしません。この悲劇が起きた後すぐにパリにいて、この事件に影響を被った人たちすべての人に慰めや愛とサポートを行っています。パリに集中していますが、それだけでなく特に恐怖を感じる世界中の人、また今どうなっているのだろうと思う人、犠牲になられた人たち、テロリストのみならずすべての人にエネルギーを注いでいます。私には、多くの天使的存在がついて一緒です。その天使的存在はかつて地球に生きた存在で、今はその存在たちは向こうの世界から人間たちを手出すけするアセンデッドマスターです。
ですから、はっきり言いたいのは、私はフランスを非常に愛しています。フランスのすべてです。また、今、他の存在同様、私はこちらで地球全体と人間の役に立つためにこうしてお話ししています。
リンダ(・ホップ):今年1月のセッションで、あなたは、2015年後半にあることが起きて、世界中のリーダーたちは地球の未来と本当の自由と平和について話し合う機会を持たざるを得なくなるだろうと言いました。1月にそう言っていましたね。
アダムス:人間だろうとなかろうと、出来事を的確に予言出来る存在はいません。私たちは流れを見ています。世界が進む方向性を見ているのです。だからその時に話したことは流れを話しました。その時話したことは、2015年は様々な出来事が次々と起こるだろと言いました。大きな出来事でなくても、人間にとっては非常にうんざりする1年になるだろうと。ほっと一段落したと思ったら、突然、今回パリで起きたようなことが起こり、突然それがスーッと引いていくと思うそばから、また別の事件が起こる。パリで襲撃が起こるだろうとは把握していませんでしたが、地球に大きな不安が起こることは知っていました。
基盤とする不安感は、地球全体の流れや自由を求める機運によって生まれます。世界中の人は目覚めつつあります。それでますます本当の自由を求める人が多くなります。しかし、同時に、その反動もあります。時間を逆行させよう、古い価値観に戻ろう、古いやり方に戻ろうとする者がいるのです。彼らは自分たちの自由も他の人間の自由も恐れています。彼らは人間が目覚めることを恐れています。だから、文字通り逆行することをして自由に歯止めをかけようとしているのです。
しかし、そこにはもう一つ重要な要素があります。新しいエネルギーとか新しい意識への移行期には、地球には非常に多くの権力闘争があります。強大な権力を求める動きがあり、皆さんの言うテロリストは、権力欲が要因になってこの事件を起こしただけでなく、力を誇示することが、権力維持の大きな方法・手段になっているのです。
しかし、最終的には、自由への欲求が権力へのあらゆる欲望を克服し、力にとって代わります。後、数年、あるいは数十年、世界は最終的に力は幻想であることに気づくようになります。権力は、人間の古いゲームです。今後の地球にその余地はありません。
リンダ:今回の事件は宗教戦争ですか?
アダムス:宗教同士の戦いを装っていますが、もちろんその分派がいますが、結局、もっと力を得ようとする以外、何の目的もありません。だから、宗教戦争ではありません。サーベルを振り回すやり方なのです。今回の事件は、皆さんが問題であると人々を煽り立て、リクルートするやり方であって、決して宗教戦争ではありません。
言われるように、戦争には、キリスト教、イスラム教、他の宗教など多くの宗教上の要因があります。今回パリで起きたようなことは、僅か10年前にも起き、100年前にも起きた古い事件です。更に、何千年も前に遡ることが出来ます。例えば、パリ襲撃は13日金曜日でした。この事件は、過去に起きた事件と極めてシンクロしています。700年以上前にテンプル騎士団に起きた出来事が、13日金曜日の元祖です。テンプル騎士団は、エルサレムを巡礼する人たちを盗賊などから守るキリスト教徒たちでした。それだけでなく、ローマ法王の権限の下にあったテンプル騎士団は、とてつもない権限と富を手にしました。
テンプル騎士団を嫌った王がフランスにいました。騎士団は比較的自治を有していたためにそれが気に入らなかったのです。だから、王は、ヨーロッパ各地で13日金曜日に饗宴を開いて騎士団を振る舞うという口実をつけて呼び出し、実際には処刑を行ったのです。
古い宗教的な出来事にはいろいろな経緯や条件、繋がりが重なって事件に発展しました。以来、13日金曜日は不吉な日と考えられてきたのです。ほとんどの人は13日金曜日の発端になる出来事を知りませんが、意識に残り地球の誤った思い込みになっています。なので、今回の出来事は、宗教に見せかけた非常に古い出来事が、再度現代に登場した出来事なのです。
リンダ:世界平和を祈る時ですか?
