2015年5月3日
多様で複雑な環境をある一点から観ると、とてもシンプルに捉えることができます。
それは、宇宙の原点、天地創造の始まりの一点に遡ってこの大宇宙の時間の経過とその営みを観察する方法です。一点の位置にいる空・無の存在としてです。
人類が生活している3次元世界は、もともと5次元・4次元と時間の経過とともに意識が低下し物質密度が濃くなった結果です。しかし3次元には4次元・5次元も同在しています。5次元にも4次元・3次元が同在しています。つまり陰・陽(+・-)界、物質世界です。
今人類が長い間の蜀霊世界から解放され、3~5次元の陰・陽界が消滅する過程、すべての生命が開放される過程に入ります。その前の準備段階として、3~5次元の一体化が始まっています。この一体化は個々の意識の浄化に起因します。
始まりの一点から観る、それは創造主の目で見ることです。母親の目で赤子を見るような理知の目です。
母親のため子供たちは親孝行をしようと旅に出ました。親の望みは子供たちの成長です。子供たちは志を抱いて未知の世界(天地が開闢され宇宙が一瞬にして創造された)に入りました。この出世にあたって創造主(母親)は子供が成長して無事に帰って来るよう、宗教の時代、ある秘密の宝ものを持たせました。
この宝ものが人類を成長させるための唯一の「鍵」になりました。なぜ秘密にしたか、なぜ成長の「鍵」になるのでしょうか。それはこの宝ものを手に入れた生命体は、成長・進化して創造主の許に還れるからです。
ここでまた一つ問題があります。なぜ宝ものを持たされたのに、つまり持っているのに、「この宝ものを手に入れた生命体は、成長・進化して創造主の許に還れる」とあらためて手に入れるような表現になるのでしょうか?
わかりやすく学校に例えましょう。3次元を中学に、4次元を高校、5次元を大学に例えます。中学までは問題なく進学でき、高校・大学は試験があるとします。今スピリチュアル世界で覚醒のエネルギーがまるで光の雨のように降り注がれています。人々はこの多次元世界を体得しようとしています。その日々の心構えが試験の結果として次元上昇につながっています。
この教育過程では、5次元の大学で学ぶことが最終目的ですが、大学で卒業試験に合格すると修練と準備期間が終了し社会に出ることになります。この例えでは社会が創造主で、母のいるふるさとになります。永遠の進化の過程です。親孝行を果たして母の許に還る「青い鳥」の物語、宇宙の拡大とあたらしい星が誕生する時です。
この物語の中で、母が持たせてくれた宝ものはどのような役割を果たすでしょうか。
母の許に迷わず帰れるように道筋を明らかにして、道徳規範の世を復活させます。歴史に隠されてきた「道すなわち真理」の探究をするために唯一不二の宝ものを携えてきました。
あなたのシンプルな命の物語です。
道 2015 より転載
道は須臾も離るべからざるなり 離るべきは道にあらざるなり
Dig:
分断された一つ一つを検証することは、さらに分断を生みます。できるだけマクロに物事を捉え答えが得られない領域に到達することが、神々の恩恵の中で進化とその創造の機会を活発にします。常に物事に固執・執着せず瞬間瞬間起きることを的確に観察する芸術的な生活を楽む・・・のはいかがでしょうか。