プーチン大統領のスピーチ要約
2014/11/03 14:20
画像出典:YouTube:Putin at Valdai Discussion Club 2014 (FULL SPEECH)
転載元:日本や世界や宇宙の動向さんより
http://beforeitsnews.com/economics-and-politics/2014/10/alert-putin-world-war-is-inevitable-at-this-point-2470510.html
(概要)10月31日付け:
冬が近づくにつれて戦争も差し迫るだろうとプーチンは述べています。世界大戦は1800年代以前から計画されたものです。これは聖書にも記された終末の世界大戦です。
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ヨーロッパの一部では冬に必要な資源が底をつくため、冬が近づくと同時に戦争が差し迫る可能性があります。
最近になり、ロシアは北極の出入港禁止を命じました。これはロシアの宣戦布告を示しています。
ロシアは欧米とのゲームを終え、密談は行わず、真正面から対決すると宣言しました。
以下は、先日行われたプーチンのスピーチを要約したものです。
1. ロシアはこれ以上(欧米との)ゲームをする気もないし、つまらない密談をする気もない。しかし公明正大に協議が行われ両サイドに利益をもたらす集団安全保障協定を終結できるなら、ロシアは対談を重視し協定を結ぶ準備ができている。
2. 世界における集団安全保障システムは完全に崩壊してしまっている。国際的な安全保障を保証するものは何もない。世界の集団安全保障を破壊した集団がいる。それはアメリカ合衆国だ。
3. ニューワールドオーダーのビルダー(実行者)は砂上の楼閣しか建てられず失敗に終わった。たとえニューワールドオーダーが確立されるとしても、それはロシアだけによるものではないし、ロシアを除いて確立されるわけでもない。
4. ロシアは現在の社会秩序にイノベーションを導入することに対して慎重な姿勢を取りたい。しかし、どのように社会秩序を革新できるか、また、社会秩序の革新がいかに正当化されるかについての調査や協議を行うことには賛成する。
5. ロシアは、アメリカが世界中に築いているカオス帝国の濁った水域で魚を釣るつもりはない。また、ロシアは新たな領土を獲得するつもりもない。ロシアには既に広大な領土をもっており、領土の開発に力を注がなければならないからだ。
ロシアは過去に行ったような世界の救世主としての役割を果たすつもりはない。
6. ロシアはロシア独自のイメージで世界をリセットするつもりはない。また、他国が他国の利益のためにロシアをリセットすることも許さない。
ロシアは世界に対して閉鎖的ではない。しかしロシアを世界から孤立させようとする者がいるなら、彼らはロシアから痛烈な報いを受けることになる。
7. ロシアはカオスを世界に拡散したくはない。戦争も望んでいないし、戦争を勃発させたくもない。しかし、現在の状況では、世界大戦が差し迫っているとロシアは見ている。そのためロシアは戦争の準備をしている。ロシアは戦争を望んでいない。しかし戦争を恐れてもいない。
8. ロシアは、今でもニューワールドオーダーを確立しようとしている者たちをあえて妨害するつもりはない。ただし、彼らがロシアの国益を侵害しようとしたなら、ロシアは彼らを妨害する。
ロシアは頭の悪い彼らができる限り多くの困難にぶつかるのをじっと傍観していたい。 しかし彼らがロシアの国益を無視してロシアをニューワールドオーダーに巻き込もうとするなら、彼らは本当の意味での苦難を教えられることになる。
9. ロシア外交と内政は、グローバル・エリートらに依存するものでも、密談によって成り立つものでもない。ロシアの外交と内政はロシア国民の意志によって成り立っている。
10. まだ世界大戦を回避するニューワールドオーダーを確立するチャンスはある。ニューワールドオーダーはアメリカ合衆国を含む必要がある。しかしそれは世界各国が含まれる必要がある。アメリカの一方的な行為ではなく、各国の主権を十分に尊重しながら、同じ条件、国際法、国際協定の下でニューワールドオーダーを確立すべきである。
アメリカ合衆国が変革を遂げている最中に、このプーチン大統領のスピーチは世界の安定を支える様々な配慮がある。もう一国最近大統領選で女性大統領に決まったブラジルも、今後のバランスの取り方や発言に注目したい。世界の国々がアメリカの提案したニューワールドオーダーの活かせる部分を活かしながら次第に一つの方向に向かっている。