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マスターだけが、本当に奉仕することができます。
それ以外の人たちは未だ使用人に過ぎません。本当の奉仕は、(自分自身の主、あるじとなった)マスターにしかできないのです。そうではない人々は皆、使用人でしかありません。あなたはこれまでの多くの生涯で、どのくらい使用人として過ごしてきたのでしょうか?
どれだけの生涯で、(精神的眠りという)催眠の魔術にかけられ、本当はやりたくないことをやってきたのでしょうか? あなたは常に誰か他人の使用人でした。それはあなたの上司やさまざまな組織や会社、両親、あなたのアスペクト(欲望)、宗教、自分の信念など、本来があなたではない事柄に動かされてきたのです。あなたは長い間、こうしたことの使用人でした。
使用人はアジェンダ(行動的な計画、課題)、すなわち欲求を持っています。
つまり、彼らは何かお金や安心感のようなものが欲しいか、あるいは自分自身という「アイ・アム」を理解できなくさせる、信念体系のようなものを持っているかのどちらかです。
社会を見てください。
どのような都会の人々であれ、あなたの友人や家族を見てください。彼らのほとんどは使用人です。(つまり、彼ら自身ではない何かのために動かされているのです) そしてあなたも同じく、こうした使用人の椅子に長いこと座り続けてきましたが、それはあまり素敵な椅子ではありません。
マスターは、自分自身の「アイ・アム」性(私は私である)を理解しています。
自分もまた神であり、すべてが、あらゆるものが内側から来るものだということを理解しています。本物のマスターにとって、外側に存在するものは何一つ必要ありませんが、外側のエネルギーすべてと遊ぶことができます。そのすべてを楽しむことができますが、しかし欠乏や欲求がまったくないことからアジェンダ(計画、課題)がまったくありません。
ですから彼らは、目覚め始めた人間にそれについて話すだけでなく、本当に変化を起こしたい 人間に奉仕することができるのです。しかも奉仕するマスターは、まったく計画的な課題を持たないことから、思いやりに満ちた最善の奉仕をすることができます。つまり、奉仕することで良い気分になる必要はないし、奉仕することで自分には価値があると感じる必要もありません。それはただ、彼らに喜びを与えます。
そのことはマスターに、自らが歩んできた旅を、その山や谷、試練を思い起こさせます。そうした中で神性のさまざまな部分が進化してきて拡張し、喜びを発見し、自らの発見の旅を知っているので、奉仕にあたることはマスターに大きな喜びを与えます。
あなた方の多くが、他人を助けようとして、実は奴隷状態にありました。
そこに何か計画、欲求というアジェンダを混ぜ込み、他人の前で四つん這いになり、相手に対して腰をかがめていれば、どうにかネバーランドという天国への道が手に入るのではないかと感じていました。いま私がこれを持ち出したのはなぜかといえば、確かにあなたはマスター性に入りつつあるからです。
あなたは(あきらめと放棄という)「無の地点」の領域から抜け出し、マスター性に入ろうとしています。私が見たところ、あなたが他人に与える最大の贈り物は、本物の思いやりに溢れた、(それによって何かの欲求を得ようとする)アジェンダのない奉仕です。そのためにあなたはこの人生にやって来ることを選択しました。それが、あなたが残りの人生でやっていくことです。つまり奉仕するマスターです。
マスターは本来の自分自身と協調し、両者は完全に統合されます。
それはエネルギーへの反応の仕方を変えます。つまり、努力がなくなります。これは誇張ではなく、人生は努力がなくなり、流れていきます。それは本来がそうあるものであり、苦労や訓練という概念そのものが非常に古いエネルギーなのです。もうそれは必要ありません。
現在、地球上へは、何百というアセンションしたマスターたちが転生して戻って来ています。彼らは、2009年7月にトバイアスが転生して以降もやって来ているのです。それはまったくの奉仕として、あるいは楽しいバカンスを過ごすために来ているのです。彼らは他の人間たちに奉仕するために来ていますが、あなた方多くの人々と一緒にワークを行うでしょう。
あなたは多くの歳月をかけて、解放へ向けて多くの戸びらをくぐり抜けてきました。
自分は本当にここにいたいのか、そうではないのかと自問を繰り返し、それに取り組んできました。塞(ふさ)がれて行き詰った古いエネルギーを、解き放つ選択をしてきました。そして地球に留まる選択をし、私の話を聞きに来る選択をしました。あなたの次なるステップはマスター性、すなわち「アイ・アム」(私は私である)です。
マスター性に関して、いくつかの重要なことを話します。
第一にそれはとてもシンプルです。あまりにも単純なことなので、最終的に理解した時には、自分自身にいらだちすら感じるでしょう。そしてまず、人生という旅をそこまで難しくしたことで、自分に対して怒りを感じます。それから自分を笑います。そして自分がこれまで、どのようにあらゆるものを創造してきたのかに気づき、そこにある美しさに気づくでしょう。そしてあなたはもう、無意識に創造するような古いやり方には戻らない、と自分自身に言い聞かせるでしょう。
あなたは意識的で活気に溢れ、愛情に満ち、統合された創造者になります。
それはまったく、信じられないほどシンプルです。あなたが学ぶ必要はありません。祈ったり、瞑想する必要もありません。祈りとは、(誰かに与えてもらい、叶えてもらおうとする)「使用人」のためのものなのです。彼らはどこかの知らない神に仕えているだけであり、どこかの高位の権力に仕えています。
彼らは自分自身ではなく、自分の外側のあらゆるものに仕えていますが、それはそれでよいのです。それもまた気づきを目指しており、「故郷」という自分自身へ戻る旅路の一つに過ぎません。そしてあなたもまた、思い出したくもないほどの夥(おびただ)しい生涯で、膝(ひざ)をかがめ、四つん這いになって生きてきました。そしていまあなたはそこを超えて、マスター性へと「私は私である」ものへと入っていきます。
それは呼吸と同じくらいシンプルです。
大きく深呼吸してください。呼吸は肉体の現実に生命力をもたらします。呼吸は、すべてが愛である霊という意識体をあなたに思い起こさせます。呼吸は意識体に、あなたが人生を選択していることを伝えます。呼吸はあなたにエネルギーを導き入れ、あなたに奉仕させます。あなたがジレンマを感じている時、あなたが何らかの人間ドラマに入り込み試練にある時はいつでも、深く深呼吸をしてエネルギーを取り込んでください。
あなた方の多くの人々が、自分の表現を抑えつけて自制しています。
それは本当のあなたを見られたり知られるのを怖れており、間違ったやり方で表現してしまうのではと怖れているからです。あなたにはまた、これまでの多くの生涯において、自分を表現してはいけないと言われてきた、何層にも重なる生涯があります。あなたは自らを抑圧してきたのです。
トーニング(異言ともいう。何かに意識を合わせて自由に声を出して、好きな音で歌ったり話したりすること)は、「アイ・アム」の表現を現実にもたらします。それにより、あらゆるエネルギーと素粒子が超補充されて、あなたに奉仕するために引き寄せられてきます。
アダマス・セント・ジャーメインからのメッセージ
『神性を生きる』ジェフリー・ホップ、リンダ・ホップ著 ナチュラルスピリット 抜粋