今月9月はユダヤ暦における大きな節目の月であり、13日のユダヤ新年から“解放の年”と呼ばれる「ヨベルの年」というのが始まります。
「テトラッド」と呼ばれる2000年ぶりの皆既月食と皆既・部分日蝕が続く1年半(2014年4月15日〜2015年9月28日)が終わるのも今月であり、これはユダヤ教の中では太古の昔から予言されていた「最後の審判の前の合図」であり、同時に“終末の世の到来”と“救世主の再臨”を意味する天体現象であります。
この「ヨベルの年」に救世主が再臨するのをユダヤ教徒は長く待ち望んでおり、そのためイスラエルのマスター・ラビのカニエフスキーは「安息年の終わりにメシアが戻るため離散のユダヤ人は9月12日までにイスラエルに帰還するように」という指示を世界中のユダヤ人1300万人に伝えています。
そして、ユダヤ新年の10日後には、すべての借金が免除されて罪が贖われるユダヤ教の中では1年の中で最も大切な聖なる日の「大贖罪日(だいしょくざいび)」というのがあります。
2000年ぶりのテトラッドの解放の年(ヨベルの年)における大贖罪日は、ユダヤ教徒の中ではかなり重要な位置付けとなっている日であり、9月13日がユダヤ新年なので、大贖罪日は9月23日の日本では秋分の日となります。
今月23日の秋分の日は、非常に重要な日となるでしょうが、偶然なのか必然なのか、この日にホワイトハウスでは、オバマ大統領とフランシス・ローマ法王が会見することになっています。
アメリカという国家を作り出したのは、フリーメーソンとも呼ばれる秘密結社であり、その中枢はサタン信仰をする過激なユダヤ教を信仰するユダヤ人集団とも言われていますが、オバマ大統領も隠れユダヤ人としても有名であり、サタン信仰が途中で乗っ取ったバチカンのローマ法王と大事な日に会見をするのは、何か大きな意味や意図が隠されているようにも思えます。
今回の文明の発祥から歴史の裏を動かし、少なくとも、この2000年間は地球を管理して来た人々の信仰の中心が終末思想であり、世界の終わりに自分たちが救われるには救世主の再臨が必要不可欠で、そのために最終戦争(第三次世界大戦)や人口の削減(生贄)も必要だと本気で考えているのだから困ったものです。
また、救世主の再臨には、ユダヤの神殿が必要であり、その場所が今は岩のドーム(エルサレム)としてイスラム教徒の管理下に置かれているのだから、これだけユダヤ人が動き出している今、エルサレムは何が起こっても不思議ではありません。
「では、この救世主とは一体誰なのか?何者なのか?」
当然ながらユダヤ教徒以外でも、救世主の正体が話題となって来ているのですが、その救世主が「日本人である」という説が各地で出てきています。
冒頭でご紹介した死海文書の「戦いの書」の中では、人類の中で「光の子」と「闇の子」の最終戦争が起こり、世界は大厄災に見舞われ、その時に2人の救世主が現れると記されています。
それが「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」であり、アロンのメシアは、古代ユダヤ人のモーゼの兄のアロンの末裔であり、現代のフリーメーソンとも呼ばれるメンバーの中から生まれるのではないかと噂されています。
一方の「イスラエルのメシア」というのが、いわゆる『ユダヤ十支族』と呼ばれる歴史から姿を消した古代ユダヤ人の末裔となります。
イスラエルの民は当初十二の支族から構成されていましたが、北のイスラエル王国(十支族)と南のユダ王国(二支族)に国が分裂し、紀元前8世紀頃、北のイスラエル王国はアッシリアによって滅ぼされてメソポタミアの捕囚とされてしまいました。
ところが、その後に突如十支族は歴史から姿を消してしまい、表の舞台にその存在が出てくることはなかったのですが、その一部が日本にまで渡来してきており、現代にまで繋がる日本という国の建国に大きく関わって同化していったのではないかというのが、いわゆる「日ユ同祖論」となっています。
