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アイーシャ・ノース・・・ニュー・ワールドの具現

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2014年10月29日

The embodiment of the New World

October 29, 2014 in Words of inspiration

https://aishanorth.wordpress.com/2014/10/29/the-embodiment-of-the-new-world/

親愛なる光のブラザー、シスター!

クレタ島での素晴らしい一週間の間、私は幸運にも何人かの人が自らの神聖なるパワーに足を踏み入れているさまを目の当たりにしました。その場に立ち会えることができて、とても素晴らしかったです。ここ数日の間、皆さんはここPONDで他の大勢の人々に加わりましたね。そして待っていた人達-永遠とも思えるほど長い間待っていた人達-私達が追いつくのを待っていた皆さん、先駆者として道を切り開き、私達全員にとって旅が少しでも楽になるようそのスペースをつくっておいてくださったことに感謝しています。

先週木曜日、ファイブ・ヴァージン教会のそばにある聖なる泉で行った儀式について、少しお話したいと思います。そこで私達はある男性に出会い、私達全員にとてつもなく大きなインスピレーションを与えてくれました。その泉は美しい場所にあり、巨大な古樹に守られていて、その樹もまた神聖な樹とされていました。というのも、かつてその樹に雷が落ちて樹は二つに裂けたのですが、どちらも生き延び、いまではポータルのような形となってそこが入口となり、泉の前に辿りつく道ができているのです。

そこは観光名所となっていますが、私達のグループがそこで儀式を行う間は静かで平和が満ちていました。前回のメッセージでお伝えした通り、私と姉は儀式を行うために何度も回を重ねて訪れたノルウェーの山岳地帯から集めた水と小さなクォーツを持って行きました。それまでやってきたワークはすべて、この瞬間のために行っていたとわかっていたのです。さらに二つの祈りの言葉を用意していました。一つは聖なるスペースを開くため。そしてもう一つは以前ここでシェアした、美しいマオリの水の祈りです。私の姉が水の入ったボトルを持って中心に立ち、他の皆は彼女を囲んで大きな輪になって座りました。私が一つ目のお祈りを読み始めようとしたその時、突然一人の男性が私達のところに歩いてくるのが見えました。彼は森の中から姿を現し、樹のポータルへと繋がる道を歩いていました。長い、流れるようなグレイの髪、そして髭をたくわえ、緑色の衣を着ていました。羊飼いの持つ杖のようなものを持っていて、まるで森の神様が私達の儀式に加わるためにやってきたようでした。彼を見た瞬間、この儀式に彼の存在は必然であることが私にはわかりました。そして、やはりその通りでした。

彼は輪に加わって腰をおろし、少し自己紹介をしました。彼の名前はトーマス1世ヴィナキス(Thomas I. Venakis) と言い、化学の博士号を持っていますがいまは退職していること。ここ17年間、彼は近くにある小さな村で教師をしていたので毎日この道を歩いていたこと。彼のご先祖さまは何世代にもわたってこの地で生きてきたこと。彼のお母さんは、この泉の傍らにある洞窟の中で彼を生んだそうです。彼はクレタ島の古代文化、特に伝統音楽を保護することに情熱を注いでいますが、母なる自然を限りなく愛していて、輪に加わったその人はまさにクレタ島のソウル(魂)と父なる地球が一人の人物として現れたようでした。

私が二つの祈りを朗唱した後、彼が優しくハミングしているのが聴こえてきました。そこで儀式に彼の声を添えてもらいたいとお願いしました。彼はパワフルな声で古代の聖歌を歌ってくれましたが、それは美しく、それまでに聴いた何よりも美しいものでした。彼の声を通してこの古代の地の振動を聴いているようで、彼の歌を聴いて純粋な喜びと愛に涙を流しているのは私だけではありませんでした。彼は私達のために、そして母なる自然のために、私達を取り囲んでいる聖なるスピリット達のために歌ってくれました。

私が持ってきた水を源泉に注ぎ、その中にホワイト・クォーツを置くと、私達は手をつないで輪になりました。トーマスが小さなカップに彼のハーブ・ティーを注ぎました。彼が野生のハーブを摘んで作られたものです。そしてこのカップが輪になっている皆に回され、それぞれ一口ずつ飲みました。その輪が完成すると、トーマスはもう一度そのカップにハーブ・ティーを満たし、もう一度、今度は反対周りにカップを回しました。にわかに私は、私達が飲んでいるのはまさに、この地のエッセンスそのものをこの儀式で祝福された水に溶かしたものであることに気づきました。こうすることですべてがとてもシンプルに、そしてとても深遠な形で結集したのです。

