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二酸化炭素を生む化石燃料ではなく、太陽光エネルギーの時代

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      エネルギーという大きなテーマがあります。
   太陽エネルギーについてですが、今原発をやったり火力発電所をやったりしていますが、要するに何度も言うように、それらもただ単にお湯を沸かしてソノスチームでタービンを回しては発電していることに変わりはありません。問題はこうした方法が果たしてすごく効率がいいのかということと、環境に対していいのか悪いのかという話です。

   前述したように、長い時間をかけて地球の地面の中にしまい込まれた、動植物の死骸などいろんなものによって、石油や石炭ができてきたわけです。それによって結果的に、地球の二酸化炭素がだいぶ減ることになり、そういう状態になったところで私たち人類は誕生しました。

   ですからその石油や石炭を再び掘り出して燃やしていくならば、当然、私たちが誕生する以前の大気に戻ってしまいます。ということは、そうした環境の中で私たちが苦しむのは当たり前のことなんです。この点について指摘する人はあまりいないようですが、実はこういうバランスの中に地球があるのです。

   そして当然のことながら、太古の地球で放射性物質がほぼなくなったところで、生物の世界ができ上がっており、それが今現在の私たちの生活につながっているわけです。ということは、そういうものがどんなに便利なように思えても、それを掘り出してエネルギーとして使ってはいけないのです。

   便利で安いし、掘ればあるからとか、そういう問題ではない。
   それは使ってはいけないのです。それによって私たちが誕生した以前の状態、環境に戻してしまうのです。私たちは知的な生き物でありながら、そこのところの知識は大きく欠如していますね。

   地球の「栄養の流れ」をすべて忘れてしまうと、海の海溝に放射性物質を捨てるようなことを考えます。ここが汚染されたらもうおしまいですよ。そういうことを今の科学者が知らないはずがないんです。つまり、地球の環境を破壊して、人類が存在することはあり得ない。

   それで私たちが考えているのは、今ある問題をどうするかということです。
   原子力発電所をやめさせることができるかという話ですが、どうやら日本はやめさせることはできにくい。しかも火力発電所を増やすことによって、もっと性能のいい原子力発電所をつくりましょう、というのが今の政府の意見ですね。

   そして、自然エネルギーの研究をしている人々の研究費を全部、2014年3月にそちらへ持っていってしまった。だから我々のような研究者には、研究費は回してもらえないことになった。

   ただ、福島第一原発で失敗したから、東電を潰すというのが果たしていいことかどうかなんです。どういうことかわかりますか? 東京電力を潰したとなったときに、そうすると国がすべて責任を負わなければいけないし、国がそれを代償しなければならない。そうなると、これは企業責任としてのモラルの問題で、それをせずに全部国に任せればいいということになってしまうわけです。

   そうではなくて、企業責任は企業としてちゃんと持たせるということが大切です。ですから国がサポートするという形の体系は崩さないほうがいい。つまり企業というのは、それだけ重いことをやっているわけで、責任を負うんですよ。そういうことを私たちは理解しなきゃいけない。何でもダメになれば国に押し付ければいい、ということではなく、押し付けられたなら結局、私たち国民の責任になるわけで、税金が使われるということです。

   将来、私たちがいろいろと生じるであろう責任を取れる発電方法の一つが、太陽光発電です。それはタービンを回して発電するだけではなくて、太陽の光そのものをkつ要します。太陽光は光電子といわれる電子ですから、光を電子に変換させる技術さえ手に入れられれば、太陽光でけっこう発電できます。

   実際に、ソーラーパネルによる太陽光発電が行なわれています。
   ただその場合、ソーラーパネルをつくるのに使う電気エネルギー量を100としたら、ソーラーパネルが仮に10年か15年もつとして、その間に太陽の光を受けて発電し、回収できるであろう電気エネルギー量はほんの20%未満です。それにソーラーパネルがゴミになってそれを処理するときに、また100の電気エネルギー量を使うので、最終的には200という電気を使って、20しか回収されない。

   これはムダがあると思うのです。政府もそれに気がついたから、ソーラーパネルの処理は企業責任としました。そうしたらメーカーは、いっせいに作らなくなりました。ですから最近は、中国から買ったものしか使わないようになっています。