アダムス:大変いい質問です。今起きていることに気づく時です。自分が穏やかで調和することを意識する時です。ニュースで報道されることだけでなく、底流にある原因について気がつく時です。その底流にある要因は、極めてシンプルなことです。それは、自由になりたいという願いです。でも、その本当の意味を理解する人、本気で自由になろうとする人がどれくらいいますか? それと同時に、力という大きな要因です。
世界平和を祈る時かどうか、もちろん、向こうの世界の見方では、祈る人はいますが、何を祈っているのか、誰に対して祈っているのか、余り分かっていない人がいます。神に祈っているのですか? では、神は、地球の動きを逐一監視して取り締まっているのですか? 自分自身の問題について祈っているのですか? 犠牲者に対して心から気遣って祈っているのですか? 自分の安全を祈願しているのですか? だから、祈る対象については非常に大きな問題です。
だから、今聞いている人には、この件で自分のことを理解するようになってほしいと思います。自分の意識がどこにあるのか、何を理解しているのかを理解してください。今あなたに出来る一番大きなことは、自分に役立てることです。
それを聞いて、非常に奇妙に聞こえるかもしれませんが、自分の悟りを進め、自分のあらゆる面を調和し、肉体でいる時に悟りが起こるようにすれば、この地球の未来の可能性に根本的で大きな影響を与えることになります。地球が今必要としていることは、肉体を持って生きる、悟ったマスターたちなのです。この過酷で非常に重々しい3次元の物質的環境に神聖なエネルギーを持って来られた皆さんのような人たちが必要なのです。
地球が必要としているのは、グルでもなければ、説教師でもなく、スピリチュアルな教師でもなく、真に悟った人たちなのです。そういう人が、他の人の手本になれるのです。
パリの事件に巻き込まれた人たちの気持ちを理解して気遣うことや、世界中の人たちを大切に思うのは素晴らしいですが、本当に必要なのは、このような機会に自分自身、悟れるようになることなのです。
リンダ:もう一つ、このようなことが西欧諸国で起こる理由です。その一方、中東や他の国では、このようなことは日常茶飯事に起きています。でもそこが世界中の関心を集めることはなかなかありません。トップニュースになることもめったにありません。パリで起きた事件がどうして関心を集めるのですか?
アダムス:パリのようなところは、光の街、ロマンスの街、ワインと美食の街として有名です。世界中の人が知っている場所です。だから、決して偶発的に起きたのではありませんが、このような事件は、ある意味、注意を引き付ける街なのです。そこから世界中に衝撃波を引き起こし、人々をもっと意識させるのです。単になる日常生活や周りの世界に無関心状態でいるのとは違い、一瞬で、多くのことを知るようになります。それで、「自分は人生をどうしたいのだろうか?」と自分に問いかけます。人類の未来を考えて、「自分は何をしたいのか? どう変わりたいのか?」と思います。自分の中を深く見つめ直します。
だから、今回のような場合、テロリストは人々を恐怖に陥れ、人の喜びを奪い、人々を狭い世界に追いやろうとしますが、実際には、彼らの理解できない点は、このような事件で益々多くの人を気づかせているという事実です。善良な人たちをもっと善良にさせている事実です。立ち止まって、自分の家族の大切さを改めて考えさせ、「そうだ、自分には家族が大切だ」と気づかせているのです。周りを見渡して、「ここは自分たちの地球だ」と思い、周りの人を見て「皆、自由に値する、大切に思える人たちだ、豊かになってほしい、大事な人たち」と思います。
だから、実際には、恐怖を与え震え上がらせようとするテロリストの狙いは、それとは逆の結果になっているのです。益々本当のことを気づかせていくのです。
こうやって初めて気づくのだと言っているのではなく、テロリストがやろうとしていたこととは反対になっているということなのです。彼らは、街角から人々を締め出したり、人生を謳歌させない、宗教や精神的価値観がどうあれ、自由にさせないと思っていましたが、実際には、益々多くの人の関心をそこに引き寄せてしまっています。益々多くの人が最終的に自由を求める機運を高めてしまいます。
今地球で起きているのは、この自由への大きなシフトです。また言いますが、殆どの人が必ずしも自由を理解していませんが、心からもっと自由を求めています。
自由を抑圧し、狭い世界に閉じ込めて来た組織、機関、固定観念が変わろうとしている、それが地球で起きている大きなシフトです。それは、転換せざるを得ません。地球には悪党がいると言っているのではありません。人間は、そうやって長い時間をかけて成長してきたに過ぎません。しかし、今では銀行は古臭くなっています。銀行は、事実巨大な力を握っており、自由が世界中に流れるエネルギーを妨げています。