私達がそこで立っていると、若いフランス人家族が泉のところにやって来ました。一番年上の息子さんが私達の輪のところにまっすぐ歩いてきました。彼は私達の一人の脚の間から私達をのぞき見し、たちまち大きな笑みをうかべて自信たっぷりに輪の真ん中に入りました。彼の瞳の内にはそれは素敵な光が輝いていました。一人が、「ほら、私達と一緒に立っている、あれこそニュー・ワールドだね」と言いました。すぐに彼の母親も腕に小さな子供を抱えて輪に加わり、彼女の夫は神聖なる樹の周りを歩きました。私はこの喜びいっぱいに溢れる家族を見て、そしてトーマスを見て、彼らがニュー・ワールドの具現なんだとわかりました。この小さな家族は光でした。トーマスは何世紀にもわたってこの地に蓄えられてきたすべての古代文化と叡智の象徴であり、CC達がこれからふたたび明るみに出る、と伝えた「隠れた宝物」そのものでした。

私達が儀式を終えると、トーマスは私達を彼の家に招いてくれました。彼はその土地の恵みを味わわせてくれました。彼は自分の畑でとれた野菜、フルーツ、花、種子、ハーブ・ティー、ハチミツとタイムで作った自家製のラキ(お酒)などすべてを振る舞ってくれたのです。彼は限りなく寛大で惜しみのない人でした。彼がニュー・ワールドだったのです。この瞬間を待ち続けてくれた人。私達の中に、彼のメッセージを世に送り出すお手伝いができる人を彼は見つけました。クレタ島の音楽という宝物の山、彼はこの音楽があったので生きてこられたのです。その音楽について、そして皆が忘れてしまった、ありとあらゆる野菜やフルーツの昔からの品種についての知識も伝えられます。さらに、彼は教育ある科学者で母なる地球と深い繋がりを持っていますから、きっと彼は古さと新しさ、つまり科学とスピリチュアリティをあらゆる境界、あらゆる年代層を越えて一つにまとめるにあたり何らかの形で重要な役割を担うことになると私は確信しています。光を悟った彼のような魂はまだ他にもたくさん、たくさんいます。そういった人々は、私達が召集されて行おうとしていることに着手する準備を整えています。つまり、自らのパワーに完全に足を踏み入れ、知識と情熱を分かち合うために集まってゆきます。そうして私達は一緒にニュー・ワールドを築いてゆくのです。姉が指摘したのですが、彼の名前が完璧でした。彼は聖書に出てくる「疑いのトーマス」ではありませんでした。この儀式の聖なる重要性について私達にはあったかもしれない疑いの気持ちを、このトーマスはすっかり一掃してくれたのです。彼はあの日、何の予定もなく一人で家にいたところ、突然あの聖なるスポットに歩いて行かなければという衝動に駆られたそうです。そして彼は、これ以上ないほど神聖なタイミングで私達の輪に加わったのですから。

この一週間は数えきれないほどの瞑想や儀式を行い、これが完璧な締めくくりとなりました。それまでの瞑想と儀式はそれぞれに連続して積み重なってゆき、この聖なる泉の水を祝福し起動させるというクライマックスに繋がったのです。この翌日、雨と風、そして雷が全開したように起き、何時間も何時間もそれは続きました。私達は皆、これがパワフルな浄化と起動が起きていることを実感しました。私のビジョンでは、あの聖なる泉から水がさらに勢いとパワーを増して溢れてゆき、土地を流れて海へと流れ出し、それと共に刷新と再生のメッセージが送られていました。それはまるで、儀式の最後にイングリッドが私達に歌わせた、あの素晴らしい短い歌のようでした。あの場にいた皆さん、皆の助けによってこのような魔法のような経験になったことに感謝しています。そして私達にエネルギーを「同調させて」くださっていた他のすべての皆さんにも感謝しています。皆さんも全員、そこに存在していたように感じました。

永遠の感謝をこめて

アイーシャ

(翻訳:Rieko) 

           

 


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