2014年12月 5日
奉仕すれば奉仕するほど見返りが多くなる社会
【プロジェクト概要】
Beneficiary‘s Personal Pension Fund (BPPF)のBeneficiaryの解釈は、聖なる仕事への報酬に由来し、ここでは天に代わって奉仕の仕事をする受益者への報酬という意味になります。
BPPFは、Mutual Aid Core(相互扶助の核)を創造(Create)するため、一元化された世界の財源及び全ての国が承認する資金管理母体(OPPT)と直接つながり、なおかつ個人が相互扶助の理念に基づき自己管理する基金です。今の政治・経済・教育・医療・福祉社会を根底から改革するには、このBPPF によって、まず個人の安心・安全が保証され新しい社会理念を確立し、その上で全人類の英知と創意で世界のすべての改革や宇宙の一体化を推し進めることが基本で、相互扶助コミュニティの金融経済システムと言えます。
本プロジェクトの基本構成は1996年に日本にもたらされた啓示によるものですが、世界の情勢が大きく変わってきた今、市民が直接世界の金融経済を担う第一歩となるようネットから発進します。 この機会が今後神々の助言と役目を担う方々によって、さらに充実した計画になってゆくことを願っています。
BPPFについては本シリースPersonal Pension Fund ~Part 7に概要モデルを掲載しています。まだ内容が荒削りなので、一通り提示してから再偏して掲載する予定でいます。
統治体の財源も、BPPFと同じように、一元化された世界の財源及びすべての国が承認する資金管理母体からダイレクトに統治体に賦与されることを目指します。
OPPTは世界の金融を大転換させ全ての資金の一元化を諮り、NESARAは、アメリカから始まり国家(統治体)と地域社会の安定と世界の国々の一体化を諮ります。そしてBPPFは、個人の尊厳と生活の安全・安心を守りながら人類と宇宙の一源化による進化を諮ります。この3つのシステムは一つのものです。そしてBPPFは和の国日本から発進されます。
【小さな政府 PFI・PPP】
PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、サッチャー政権以降の英国で「小さな政府」への取り組みの中から、公共サービスの提供に民間の資金やノウハウを活用しようとする考え方で日本では1992年に導入されました。
また、公民が連携して公共サービスの提供を行うスキームをPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携)と呼び、PFIは、PPPの代表的な手法の一つです。
非営利のネットワークが目指すテーマは、市民の統治機構も含めた全員参加型相互扶助社会です。あらためて呼び起こしていただきたいのは、現在の社会は完全な管理社会で、市民参加を立法議会制民主主義機構や資本主義経済機構という檻に囲い、さらに市民の不満のはけ口として非営利NPOやこのPIF・PPP機構が設けられるようになってきました。これがまさに時代の流れですが、巧妙にこれらの活動は抑制されています。
変革の時期を迎えた背景にはインターネットが急速に普及し情報公開が進んだことがありますが、支配戦略の思惑が外れてきた最大の原因は、自然破壊による温暖化や資源枯渇という、言い訳のできない地球環境問題の潮流によって目覚めた市民意識でした。
インフラ整備に莫大な国家予算を投じ、借金漬けにしてきた国家の運営が行き詰まり、クッションをあてがいながら、なお人類からの搾取を正当化する方策が「小さな政府」への取り組みだったのです。
しかしこれが統治体に市民が参加するチャンスに変わってゆきました。
地方が疲弊する状況を作り出した原因の一つに大規模なインフラ整備がありました。例えば、大規模な住宅団地を開発したとします。大手ゼネコンが工事を受け、大手住宅建設会社が住宅を建て、銀行が制命保険付き住宅ローンを設定し、政府はそれを促進するために低金利資金住宅金融公庫を奨励します。
つまり住宅購入者は生涯この膨大な借金を払い続ける仕組みで、地方自治体もこの開発によって建設された上排水や公園の管理を住民の税負担で永久に管理し続けなければなりません。つまり地方の個人・自治体の資産は中央もしくは海外に流失してしまいます。
政府は、次のように打開策を打ち出しました。「インフラの老朽化が急速に進展する中、「新しく造ること」から「賢く使うこと」への重点化が課題であり、今後は、民間の資金・ノウハウを活用することにより、インフラの運営・更新等の効率化、サービスの質的向上、財政負担の軽減が図られる事業についてはPFI事業を積極的に活用することを基本とする。」しかし、この政策も個人や地域を豊かにすることにはなりませんでした。
アメリカにイギリスでは、国の公共サービス(刑務所・学校・医療施設・福祉施設・・・)を運営権も含め民間に移行することが積極的に行われていますが、その点日本は公務員の天下りが目立つ程度で、まして小さな政府にはほど遠い状態ですが、実際にはまだ時期が熟していないと言ったほうが適切かもしれません。この間「小さな政府」問題は研究されつつあり、中国や北朝鮮の政局が安定する頃には「大掛かりな枠組み」が浮上します。
第一次的にはアジアシルクロード、南北アメリカ・アフリカ新幹線・高速道路構想など大型プロジェクトの理念が経済発展のスローガンとして発進され、人々は世界の枠組みの中に侵入します。この構想が実現可能かどうかは別として、次々と新時代の構想を誘発することになります。
愛や平和のエネルギーは爆発的な変化をもたらします。
このように「大掛かりな枠組み」は、アメリカから始まる統治体や金融経済の方向性、アジアにおける平和と共生の指針が、それぞれの国民に浸透する機会が連続的に行われるタイミングになります。
その時までに市民は、統治体の評価や監視体制について十分な準備を進めなければなりません。この数年のアジアの混乱期に、世界を一つの相互扶助共同体として視野を確保し、政府主導ではなく民間主導・市民主導による品格あるミーテイングテーブルの設置を早めなければなりません。
大きな枠組みを市民が監視して、地域レベル、非営利プロジェクトレベルの、人の尊厳を回復するプロジェクトが世界の枠組みをリードするほどの影響力を持つ段階になります。思い出してください。ガンジーがどれだけの影響力を持ったか。これからの個人は、あるいはパートナーは、彼をはるかに超えたリーダーシップを発揮します。マスコミも改新の使命を果たします。
非営利は営利(企業)の資金力とマネェジメント力を取り入れ、営利は非営利の公共サービスに近づき、非営利と営利は融合しつつあります。小さな政府はその成果であり、やがて小さな政府も企業も市民に奉仕する非営利組織に変わります。そしてNPOという法人格がなくともコミュニティの実態となり相互扶助社会を支えてゆきます。社会全体が奉仕社会に向かっています。
遠い理想を述べているわけではないことを知っていただくため、小さな政府を取り上げましたが、人類は階級制の中で自由のない属隷の歴史でした。その戦いの中で衣食住を整え、その僅かな豊かさを維持するため先人たちが作り上げてきた結果がまもなく実ろうとしています。今までに比べるとこれからはどれほど楽しみでしょうか。
いま生活している社会をネガティブに捉える前に、その陰に潜れて本物の、これからのための種がたくさん芽を出しています。もっと深く掘り下げると、そこに全ての人が参加できる素晴らしい世界が出番を待っています。
続く
事業決定しているシルクロード鉄道構想