お金を分配しなさいと言っているのではなく、経済というエネルギーの流れをもっとオープンにするようなチャンネルを作ることについて話しているのです。その結果、少数の人間ではなく誰に対しても可能性が開けます。
今の銀行制度は非常に非常に古い制度です。30~40年前の技術革新と比べたら、銀行制度は、500,600,700年前のものです。現行の銀行は、実に12,3世紀のテンプル騎士団の時代、更にその前の時代に遡れますが、変わる必要があります。
地球で最も進んだ政治や政治制度でさえ、変わる時に来ています。本当に自由なシステムではありません。人は民主主義を口にし、自由に投票する権利を持っているので民主主義だと考えていますが、少数の人間によって極めてコントロールされています。賛成票を投じても、少数の者によって2,3のことしか決定されていないのが実情なのです。そのようなことが変わっていきます。変わる必要があります。陰謀があると言っているのではありません。人間の意識は、何世紀、何十年かけて、そうやって進化してきたということです。ビジネスは組織化され運営されています。ビジネスは素晴らしい仕事をしています。政治家が国を運営しているというよりも、ビジネスが国を運営しています。しかし、依然として収支が目的になっています。
ビジネス界も変化します。もっと環境や顧客を意識し、良質な商品によって貢献することを心がけるようになります。しかし、収支や株主への還元ばかりに目が向いている人間が多過ぎます。今後数年で、そういうことが変わっていきます。そういうやり方では上手く行かないことが分かるでしょう。収支だけに拘る企業は、思いも寄らないような問題にぶつかるでしょう。そういう企業は消滅するか、改めるか、そのどちらかを迫られます。
将来のビジネスは、当事者の利益だけでなく、地球全体に如何に貢献しているか、如何に自然を大切にするか、企業力を乱用することなく最終的に人が自由になれることに如何に関わるかを理解する心根があります。
リンダ:このような出来事は想像することが難しい程の出来事です。どうして起こるのですか?
アダムス:今、人間が暴力的になり、人間の命を軽んじ、ひいては自由を損なうことについて話しています。しかし、そういう人間は自分の主張を正しいと信じていますが、権力志向であり恐怖志向であることは分かりません。彼らは宗教という衣の下に隠れています。「アラーという神がこうしろと望んでいる」と言っていますが、そんなことは嘘であることは見え透いています。神は関係ありません。宗教で言う神とは無関係です。無神論者であろうと熱心に教会に通う者であろうと、神は全く関知してません。でも、権力の座にいて人々を支配してきた人間がいます。力や権力は彼らの生きる糧であり、宗教やビジネス、政治などの衣の下に隠れて何でもやろうとします。「これが神のご意思である」と言って正当化しますが、全く違います。
だから、彼らは、全体が見えない意識状態にあるので、暴力を正当化します。でも、こういうことは長く続きません。もうそういうことに耐えられない人たちがいます。そういう人たちは、武器を手にしてテロリストたちに立ち向かおうとはしません。そういう人がすることは、自分の中の意識を手にすることです。意識は考えや思い込んでいるものとは全然違います。全く違います。意識は、すべてを生み出す光です。意識はエネルギーを引き寄せ現実化する光です。意識は、今の瞬間、大きな数の人間ではなく、ある十分な数の人間や一人の人間によってもたらされる光です。意識は、このような暴力を許しません。
でも意識は攻撃的になることはなく、テロリストに戦いを仕掛けることもありません。意識の光は、言い争うこともなく、正そうともせずに誰に対しても強く輝きます。ただの可能性、光です。今回のようなケースの場合どうなるかというと、命を尊重しない、ただ力を求めるテロリストがいるとします。でも、彼らの中に光が射しこむと、パリ襲撃に当たっては、その光の意識は、内輪もめを起こし、内部崩壊するような行動を起こさせるでしょう。意識は、世界中を変える光なのです。
また、理解してほしいのは、意識は宗教ではなく、ニューエイジでもなく、精神性でもありません。意識は “I AM Presence”なのです。それは、完全な意識でありエネルギーを必要としていません、宗教も不要、お金も、何もかも不要です。気づきなのです。その意識が、日々、益々多くの一人一人によって地球に広がろうとしています。それが、地球を変えるのです。
このような事件で嘆き悲しみが溢れています。
