2014年6月5日
Back From Lemuria 3 – Our New Life
6-5-14
http://www.suzanneliephd.blogspot.co.uk/2014/06/back-from-lemuria-3-our-new-life.html
サンディ:
アルクトゥルス人とのミーティングの後、ジェイソンは私をテーブルに座らせてグラウンディングのためにコーヒーを淹れてくれた。コーヒーを待つ間、私はテーブルに積み上げられた郵便物一つ一つに目を通してた。支払いもできない沢山の請求書、それに迷惑広告。目を通しているとジェイソンの法定代理人からの手紙があった。
その手紙はいくつもの転居先を転送されてきてここの住所に辿り着いていた。封筒を見て小切手が入っているらしいのがわかり、開けてもらおうと思ってジェイソンを呼んだ。彼はコーヒーを持って来て座り、正式書類らしきその手紙を開封した。
「あ、」彼が言った。「お金持ちだった叔父の弁護士だった人だよ。」
「お金持ちの叔父さんがいるなんて教えてくれなかったよね」 手紙を開けている彼をからかった。
「うん、あまり親切な叔父さんじゃなかったからね。でも誰に対してもそうだったよ。だけどとてもお金持ちだったから、いつも取り巻きはたくさんいたけどね。」
そしてジェイソンが目を大きく見開いた。深呼吸をして言った。「お金を僕に遺してくれてるよ。」
「よかった、」 私は言った。「じゃぁこの請求書の支払にあてられるね。」
「いや、」 彼は言った。「多額のお金だよ。このキャビンを買い取って、ちっぽけな仕事をやめても切り盛り次第では何年か働かないで生活できるくらいのお金だ。」
冗談言ってるわと思った私は大笑いして言った。「よし、お金持ちな職無しってやつね。」
「違うって、」とジェイソンは大声で言って手紙を私に手渡した。『冗談じゃないって。」
手紙を読んで倒れるかと思った。「うわ、こんな多額なお金、どうするの?」と言うのがやっとだった。
ジェイソンは私の手をとり、私の目を見つめた。「まず君と結婚しよう。1年間のハネムーンに行こう。四大元素達に会いにゆくんだ。」
ただ聞こえたのは「結婚」のところだけ。「結婚して!」私は喜びと愛をこめて言うと彼は立上がり、小さなテーブルをよけてこちらに来た。私を立ち上がらせ、目を見つめて言った。「僕の大切なサンディ、僕の奥さんになってくれますか?」
その瞬間の私の気持ちったら。その喜びと愛はとても言葉では言い表せない。ただただ私は頭で頷いて言った。「ええ、ええもちろん、イエス、イエスよ。」 しっかりと抱き合った。まるで一人になったかのように。そしてジェイソンは私を抱き上げ、新しい生活のスタートをお祝いするために私をベッドルームへ連れて行った。
ずいぶんの時間を過ごした。ジェイソンは起きて法定代理人に電話をし、お金を受け取るための手続きを手配した。市内に行って書類にサインをし、お金を彼の口座に、というかじき私達の口座になるんだけれど、送金してもらう必要がある。翌週はたくさん動き回ることになった。
まず、私達は法定代理人のところに行ってこれが本当かどうかを確認した。私達二人とも、これは私達のミッションを達成させるための「高次サポートチーム」からの贈り物だとわかっていた。だからといってジェイソンの叔父さんを死なせたわけではないけれど、このお金が私達の元にやってくるという平行現実へ私達を目に見えない形で移してくれたのだろう。
実際、このお金は私達の元に辿りつくのに6カ月もかかっていた。手紙の発行日がそうなっていたから。この6カ月の間に私達は大きな変化を遂げたから、お金が来たのがいまで本当に良かった。でなければ、うまくこんなお金を上手に使えたかどうかもわからない。
いまなら私達の頭の中はクリアだから、この新しく入ってきたお金の最高の管理方法を高次のガイダンスに相談した。まず法定代理人のところへ行き、それからお金を管理してくれるいい会社を探すことにした。きちんと管理してれば、これだけのお金があれば何年も生活することができる。といっても、ガイアの核から戻ってきた後もお金が必要だったら、の話だけれど。
私達の生活を再設定するすべての手続きは2ヵ月くらいかかった。その間に私達はシンプルな結婚式の計画もした。近所の友達を呼んで、我が家のキャビンで行うつもりで。そう、私達はキャビンを買い取ったの。それがいつも夢だったから。私達は一年間ハネムーンに行くんだってみんなに伝えた。そして実際、それは実現した。
私達の友達の一人がキャビンに住み、私達のいない間手入れをしてくれることになった。彼はガーデニングも大好きだから、裏の庭も手入れしてくれる。すべてはうまく進んだ。ジェイソンと私はわかっていた。このようにすべてが起きているのは、私達の友達が文字通り「高次域」にいたからだって。私達は瞑想にさらに力を入れた。新しい生活には誘惑があり、ミッションを忘れてしまうかもしれないってわかっていたから。
私達の高次元チームは瞑想の中で毎日一緒にいてくれた。マイトルとマイトリア、それにマイトリアンとアルクトゥルス人も常に私達とコミュニケーションをとってくれた。アルクトゥルス人がキッチンにやってきたあの日が私の、そして私達の新しい生活の始まりだってはっきりわかっていた。その次の新しいスタートは、いまのこの結婚生活。