   繰り返しになりますが、私はソラーパネルの実験をしていたのですが、あれは太陽に向かってはいません。つまり固定してあるから太陽のほうに向いていないのです。また太陽を追いかけた場合、太陽からは赤外線も来るので、赤外線が当たると、熱に変わってしまうために電気をつくれないのです。

   だから赤外線ではなくて、太陽の光が大気に乱反射している乱反射光、紫外線だけを受けるようになっています。ただし、紫外線も電気になるのは90度の角度で当たるものだけです。朝、太陽が上がってきて白々したときに実験してみましたが、虫メガネで焦点を結んでソーラーパネルの面積に当ててやると、斜めから光が来るので電機の量が落ちてしまいます。つまり、90度で光が当たらないと電気にならないのです。オパネルの面積にちゃんと同じように光が来るようにレンズで光を集めてやると、全部斜めから来るから伝記の量が落ちてしまいます。

   例えば、テーブルがソーラーパネルだとしたら、その面積の分の真っ直ぐ上から来る光しか電気にはなりませんが、明け方、太陽が上ってくるときには明るくなって、光の弱い紫外線が当たりますが、それでも電気は起きるわけです。それがどんどん太陽が上に上がっていって、太陽が真上を通るときに一番ピークになるのは当然です。ですが、斜めからくる光が電気になることはありません。それで斜めからくる光は電気エネルギーになっていないということがよくわかりました。

   ソーラーパネルを屋根につけている場合の最大のエネルギー量は、計算上知ることができます。ところがあるとき、その数値を上回ることが起きたのです。雨が降った後、ソラーパネルに水滴が残ります。つまり、雨が降った後にその水滴がレンズ状態になったんです。そうしたら、斜めから来る光も、水滴によって90度で当たるようになって、発電量がすごく増えたわけです。

   それを利用して、日本のNEDOとドイツの研究チームが、メガソーラーの上に、下が平らで上が丸いレンズをつけて発電してみたところ、約40%発電量が増えたのです。メガソーラーの面積で、普通の原子力発電所の炉心1個よりも発電量が多かったのです。

   福島第一原発の1基の原子炉の発電量を上回ったのです。
   つまり、世界一の発電量になった。これは世界一の発電装置であると新聞にも載りました。これは曇ったりすると厄介ですが、乾季の砂漠地帯で使えば発電量は大きいです。この場合、ただ固定しておいて、空に向けているだけで、まだ太陽を追いかけていない状態です。

   凹面鏡やレンズを使って太陽光を集めたり、焦点を結んだりしてエネルギー化するという方法は国際免許になっています。それを単体でやったり、いくつもの数のレンズを使って1ヶ所に集めるというのも特許になっています。そのエネルギーを使ってどういうことをするかという工夫も特許になっていますが、その特許は実は私が持っているのです。

   私の場合、太陽光に限定しています。
   日本の工業の知的所有権ということで、JETRO(日本貿易振興機構)がパンフレットをつくり、世界に向けて広告してくれています。ネット上で見ると、インターナショナル・パテント=国際特許になっています。それを使うと、太陽エネルギーを使っている限り、経費はけっこう安いです。発電量については、今度は太陽の動きを追いかけていくことができるので、違う話になってきます。(P.174に、木内式太陽光発電の仕組みを図で説明したものが記載) 

   マルチシステムで太陽光を追いかけて発電するというのがあります。
   それは太陽光を集光し、収れんするという特許で、それを集めてエネルギーとして活用できます。アイデアの中の1つには、ゴミを処理するというのもありますが、それも私の特許です。ネットで調べると、それらが国際特許になっていることがわかります。

   こういうものを提案していったら、すごい発電所ができると思います。
   実はこれは未来で見てきたもので、ある程度理解できています。つまりこれは未来では活用されているのです。それがわかっていなければ、私はこんなことはやりません。ですが、今のところどうやって作ったのかがわからない。こういうものになるというのは見てきたのですが、その中間の過程がわからないので苦労しているわけで、今、一生懸命に開発途中の苦労を楽しんでいます。


       これがあの世飛行士の真骨頂!
book『臨死体験3回で見た<>』 木内鶴彦著 ヒカルランド


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