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・「水」はよく燃える

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   今の世の中、ちょとおかしいなと思うのは、ちゃんと真実が理解されていないのに、そのままで放置されているところがある。それは今の環境の問題もそうですが、現実という真実をしっかり理解して、その上でどうしたらいいかを考えていかなければならないと思います。

   そのことは「水」についても言えます。
   水は、実はよく燃えます。つまり水素と酸素に火をつけたらよく燃える。だから水は燃えるんです。ですが燃えるためには、熱を周りから奪っていって、水素と酸素を分裂する温度まで高くしなければならない。

   その温度は1200度です。
   水は1200度までは周りの熱を奪いますが、たとえば大火事になって、その中の温度が1200度以上になっているときに水をぶっかけたらどうなるか? つまり、一気に水素と酸素に分裂して、また結合することから大爆発が起きるのです。

   水は燃えますが、ただ燃え始めるときの温度が高い。
   だから火事になったとき、温度が高い状態のところに水を入れると、爆発して危ないのです。それが起こらないように消火器がつくられているのです。

一定の圧力をかけることで「水」が変化する

   スポーツで使う「酸素カプセル」がありますね。
   これは体に高圧をかけるというアイデアですが、多分に私の考えの影響が大きいと思います。これは潜水医学で考えられています。実は私が『太古の水』を研究し始める前に読んだ記事で、励みになった新聞記事がありました。それは私が25歳のころですが、ドイツで末期がんの患者さんたちに海中散歩させるという記事でした。

   深さは海底10メートルくらいのところですが、まず海中に入る前に普通の水を飲ませて、1時間くらい海中散歩させて戻って来るということを繰り返した。そうしたら、尿が沢山出るという現象もあった。そのときの海底10メートルという深さは、実は現在の気圧からプラス1気圧の状態です。つまり、昔の地球の表面の気圧と同じになるのです。ですから、そうするとその間だけは活性しているのかな、ということから考え始めたのです。

   あるとき潜水医学をやっている先生が、「例えば、病気を治したりするときに、体はどうすれば活性するのか」と言ったので、私は「加圧させればいいですよ」と話した。だけどあの時、私は何気圧とは言わなかったんです。その後、2気圧とか3気圧、5気圧まで最近売られるようになった。ですがそれはむちゃくちゃです。だから事故が起きたりするわけですが、本当は1気圧なのです。

   水の実験をしてみてわかったのですが、圧力を1気圧以上に高くしてしまうと、ちょうどいい反応が出ません。つまり金属と反応しやすい、あるいは不純物を追い出すという反応でなくなってくるので、そのためには1気圧がちょうどいいのです。ただ水というのは、圧力を抜いてしまうと、また元の不活性状態に戻ってしまう。それを戻らないようにするにはどうすればいいか、というのが私の研究テーマです。

   水を「1気圧、活性」で安定させるまでに、実は1年半かかります。
   この研究もなかなか大変でしたが、水を普通、何か機械や装置を通すだけでいい水になるといいますが、そんなに簡単なものではないのです。そこに必ず必要なものは、太陽の光です。ですが変化しないような状態に持っていく方法は、私の企業秘密ですが、おそらく、なかなかつくれないと思います。

   ですが同じような研究をしている、ハワイ大学の医学部の先生がいました。
   その先生がハーバードからハワイに帰って来てからずっと、私はハワイで彼を手伝っていたのですが、ある時、ブロッコリーのようなアブラナ科の野菜の芯などの固いところの細胞水をジューサーにかけて、がん患者に飲ませていたそうです。これは日本の青汁と同じようなものなのかなと思ったのですが、がんに変化があった。

   それで、その水をいろいろ調べてみたら、活性している水だった。
   だからそれと同じ水を探していたというんです。ですが活性している水も放置して圧力が抜けていくことで、一般的な普通の水に戻ってしまう。活性している水は、細胞膜の中に閉じ込められている状態だと言っていました。ですから本当は青汁の元のケールの汁を飲まなきゃいけないのです。汁を飲むことで活性水が入れ代わるということですね。

   で、その先生が調べていくうちに、私の水にぶち当たった。
   調べたら変化しない。なぜ活性したままの状態なのかと、非常に驚かれていました。たまたま私がハワイに行ったときに、その先生と会っていろいろ話したのですが、私の水に対してそのような理論が成り立っていたことに、こちらも非常に驚いた。つまり最先端では、すでにそういうことをやっていたのです。

   そういう意味でも、圧力を加えるというのは、ただ気圧をものすごく上げればいいというものではないし、上げすぎると体にはよくない。生命が誕生し、自然反応する微妙なラインというのは、プラス1気圧でもちょっと高いかなという感じなので、プラス1気圧弱くらいの圧力がちょうどいいです。

   私は今、海中にそういう保養所をつくりたいと思っています。
   病気になった人をそこへ入れておくのですが、その中はプラス1気圧で海の中なので精神的にもいい。もし末期の人がそこで生活するとどうなるか、細胞が再生したり、活性化するのかなと思います。

ピラミッドは王の墓ではなかった

   それにちょっと付け加えると、同じようなものにピラミッドがあります。
   ピラミッドには斜めに下りていく回廊がありますが、その中をずっと大きな石が落ちていって、途中で止まっていますね。そこから入り込んだ人間が泥棒していったのです。実は私が生死をさまよっているとき、体を離れて見て来たときに、あのピラミッド自体が気圧を高めている場所であったことを知ったのです。

   注射器をグーッと押して、ある一定の圧力になると止まるように、全部密閉してしまって斜めに落ちていった石の重みで止まるところが、プラス1気圧になるようになっているのです。「あの中にはプールとかいっぱいあるはずだ」と思っていたら、吉村作治さんによると、「発掘すればまだいっぱい出て来るし、お風呂みたいなものがある」と言っていました。

   昔の人々は、おそらくそのお風呂の中に浸かっていたんじゃないでしょうか。
   大洪水があった後に、自分たちのバランスを取り戻すために、そういうものを使っていたんじゃないか、という気がしてなりません。

   ともかく1気圧という気圧を固定して、変化しないように維持するのが難しいのです。私もかなり苦労したので、こういう水をつくるのは難しいです。ですが今は安定供給することができますし、やっとそこまで来ました。しかもそれが、いろいろなことに使えるということもわかってきました。

   たまたまハワイに末期のエイズ患者の人がいて、その人はもう流動食しか入らない。体に管が入っていて、メインの食事を摂る前に『太古の水』の1000倍希釈の白湯(さゆ)を管に入れ、その30分後に栄養素を入れるというのを三食繰り返していました。その結果、その人の場合、とりあえずエイズウイルスが見当たらなくなり、医者が調べたデータもあります。『太古の水』が効いたかどうかはわかりませんが、改善したことは事実です。それは本人も言っており、骨と皮だけだった人が正常になった。

   私は生物学者でもないし、ドクターでもありませんが、天文学をやっている以上、生命誕生の起源というものに興味があります。その起源の条件として、どういうメカニズムで生命が誕生したのか、というところまで知りたかったことから、『太古の水』に達したのです。

   これが、私にとっての研究です。
   ここから先は、この水を使って医療に役立つかどうか、あるいは生物学の研究に、その使用法をいろいろアレンジして使ってくださればいいと考えています。


      これがあの世飛行士の真骨頂!
 book『臨死体験3回で見た<<2つの未来>>』 木内鶴彦著 ヒカルランド


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