2015年5月7日
AIIBは今までの金融経済システムがアジアにシフトした再生プログラムです。英国の世界支配を第一次世界大戦後アメリカにシフトした世界戦略、そして今、アメリカから中国へ、一見世界経済は大転換が行われているように見えます。地球市民が物質的豊かな生活を求め、金本位制を基礎にした貨幣経済を続けられる間続け、搾取できる間搾取し、権力を維持できる間維持しようとする幻の計画が進行しています。
日本はアジア開発銀行のアジアでの実績を背景にAIIBに協力しながら、まるで膨大な資金が背景にあるかのように存在感を示しています。アメリカもFRBやIMFの実質解体とアメリカ経済の衰退やドルの国際機軸通貨としての信用失墜を背景にAIIBに期待をしているかのように見えながら、米国・ロシア・中国の軍事協力で世界の大改革を監視しています。
AIIBとアジア開発銀行は、世界の改革のソフトランディングのクッション役となり、相互に消滅する関係に徐々に変化します。
世界的な物理学者の日常生活は、コーヒーを飲むにも、シャワーを浴びるにも、靴を履くにも一つ一つの行動を再検証し今までと違う行動をするそうです。しかも同じことが毎日変わるので、家族はこの変人を見守るしかないそうです。
世界経済が市民の経済に変わるには、私たちが日々の生活を見直し、再評価することに大きな意義があります。人間種の荘厳な存在意義を探求するために、日々の生活を心の教材に引き上げなければなりません。
人間種が心地よい生活環境がどうだったか思い出している間に、その歩みに合わせて幻の世界経済の喧騒は泡のように消えてゆきます。
Lonestar