友達の計らいで、結婚式の前夜は近くのホテルで過ごすことになった。ギフトを送るほどのお金は誰も持っていなかったので、結婚式のために皆でキャビンを飾ってくれることになった。友達の一人が、私達の結婚を法的に認める資格を持つ知人を呼んでキャビンに来てもらうことになった。
私達は結婚式までに一年間の「ハネムーン」をきちんと準備しておこう、と決めた。そうして新生活を創造する2ヵ月が終わる頃にはすべての計画が済んでいた。ついにすべての準備が整い、私達はホテルにいた。その間、友達はキャビンを飾り付けてくれた。みなとてもクリエイティブだから、すばらしい出来栄えになることは確かだった。
今なら山のもっと麓にあるもっときれいなホテルに泊まることもできたけれど、私達はここで作り上げた生活が大好きだったし、変えたくはなかった。私達は動物や森、空気、海などを守る環境のための基金を募るためにいくつかのトラストを始めた。ガイアの核で何が起こるか、私達にはわからなかった。ただジェイソンと私はいつも一緒にいる、それだけはわかっていたけれど。
それに、私達は友達にお金が渡るように遺言も作成した。私達には家族がいなかったから、友達に均等に分けられるようにした。ジェイソンは結婚する前からお金を私達の名義にした。彼の言うには、「僕達は一つ。すべては僕達二人の名義にするべきだ」とのこと。私はあまりにもハッピーで、夢じゃないかってずっと身体をつねってばかりいた。
「物理的生活はすべて夢ですよ、」 アルクトゥルス人が瞑想の中で知らせてくれた。ジェイソンと私は結婚式前夜のモーテルでベッドにもぐりこみながらこの言葉を互いに言い合った。結婚式前夜の夕食を地元のレストランでとった後、私達は部屋まで歩いて帰った。ビールを飲み過ぎたからか、大笑いしながらベッドに倒れ込んだ。「結婚する前に夫婦の契りを交わしてもいいのかな?」 ジェイソンは目を輝かせて尋ねた。私は長いキスで答えた。
翌朝、とても早くに目が覚めた。私達はモーテル近くの小道を散歩して同じレストランで朝食をとり、部屋に戻って結婚式に備えた。新郎と新婦は結婚式前は一緒にいてはいけないって知っていたけれど、離れたくはなかった。ウエディングの衣裳は持って来ていたので、衣裳も着て予定の時間に私達はキャビンまで運転して行った。
私はあまりにも幸せではちきれそうだった。幸い、ジェイソンも同じように興奮しているようだった。キャビンへ続く最後のカーブまで来ると、友達が我がキャビンの入口の扉の前に並んでいるのが見えた。みんなそれぞれに「晴れ着」を着て輝くばかりの笑顔を浮かべてた。
みな2列になっていて、私達はその間を歩くようにと言われた。玄関に着くと、付添い人が扉を開き、花嫁付添い人が家の中へ案内してくれた。家の中は素敵な飾り付けが施されていて、裏口の扉へと通された。私達が初めてスペースシップへと連れて行かれた、あの場所で結婚式を挙げようって決めてくれていたようだ。
それを見て、私もジェイソンも涙が溢れだした。こんなに素敵な友達を離れたくない!もう二度と会えないかもしれないのに?
「いまを生きなさい!」 私達の意識の中でアルクトゥルス人が言うのを二人で聞いた。こんなに素晴らしい「いま」はないのだから、私達の挙式を挙げてくれる素敵な女性の元へ案内される間私達は笑みを浮かべた。私達は友達を全面的に信用していた。彼らはこれ以上ない完璧な結婚式をもたらしてくれた。
式は素晴らしく、食事も美味で会話には喜びと笑いが溢れていた。そしてたくさんのハグ。最後に寝室にこっそり行って旅行用の服に着替える時間になった。旅行のために買ったバンにはたっぷり荷物を積んであった。いつもの車は、キャビンに住みこんでくれる友達に置いていくから。
いまなら私達には手の込んだ高価な結婚式をするお金もあった。けれど、これ以上ないほど完璧な結婚式だった。しかも無料でね。すべては私達の友達からの贈り物だった。彼らがすべて料理し、キャビンを飾りつけし、愛と笑いという一番大切なギフトを送ってくれた。
旅支度を整え、私達は皆とハグをした。皆でさっきまで笑っていたけれど、泣いていた。私達の結婚式を挙げに来てくれた女性もすぐに私達と仲良しになり、彼女も含めて皆が泣いていた。ジェイソンは出て行って車を前に停めてくれた。その間も私達がハグして泣いて。幸せだからだけど、少し悲しくもあった。そして私達は車で山を降りて行った。未知に向かって。
愛しい友達にまた会えるかどうかはわからなかった。でも、彼らのこともこの日のことも、私達のハートの中にずっと永遠では共にある。それはわかっていた。山を下りながら、古い生活は終わり私達は新しい生活を始めたんだなと思った。
スーより
こんな展開になるとは知りませんでした。私はこの物語を書くのが大好きです。書きながら、自分でも初めて読むんですからね。物語がどう展開するか、アイデアが浮かぶ時もありますが、書き出すといつもその通りに進むわけでもありません。このプロセスは日常生活でもよくあります。「いま」を生き、目の前にある「道」に身を委ねる時です。私達は皆、大冒険をしています。私達の内なる生に注意を向け、自己に耳を傾けると、その冒険が見えてくるのです。
翻訳:Rieko