向こう側にいる、いわゆる天使界にいるかつて人間だった私たちのような存在にとって、この出来事は大きな悲しみです。このような出来事が起こる必要はないことを知っているのです。無垢な命が失われました。私は、巻き込まれる人は誰でも何かしらそうなると決めていたという議論には賛成しかねます。そういう可能性があったにせよ、他の可能性も同時にあるというのが理由です。だから、このような無慈悲な出来事に遭遇する必要はなかったのです。
だから、向こう側の世界では悲しみがあります。でも、私たちは、自由のために尽くし、力は幻想であることを知っている人たちに惹かれます。力のあるところに力の悪用あり。私たちは、自分自身の力と意識(I AM)で人生を生きようとする人たちともっと密接に関わっていきます。
このような出来事は、今後5年、10年、続くでしょう。地球には実に潜在的な混乱が多くあります。宗教、ビジネス、政府はあまりにバランスを欠いて調和していません。支配と規制、欺瞞があり過ぎます。インターネットのようなものが、そういうことを表面化させます。これまでも、隠されていたものが表に出て来ました。だから、人々は、益々、権力の乱用やバランスを欠いた政治、戦争などに我慢できなくなります。
だから、奇跡が起こり一夜にして暴力事件がなくなるわけではなく、どういうことが多くなると、人間が本当に願っていること、求めていることに対する意識や気づきがもっと高まっていきます。権力とその乱用に対してもっと注意深くなり、世界中の人たちに「自由になりたいか?」という問いが発せられていきます。
それに対する返事は明らかなようですが、それは、「本当に自由になりたいか?その責任が引き受けられるか?」、他の人のせいに出来ないということです。あなた自身の過去を責めないこと。未来を恐れないこと。でも、未来に起こることは全く適切なことだということを知っていることです。あなた自身で未来を創り出しているからです。だから、「自由になりたいか?」という問題が出てくる時は、必ずしも明確に答えられるわけではありません。自由にはとてつもない程の責任が伴うのです。あなたは創造者であることを認める必要があります。あなたは自分の人生の創造者です。
だから、この問いかけが、毎夜毎夜世界中に迫っていきます。それによって人々はますます考え意識していきます。また、犠牲者でいたい人、犠牲者の役割を演じたい人は、益々犠牲者・被害者意識になっていきます。後、5年10年、もっと長い期間、自分が主人公であり主権者であり、自由があることを認める人たちと、宗教やビジネス、政治、被害者の名を借りて古い権力ゲームを演じる人たちとの間には、大きな隔たり、溝が生じるでしょう。
そこで、皆さんにお願いしたいのは、自分を優しく見るようになってください。自分の人生、自分のためになること見つめてください。地球にいる他の人や家族、地域ではなく、自分の人生で求めるものを見るようにしてください。いろいろなエネルギーが高まり、メディアがこの事件で色々なストーリーやドラマを持ち出してくる時に、この機会を生かしてください。恐怖のあるこの時を生かしてください。怖い思いがあります。飛行機に乗っても、映画館やナイトクラブに行っても安全だろうかと思います。この時に、自分を見つめて自分がやろうとしていること、人生で願っていることをよく考えてください。自分の中で発見するそういう光が、まさに、やがては地球を変えることになるのです。
以上、ここで幾つかの質問に答えられて光栄に思います。多分、今起きていることについて論理的に話しませんでした。事件についての根拠を示したりしながら筋道を立てて説明しませんでした。しかし、今皆さんは、素晴らしくもあり、また非常に困難な時代に生きています。
また、このような時でも、皆さんだけがいるのではないということ、他の存在や、皆さんが感じるように感じ、気づいている、似たような存在が地球にはいるのだということを知っていてください。天使的な存在が大勢いることを分かってください。かつて人間でいた私たちの多くは、暗い時でも、世界中に愛と思いやりをかけています。
以上、私は、アダムス・ソブリン・ドメインです。
Thank you to Geoffrey for channeling Adamus.
Please go to the Crimson Circle – http://www.crimsoncircle.com – if you’re interested in more information.
Thank you for being with us at this time.
Kryon - パリ銃撃事件を受けて - Lee Carroll