2015年8月19日
日本がニュー・エル・サレムだと言われてきたのには、いろいろな物語があるからだ。まず竹内文書の超古代地図によると、地球の文明のへそは日本列島で、世界を統治していたのも日本からだったという。その根拠にシュメール文明や中国の超古代ピラミッド以前に世界共通の文明遺跡が多々ある。
関東の高尾山のある八王子市の地名も世界に派遣した8人の王子に由来するという伝説もある。日本の神道(かんながらの道)は時代時代の物語を受け入れた宮として伝承されている。そう言う意味では四国剣山の「契約の箱」伝説も現代と隣接したかなり新しい時代である。世界を統率していたことは、「天皇の巡行」という神事がいまの天皇の外遊に名残を感じる。
この5千年ぐらいの史実を上げてみると、中国中原に伏羲・神農・文・武・周公と続いて発祥した古代中国の文明の中で各時代の帝王・皇帝が東の海上に浮かぶ島(蓬莱島)を理想郷と見たフシがある。始皇帝は岐阜に、孔子も晩年に易をたて日本をおとづれる時期を占ったという。朝鮮人聖徳太子が五箇条之御誓文を持ち込んだり、鑑真和尚が唐招提に律宗の戒律を持ち込んだりして日本の綱紀を時代とともに再生した痕跡は歴然としている。
また、モーゼは能登に遺跡があり、失われた10部族が日本で出雲から伊勢など全国各地に散らばり、秦氏など様々な文化を継承している。キリストの足跡も極めて鮮明で青森県の三郷に墓地とイスラエル記念館がある。キリストの子孫も多くの名残がある。(キリストが日本にいた事と処刑されたことには今までの歴史観では矛盾があるが、明晰な答えもすでにある)ある重要な文化保存機関によると、モーゼの紋章は昔の海軍の日の丸で、キリストは今の日の丸が紋章だという。
いま兵庫県でソロモンの秘宝の発掘が進行している。四国にはイスラム教が聖地を構えているが、ユダヤ教はこれらの問題に対し歴史検証を続けている。
また朝鮮半島を経て日本への道教・儒教・仏教文化の伝承は、神々の啓示に基づいたものである。
第2次世界大戦の日本満洲進出は、ユダヤ国建設が目的であった。もともと中国初期の帝王湯王がユダヤ国を築いたのが中国史の始まりと言われ、客家もまたユダヤ商人に由来する。エルサレムが本来東アジアで建国を目指していたが、一説には中東に石油利権の軍事基地を設けるのが本当の目的だったという。ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の聖地がこの複雑な建国に絡んで混乱の原因になってきたのは、今の北朝鮮にも同じような要素を感じる。
最近中東でアメリカの弱体化に伴いイスラエルが崩壊した場合を想定し、旧満州の都市に五芒星の旗がひらめいたという。その東北中国の北の国境に今でもユダヤという名前のロシア領がある。おそらく今までの概念のニュー・エル・サレムは、もう興ることはないだろう。それは地球全体がニュー・エル・サレムになる時代になったからだ。
人類は、常に理想郷を創ろうと人間としての尊厳を持ち続けてきた。
その記憶には理想郷の理念が息づいている。ニュー・エル・サレムは、私たち人類の徳性という逍遙自在の中にある。人類は地球のそして宇宙のニュー・エル・サレム創造者であった。