そのため「十支族=日本人」という説が都市伝説のようになって日本でも話題となっていますが、これが単なる都市伝説や妄想でもなく、イスラエルという国やユダヤ人は本気で失われた十支族の行方を捜しており、1975年には十支族を調査する専門機関「アミシャーブ(Amishav)」が設立され、その機関が十支族の行方を辿って最終的にたどり着いた地が日本でありました。
日本にたどり着いた彼らが最初に調査に向かった場所は、八ヶ岳西麓の湖「諏訪湖」の畔にある「諏訪大社」でした。
古代イスラエルの礼拝所に“幕屋”という砂漠に立てる巨大なテントのようなものがあり、その大きさは縦5.4mで横18mの大きさとなっていますが、諏訪大社にある十間廊という建物は、幕屋と同じ大きさとなっており、東側に入り口があって西側の奥に本殿があるのも同じ構造となっています。
また、諏訪大社のご神体は「守屋山(もりやさん)」という諏訪大社の裏にある山であり、古代イスラエルのエルサレムの名称は「モリヤの丘(山)」であって、さらに諏訪大社の「御頭祭」というお祭りも聖書に登場する「イサク奉献伝承」とまったく同じ内容となっています。
さらに、毎年冬期になると諏訪湖が凍結して氷上に大きな亀裂が走る「御神渡」という現象とご神事がありますが、これはマタイ伝福音書題14章にイスラエルのガリラヤ湖を船で渡る弟子達とともにイエス・キリストが水の上を歩いてきたことの再現であるとも言われています。
これらの偶然の一致だけに限らず、諏訪地方には数多くの古代ユダヤと繋がりのある証拠があり、また諏訪地方の神社関係者の中には「我々はキリストの末裔である」と自称する方もいます。
その他にも日本という国の文化から言語、風習に至るまで古代ユダヤと類似するものが多く、これらの調査からアミシャーブの中では完全に「十支族=日本人」と認識されており、彼らは日本人を「イスラエルのメシア(救世主)」として期待しています。
古代イスラエルの民は、神のお告げで、北イスラエルの十支族がアッシリアに、南王国のユダが新バビロニア帝国に滅ぼされてしまう前に大切な「アーク(契約の棺)」を持ち出し、真の平和を構築するために「東方の日出る島」の新天地を求めてやって来ました。
「東方の日出づる島」は古代より、ヘブライの民にとって「天国」を意味しており、ヘブライ語で天国を「ミズホラ」と呼ぶので、日本の古名は「豊葦原(トヨアシハラ)ミズホの国」となっております。
イスラエルの地を離れ、約束の地を目指した古代ユダヤの民は、現在の四国の徳島にたどり着き、彼らは、アークを剣山に隠して、そこからヤマトを始めました。
ヘブライ語アラム方言で「ヤ・ウマト(ヤマト)」は「神の民」という意味になるともいいます。
今文明の最終章、世も廃れた世紀末になってくると「東方の日出る島から世界の蘇りが始まる」と預言されています。
スサノオの末裔である古代ユダヤの民が、再びヤマトの国へ舞い戻り、そのDNAの血脈と霊脈が現代の日本人へと受け継がれ、これから世の中の立て直しが始まります。
『アイカギ ゝ○ Θ コノカギハ イシヤト シカ テ ニギルコトゾ』(日月神示)
※イシヤ(石屋=フリーメーソン=ユダヤ人)
日月神示にも、世界平和を実現する鍵はユダヤ人(フリーメーソン)と日本人の和合にかかっているような記述があります。
テトラッドの期間、イサヤ(イエス)の足跡を辿ってイスラエル、マリア(ナザレ)の足跡を辿ってスペイン・ポルトガル、そして日本各地の巡礼の旅を続けてきましたが、今月の最後にご神事で訪れるのは日ユ同祖論の原点にもある諏訪地方となります。
今の日本人が、本当に救世主となるのかわかりませんが、自分自身も含めて少しでも日本の民が本来の地球人としての自覚とモラルを取り戻し、地球再建のために目覚めることを祈っていきたいと思います。
東方の日出る島から始まる世界の蘇り より転載